パウロの書簡に対して人の作り出した非聖書的解説コメンタリーが生まれる原因 | "永遠の中から” 私たちは どこから 来たのだろう?

"永遠の中から” 私たちは どこから 来たのだろう?

何の始まりもない 永遠の時から
主ご自身のみが 存在していた
懐かしい 故郷 エデン

全く一つ、エハッドであるイスラエルの神
イエシュアの永遠の完了の業で、救われて
新しい人として生きる ヘブライ語原典聖書
からの発見記録

パウロの書簡で誤解されている箇所を書いています。

クリスチャンの世界で解説されている聖書に対するコンセプトは、神の言葉が歴史の途中で変わった、神の教えは人種により

異なるとする教えです。

 

救い主が来られた目的の1つに神が神の教え、言葉を神ご自身が終わらせる目的があったのだと言う聖書観です。

その聖書観は聖書の神の言葉の事実とは全く反対する前提で

全て解説されています。

得に福音書〜黙示録に記されている箇所の解説で神の言葉が変化した証拠が書かれていると主張していますが、その様な事は

どこにも書かれておらず、書かれていると考えている場所は

誤解して読み込んでいる事が直接の原因なのです。

 

神の言葉を正しく理解する場合は、神の言葉を生きる事は

救いを得る手段でもなければ、神との関係を得るため、

又は特別に目をかけてもらう手段でもないのです。

神との関係を神がデザインした通りの状態で正しく維持する

ため、神の似姿に造られた人の実態を生きるための教えと

言うシンプルな事実なのです。

 

クリスチャンの世界では、神の言葉を”道徳的” ”儀式的” ”市民的”

な教えと3つの分野に区分して、そして道徳的な教え以外は

2000年以降は全て破棄されたと教えられ伝え続けられて

しまっているのです。

特にユダヤ人と異邦人とは別の義の定義や教えが適用されると

言うこれも聖書とは関係無い教えが語られ続けているのです。

 

この教えが聖書では無い事は聖書を読めば分かります。

なぜならアヴラハムは全世界の民族の父であり、アヴラハムを

通して同じ祝福が全世界の民族に与えられるため!と聖書には

書かれているからです。

血管が体の中に走っている、全ての臓器が繋がって機能しているものを、切断したり分断する作業と同じ事を神の言葉を切断、

分断する教えは主張しているからです。

神の性質、神の言葉の性質、一体性=ユニテイ=エハッド性に

真っ向から逆を解説する定義なのです。

人の体と同じく、神の言葉は全部で1体=お互いに繋がり合って完全に機能しているのが神の教えなのに、人間の知恵でそれを

部分的切除、切断するのは非聖書的であり、神の教えに反する、

反抗するものだからです。神が何と言われましたか?

”神の言葉に対して一点一画も人が手を加え、追加、削除しては

ならない!”とこんなシンプルな神の警告も人の教えの耳栓で

聞く耳が塞がれてしまえば、神の言葉の事実は頭上を通り過ぎて自分の中には届かないままになります。

モーセの五書をちゃんと読めば理解できると思います。

 

西洋人が考え出した聖書観や教えは聖書のどこにも実は記されていない教えであるのにも関わらず、あたかも救い主が、パウロが

そう教えたのだと完全に誤解して2000年近く教えられて

しまっているのです。

 

1世紀に存在していたパウロや使徒たち、イエシュア信者達が

理解していた神の言葉、教え=聖書の内容、パウロの解説を、

西洋人ルター派やその他キリスト教の教派、又はある一部の

偏った考えをするメシアニックが解説する”パウロ像”とは

全く別物のパウロ像が語られてしまっているのです。

 

クリスチャンの世界で語られているのは、異邦人信者は

道徳的な教え以外、儀式的=神のシャバットや祭り、婚姻、

割礼、食べ物、日常生活の細部に渡る神の教えを

現在全く無効、関係の無い教えであると教えています。

 

イエシュアは父の言葉=永遠の婚姻契約=トラー=モーセの五書

に記された神の創造された人間の生き方を否定するために来たと

言う教えは完全に100%非聖書的教えなのです。

逆が聖書には書いてあります。イエシュアはトラーの完成形を

肉体=人間として現れて地上で実際に生きた唯一の人であると

書いてあるのです。

キリストはトラーの目標。イエシュアの生きた神の似姿の実態が

人が目標とする、目を留めるゴール、物差しであると聖書には

書かれているからです。ローマ9:4

こう言う発想をする事は一体どこの誰の教えから来ているのか?

神からでは無いのです。

人の作り出した教えから教えられてしまっているのです。

 

神の言葉=永遠不変である神の教え=トラーを正しく理解して

いない異邦人により1世紀後半から編み出された教えの

継続なのです。

これは繰り返し書いていますが、ローマ帝国のユダヤ人に対する

弾圧と70AD神殿崩壊以降ユダヤ人はエルサレムから追放されパウロの様なお家元教師からヘブライ聖書を学ばなかった

西洋教父達による非聖書=ヘブライ聖書とは違う教え、

非聖書的コンセプトがずっと編み出され続けて来たのです。

そしてユダヤ人の中にも偽の教え=偽預言者を信じる様に

先導する人もいたのです。

エルサレム神殿崩壊に引き続きローマ帝国に抵抗する2世紀に

起きたバル コクバの乱もそうです。

ラビ アキバが救世主だとバルコクバが主張し、バルコクバが

先導する反乱に加担しなかったユダヤ人イエシュア信者達が

いたのです。

クリスチャンの世界ではトラーは何か?モーセの五書に書かれている内容、教えをオリジナル聖書に書いてある通りには、

ほぼ学ばないのが実情だと思います。神のトラーを否定する考えをする人達は神の言葉を正しく学ばない、そして正しく教える事をしないのは当然だからです。

 

聖書にはどの箇所もトラーしか書かれていない事実があるのに、

その事実にさえ気が付けないのは、聖書に対する正しい

聖書教育、聖書観概念教育が無いからなのです。

 

聖書のどの箇所も100%トラーの解説なのです。

聖書の全ては手直しの必要のないブレない完全な神の思索で

あり、神のDNAであり、神の霊から生まれたものなのです。

パウロが2テモテ3:16でもその事実を書いています。

 

2テモテ3:16 

聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたもので
あって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに
有益である。
有益であり完全である神の言葉がどうして途中で変更されなければならないのでしょう?と考えたら良いのです。
パウロは100%タナックだけを教科書として話しているのです。それ以外の教科書は存在しないからです。
 
パウロがここで聖書と書いているのは、”トラー”=モーセの五書
のことである事実に目を留めないとならないのです。
モーセの五書、それに付随する預言書、諸書を指して
パウロは話しているのです。
聖書のどの箇所も100%モーセの五書を土台に語っている、
モーセの五書を語っている事実に盲目では聖書を正しく理解する事ができない事実があるのです。
クリスチャンの世界では福音書〜黙示録はモーセの五書を終わらせた、又はアレンジした別の教えだと100%疑いもなく人の
作った教えを神の教えであると信じていると思いますが、
それは完全に100%聖書の教えでは無いのです。
人が作った教えなのです。人が考えている聖書観、解説です。
神の言葉と書いてあったらそれは聖書ではどの箇所もモーセの
五書を指している、それ以外の聖書の箇所も100%全て
モーセの五書の解説だからです。

 

残念な事に聖書が読まれ続けて来ても、それは1世紀の時代の

ユダヤ人社会での内容や理解とは、はるか遠くにかけ離れたものになってしまっている事なのです。

そして創世記から聖書を読まない限り全く誤解した聖書解釈を

してしまうのです。

パウロが語っている内容、教えはパウロが理解していた通り

モーセの五書から読み取らないとパウロの解説は理解出来ないのです。

 

例えば”割礼”の意味に対する誤解です。

アヴラハムに与えられた割礼の意味をまず知ることも大事です。これは聖別=イスラエルの神に加えられた人に与えられた

この世とは境界線を敷かれている事実を表す印であり、

無償の義を与えられている意味であり、代々それは継承して

行く事実でもあるからです。

割礼はユダヤ人とて女性には肉的には記せないものですが、

男性=代表を通して、生殖器=命を生み出す臓器を通して、

同じ教えが全ての人に教えられている、適用されるのです。

男性=代表。イスラエル=代表=全世界の神に属する民、

全民族の父アヴラハムで表されている意味を理解すれば

ユダヤ人、異邦人の区別は無いことが理解出来るでしょう。

割礼の意味を理解する人は神の教えている事を実際に生きる。

理解しない人は神の教えを実行しない。強制では無い。

全てそれなのです。

 

そして諸外国に住むパウロが書簡で回答を送ったグループ、

1世紀のユダヤ人と異邦人のイエシュア信者達は共に何の危機に直面してたのでしょう?

神の教えに対しての誤解。異邦人背景から来る汚れや不品行を

実際の生活で行い続けていた事。神の教え=トラーを正しく

理解していない事。それによる自分達の考えに沿ったため

分裂、分派、闘争心が起きた事など。

神の教えを生きる事に根付いた成人が揃わないなら、いつまでも

神の知恵に生きる事が分からないまま乳飲児状態に留まるそれは

いつの時代も同じだと思います。

 

 

 

続く