使徒15章のエルサレム会議。
以前の記事に書きましたが、ユダヤ人達は、イエシュアを
信じる異邦人達とユダヤ人達とは、”親しい交わり”は
全くありませんでした。
交わり、行き来、関係を持つ事 全く皆無状態。
それらの人達を、同じ”イエシュア”=救い主を信じるからと
言って大手を振って大歓迎していたのではないのです。
使徒達とて、異邦人と交わる事に大分抵抗があった事が
ちゃんと書かれています。
異邦人達は、トラーが分からないまま、”神殿”荒らしをする。
汚れた=タメー 神の定められた人間の食べ物以外を
平気で食べる人達、とにかく全てが汚らわしい存在に
見えたのでしょう。
つまり、土足で家の中に上がるような事を分からないまま
していた。
だから、その異邦人達の行動から守られる様、ルールを
造り出した。果ては、異邦人立ち入り禁止の張り紙が
神殿の外にされて、プラスその他にも女性はこの場所までしか
入れませんよと、その部分でも壁を作って行った経緯
それら、”人の造り出したくびき”がたくさんある事が
分かります。
これらは、また別の時に書きます。
使徒15章での応急対策措置は、イエシュアを信じても
トラーの中身が分からないまま、汚れを持ち込んでいる
異教の神々の文化で生活している人達に対しての
ユダヤ人に誤解されたり、不快な思いを抱かれないために、
最低限守って下さいと言うルール。
あなた達を、ユダヤ人に帰化したり、人造の様々なルールを
強制的に負わせないと言う取り決めです。
トラーの教えは異邦人には適用しませんとか、
アブラハムの割礼は終ったとか、トラーに書かれている割礼を
否定しているのでも、削除しているのではないこと100%
念頭に置いて読んで下さい。
ヘブライ人の中のヘブライ人 使徒=地の塩=契約を保存し
世界へ教える役割に選ばれた人が”神の永遠の契約”と
”その印”を捨てる様に、ないがしろにする様に、意味がない
などと聖書とは違う事を1000000%教える訳が
無い、天地がひっくり返っても有り得ない事が分かれば
聖書に書かれている事がはっきり浮き上がって、事実が
見えて来ます。
”割礼=“ユダヤ人に帰化する儀式”=をして、ユダヤ人に帰化し、
まるきり、ユダヤ人としてユダヤ人社会だけに
生きる生活に切り替えなさい。全く異邦人の生活から手を引き、
家族親戚とも縁を切り、一緒に食事もしない etc etc etc
それらの、人間の造った”重いくびき”は負わせません。
しかし、一方異邦人達が異邦人として日常生活を異教の神々の
神殿の中で、必ず日常生活の用事を足すのですから、その中に、
銀行、政治、役所関係があるので、足を異教の神殿に
踏み入れて生活して行くなら、異教徒の神殿に足を
踏み入れる際に、異教の神々で身を汚さないための
これら大きな4つの柱 約束だけは守り、決して自分を
汚さない様にして下さいと言うのがエルサレム会議の
異邦人社会で生きるイェシュアを信じる異邦人への
緊急打開策だったのです。
それらの4つの中身はこうでした。
1) 偶像に捧げた肉から遠ざかる事
使徒15:20
この中に書かれている”偶像に捧げた肉”とはギリシャ語
では、一つの言葉で表されている言葉です。
”Eidolthutos” これが使徒の書簡に9回
出現しています。この言葉は”偶像に捧げる儀式で
汚された肉”と言う意味で使われています。
その中で細かい取り決め
a) 偶像礼拝の儀式の手伝いなどもしてはならない
b) それらの偶像礼拝儀式から、金儲けや、
収益を得てはならない
c)どんな形でもその偶像礼拝の儀式の中に関わらない
2) 血を避ける
偶像礼拝で生け贄を捧げた後 生け贄の血を普通に飲む
祭司達も飲んでいたのです。
それらに関わるなかれ。 血の着いた肉も食べるなかれ。
血も飲むなかれ。
続く