創世記14章を読んで見ると、面白いことが
書かれています。
アブラムが、ケドルラオメル連合軍との戦いで、
勝利して帰って来ると、サレムの王、メルキゼデクが
迎え出ます。
連合軍の王達とは、どんな人達なのでしょう?
ソドムの王 ベラ べ=中に、ラー=悪
問題人物的な名前です。
ゴモラの王 べルシャ これも、 べ=中に ルシャ=邪悪と言う意味の名です。
名前=実質=どんな人か?または、その人の評判
”名は体を表す" です。
アダマの王 メレク=王 アダマ=地、人類 アダムの名も
ここから来たのです。地から取られて造られた人。
シンアブ=原語では、響きにより、その意味合いの
通りの名前となる事があります。
シンアブ= シン(サナ)=嫌う アブ=父
名前自体が、話の内容を構成している事に注目。
聖書に出て来る登場人物の、全ての名前に、意味があり、
それが、書かれているのです。
名前の意味を知るだけでも、意味が、メッセージが
飛び出してくるのが、分ります。
評判とは、あなたが、どのように振る舞うか、行動するか、
どんな態度で対応するのか、言動するかで、他者から、
どんな人と言う、評価、評判を受けるのです。
例えばこんな評判をたてられますね。
こわい人 厳しい人、人を批判してばかり居る人、
人を嫌ってばかり居る人、人に嫌われる事をする人、
自分でした行動なのに、人のせいにする人、
無責任な言動、行動をする人、乱暴な人、
言葉の暴力を振う人、自分勝手な人、他者と、正常な関係を
結ぶ事が分らず、うまくやって行けず、
いつもトラブルばかり起こす人、気難しい人、未熟な人、
頑な人、うらみがましい人、ねたみで満ちている人、
いつもぷりぷり怒ってばかり居る人、すぐ切れる人、
話の通じない人、人を許さない人、キリキリ
カリカリしている人、せっかちな人、
言っては、ならない言葉を、意図的にまたは軽々しく、
はき出す人、いつも暗い人。
恥ずかしがりや、大人しい人、静な人、ゆっくりペースの人
マイペースの人、動揺しないひと、落ち着いている人、
または、優しい人、ゆったりしている人、明るい人、
皆と仲良くやれる人、聡明な人、賢い人、人に愛される人、
さわやかな人、ほんわかしている人、
楽しい人、寛容な人、気前のいい人、居心地の良い人、
愛と許しに満ちている人、人を生かす言葉を話す人、
信頼出来る人、責任感のある人、さっぱりしている人、
前向きな人、思い切りがいい人、すなおな人、おもしろい人、
愉快な人、などなど。
この評判=名前は、その人柄を表しているのです。
ヘブライ語の名前は、酷い名前まで付けているので
びっくりします。
ソドムの王、ベラ=悪の中は アブラムに何と
言いよって来ましたか?
”人々が欲しい あなたは財産を取りなさい”と
言いました。
同盟を結びたかったのです。
しかし、アブラムは、ソドムの王から、一切何も欲しくない
この”悪”と言う名前を持つ存在の、ソドムの王と、何の
関係も持ちたくない!
この悪の王のおかげで アブラムが富んだと、
言われたくないと,はっきり態度,言動で、
意志を表明したのです。
この王達に並び、出て来るのが、サレムの王、
メルキゼデクです。
対照的な存在、名前です。
18節 メルキゼデクの意味とは?
メルキゼデク=義の王です。
サレムの王 サレム=シャロームです。
シャロームは、平安とか、平和と訳されていますが、
本当の意味は、ホールネス 丸ごと 欠けのない状態です。
つまり、その中には、平安も含まれるので 平安と
訳されているわけです。
このメルキゼデクは不思議な、人です。
ヘブル7:3
彼には父がなく、母がなく、系図がなく、生涯の初めもなく、
生命の終りもなく、神の子のようであって、
いつまでも祭司なのである。
系図がないと言う事は、地上の祭司、レビ族に属するのか、
そうではないのか、分らないと言う事です。
このサレムの王 永遠の祭司である、メルキゼデクに対して、
アブラムは、十分の一を捧げます。
いと高き神=エルエルヨーン 救い主の系列に属する
祭司、メルキゼデクに対して、捧げものをしたのです。
捧げものをすると言う意味は、この古代では、契りを結ぶ
特別な関係に入る、忠誠を誓うと、言う意味なのです。
このメルキゼデクの祭司の系列 義の王、シャロームの王の
系列の祭司に対して、アブラムは、同盟を結びたいと、
契りで結ばれた、特別な関係に入る忠誠を、誓ったのです。
他の悪の王=サタンの支配にある人達とではなく、
永遠の祭司である、このサレムの王、メルキゼデクに対して、
つながりを持つ、契りを結んだのです。
本来は、レビ族、アロンの家系の大祭司に対して、
十分の一の、捧げものをするのです。
トラーに、そう書かれています。
なぜ、十分の一を受けとるはずの、レビ族の祭司が、
アブラムを通して、他の人に、捧げものを、
するのでしょう?
レビ族の祭司=地上の神の家に仕える人達と、
メルキゼデク=天の祭司に繋がる人。
いと高き神=エルエルヨーン、この救い主に繋がる、
祭司の系列に対して、アブラムは忠誠、同盟を誓ったのです。
それは、アブラムの中にいる、レビ族も含め全ての人の
代表で、このメルキゼデクに、十分の一を収めたのです。
他の、悪の王達=闇の王国に属する王達とではなく、
このメルキゼデクに、我らアブラムと、その子孫達全ては
属すると、言う表明なのです。
アブラム たった一人の人を通して、たった一つの種と
書かれている、その一つの種から出る、アブラムの腰の中に
いる全ての人類、全ての人達は、アブラムの捧げた十分の一を
通して、この神 いと高き神の=エル エルヨーンの祭司と
同盟を結び、忠誠を誓ったのです。
永遠に、お仕えします、着いて行くという、
契りを結んだ訳です。
続く