何とかなるさ...の世界!? -216ページ目

何とかなるさ...の世界!?

いろいろごちゃ混ぜで書いてます。


さすがに今度ばかりは、痛みを我慢しながら運転しようという気にはなれず、タクシーを呼び病院へと向かうことにしました。



迎えに来たタクシーの助手席に主人、後部に私が乗り込み、すぐさま横になりました。



そんな私達を見た運転手さんが、「あれ、あんたたち駅前の喫茶店の人達だよね。いよいよなんだ...。急ぐから我慢するんだよ」。



そんなようなことを言われ、車は走り出しました。



奇遇にもこの運転手さん、時々コーヒーを飲みに来てくれていたお客さんでした(世間は何と狭いことか...)。



病院に向かう途中、ずっと主人と運転手さんは、後部座席で横になって痛みと戦っている私を励まし続けてくれました。



それから、病院に到着し、タクシーから降りようとした私達に運転手さんは、「これ、全部持ってっていいから。頑張るんだよ」と言って、常備していたありったけのポケットティッシュを、どういう訳か私達にくれたのでした。



あの時なぜ、ポケットティッシュが、私達に必要と運転手さんがとっさに思ったのか未だに分かりません。



でも、無事に病院に辿り着けたので運転手さんには感謝しています。



運転手さん、有難う!
ありがと♪



続く





さて、車を駐車場に置き、喫茶店に着いた私は、即座にカウンターの椅子に腰掛け、テーブルに頭を伏せました。
 
何だか、胃の痛みにしてはちょっとおかしい、と漸く気が付いたのはその時でした。
 
そんな私の様子を見て主人が、「やっぱり今日は店をやらずに帰ろう」、と心配そうに言いました。
 
さすがに、私もこの時ばかりは、主人の言うことを聞き入れ帰ることに同意し、トイレで小用を足してから喫茶店を離れることにしました。
 
主人は帰り際、「君が運転するのは非常に危ないから、タクシーで行こう」、と私に言ってきました。
 
しかし、私はまだ運転は出来そうな気がして、「大丈夫、家までなら私が運転できるから...」と言って、頑なにタクシーに乗ることを拒んだのでした(今考えると、とても危険なことをしていたと思います)。
 
何とか主人に支えられ、車の置いてある駐車場に行き、そこから家まで約10分、その間も、お腹の痛みは増しつつありました。
 
事故もなく無事に家にたどり着けたのが幸いです。
 
玄関を開け、私は一目散に茶の間に行き、寝転びました。
 
そして、ちょっと落ち着いてから、この痛みは陣痛だと思い、病院に電話したのです。
 
呼び出し音の後、そこには聞き覚えのある助産師さんの声がありました。
 

わたし    「もしもし、
びっくり猫ですけど、何だかものすごくお腹が痛くて、もし
        かしたら陣痛が始まったんじゃないかと思って、電話したんで
        すが...。」

助産師さん 「あら~、そんなはずないわヨ~。だって、予定日までまだ間
        があるじゃない。出血とかしてる?」

わたし    「いいえ、出血は今の所してないです。」

助産師さん 「そう...。じゃ、とりあえずそのまま様子見てみて、それで本
        当に我慢できなかったり、何か変化があったら、また連絡して
        きてちょうだい。」

わたし    「はい、分かりました。」


そんな会話をしたのが、午前11時半くらいだったでしょうか。

受話器を置き、益々もって痛苦しさの増すお腹を押さえて、私はコタツの横の床にうずくまりました。

主人はその時、どうしていいのか分からず、ただおろおろするばかり。

それから、何か生暖かいものが体を伝わる感じがした私は、鈍い足取りでトイレへと向かいました。

見ると下着には、おしるしなるものが着いているではありませんか。

これはもう陣痛に違いないと思い、トイレを出た私は、苦しいながらも再び受話器をとり、病院に電話しました。

このことを聞いた助産師さんは、今度は有無を言わさず、すぐ病院に来るように言ってくれたのでした。


to be continued