第一コリント12章
27)あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。
28)そして、神は教会の中で人々を次のように任命されました。すなわち、第一に使徒、次に預言者、次に教師、それから奇跡を行なう者、それからいやしの賜物を持つ者、助ける者、治める者、異言を語る者などです。
29)みなが使徒でしょうか。みなが奇跡を行なう者でしょうか。
30)みながいやしの賜物を持っているでしょうか。みなが異言を語るでしょうか。みなが解き明かしをするでしょうか。
31)あなたがたは、よりすぐれた賜物を熱心に求めなさい。
第一コリント14章
2)異言を話す者は、人に話すのではなく、神に話すのです。というのは、だれも聞いていないのに、自分の霊で奥義を話すからです。
4)異言を話す者は自分の徳を高めますが、預言する者は教会の徳を高めます。
5)私はあなたがたがみな異言を話すことを望んでいますが、それよりも、あなたがたが預言することを望みます。もし異言を話す者がその解き明かしをして教会の徳を高めるのでないなら、異言を語る者よりも、預言する者のほうがまさっています。
6)ですから、兄弟たち。私があなたがたのところへ行って異言を話すとしても、黙示や知識や預言や教えなどによって話さないなら、あなたがたに何の益となるでしょう。
7)笛や琴などのいのちのない楽器でも、はっきりした音を出さなければ、何を吹いているのか、どうしてわかりましょう。
8)また、ラッパがもし、はっきりしない音を出したら、だれが戦闘の準備をするでしょう。
9)それと同じように、あなたがたも、舌で明瞭なことばを語るのでなければ、言っていることをどうして知ってもらえるでしょう。それは空気に向かって話しているのです。
10)世界にはおそらく非常に多くの種類のことばがあるでしょうが、意味のないことばなど一つもありません。
11)それで、もし私がそのことばの意味を知らないなら、私はそれを話す人にとって異国人であり、それを話す人も私にとって異国人です。
12)あなたがたのばあいも同様です。あなたがたは御霊の賜物を熱心に求めているのですから、教会の徳を高めるために、それが豊かに与えられるよう、熱心に求めなさい。
13)こういうわけですから、異言を語る者は、それを解き明かすことができるように祈りなさい。
14)もし私が異言で祈るなら、私の霊は祈るが、私の知性は(その祈っていることの意味が分からないために)実を結ばないのです。
15)ではどうすればよいのでしょう。私は霊において祈り、また知性においても祈りましょう。霊において賛美し、また知性においても賛美しましょう。
16)そうでないと、あなたが霊において祝福しても、異言を知らない(霊の賜物を持っていない)人々の座席に着いている人は、あなたの言っていることがわからないのですから、あなたの感謝について、どうしてアーメンと言えるでしょう。
17)あなたの感謝は結構ですが、他の人の徳を高めることはできません。
18)私は、あなたがたのだれよりもおおくの異言を話すことを神に感謝していますが、
19)教会では、異言で一万語話すよりは、ほかの人を教えるために、私の知性を用いて五つのことばを話したいのです。
26)兄弟たち。では、どうすればよいでしょう。あなたがたが集まるときには、それぞれの人が賛美したり、教えたり、黙示をしたり、異言を話したり、解き明かしたりします。そのすべてのことを、徳を高めるためにしなさい。
27)もし異言を話すのならば、ふたりか、多くても三人で順番に話すべきで、ひとりは解き明かしをしなさい。
28)もし解き明かす者がだれもいなければ、教会では黙っていなさい。自分だけで、神に向かって話しなさい。
教会全体で一斉に、誰も解き明かすことの出来ない意味不明な異言を、何時間もだらだら祈り続けるという行為は、御言葉の真意から外れているという事に気付いて下さい。