新しい年を迎え5月に入り、私達は念願だった車(オートマ)を中古で購入しました。
主人は残念なことに運転免許がないので、主に運転するのは私です。
車は、主人のゴッドファーザーに当たるジョーに色々手伝ってもらい、手に入れた赤のフォードフィエスタ。
私はイマイチだったのですが、オートマで手頃だったのが、その当時はこの車だけで、乗れればいいかという事で購入しました。
さて、私達は、この車にどういう訳か、フィービーという名前を付けて乗り始めたのですが、このフィービーを購入して一週間も経たない内に、排気管のカバーが取れかかっていることに気付いたのです。
買った当初は、そんな所が外れかかっているなんて誰が知りえましょう(ディーラーの人は知っていたのかも)。
本当だったら、フィービーを買ったディーラーの所まで行って唯で修理してもらえば良かったのでしょうが、そこまで排気管のカバーをぶら下げて運転していく勇気は、私にはありませんでした。
オレンジハウスからディーラーまでは車で約30分はかかったかと思います。
なので、仕方なくすぐ近くにあったフォードのガレージで修理してもらうことにしました。
出だしからこんな感じのフィービーは、名前の如く(よく分かりませんが)気まぐれで、何度私達の手を焼いてくれたことか。
運転していて、信号待ちや何かで停止している時に、突然エンジンが止まって動かなくなることはしょっちゅう。
まあ、中古だから多少の欠陥は仕方がないと思いますが、フィービーのことを口にすると、決まってエンジンがかかりづらくなったり、道の途中で止まってしまうという、何とも厄介な現象が発生するのでした。
まるで、私達の話を聞いてそれに反応しているかのように...。
そう、フィービーは私達にとって、人間で言うところの気まぐれお嬢様のような存在だったのです。
だから、彼女を怒らすと次に何が待っているか分かりません。
唯単に、もともとが欠陥車だっただけのことにすぎませんが。
こうして、私達家族に一台のフィービーという、ポンコツ気まぐれお嬢様(車)が仲間入りしたのでした。