私とヨシヨシが現地に到着したことにより、役場の方で本格的に共栄住宅を探してくれることになりました。
その後、一週間くらいで空きがあるという知らせを受け、早速その家を見に行きました。
その家というのは、4軒が連なったテラスドハウスでした。
道路を挟んだ真向かいにローカルパブ、そして斜め向こうには、幾つかのローカルショップが軒を並べていて、利便的には良さそうではありました。
道路から家の玄関までは、木の柵が張られているものの、殆どお隣さん同士と共有のようなフロントガーデンがありました。
家の中に入ると、一階にリビング、キッチン、その横に小さなダイニングルーム、そして階段を上った突き当たりにバス・トイレルーム、その他に調度良い広さのベッドルームが二つあり、お勝手のドアを開けると、そこは少し荒れた裏庭になっていました。
さて、この家の第一印象はというと、実のところ今一だったのですが、お世話になっている伯母さんの手前、やはり一日も早く私達家族3人が住む家を見つけなければと思い、すぐ借りることに決めました。
今思うと、もう少し考えれば良かったのでしょうが、伯母さんの負担を考えると、とにかく早く伯母さんを解放してあげなくては、という思いの方が選考していたため、その時は後のことなど考えずに決めたのです。
とはいうものの、その家に私達3人がすぐに住むには、ちょっと無理がありました。
なぜかというと、いわゆるDIY作業を施さなければならない箇所が結構あったので、とりあえず主人が先にそこに住み始め、ある程度住環境が整ったら、ヨシヨシと私がそこに引っ越すという形をとることにしました。
なので結局、その後の3週間も私達は、伯母さんの家で過ごすこととなったのです。
私としては緊張しながらも、伯母さんの家での生活を楽しませてもらえたので、とても感謝しています。