犬の訓練(躾)学校に通いだし、慣れてきたある日のこと、部屋にいた私に電話がかかってきました。
誰かと思い受話器を取ったら、それは以前ナニーの面接を受けに行ったお家の弁護士さんでした。
2ヶ月くらい経ったこの時に、彼女は返事の電話をしてきたのでした。(遅すぎるって...)
弁護士さん 「連絡するのが遅くなってごめんなさいね。実は、面
接の結果なんだけど、じっくり検討した結果、あなた
に家に来てもらいたいと思って...。子供達も貴方
のことが一番気に入ったみたいなのよ。」
わたし 「はあ、そうなんですか。でも、私てっきり落ちたと思
ったので、今ノースバンクーバーにある犬の訓練学
校に通ってるんですよ。」
弁護士さん 「学校へは、ここから通いながらナニーをしてもらって
も構わないのよ。でも、ビザはそのまま学生ビザの
ままになるけど...。」
最初、面接で言ってた事と話が変わっていました。
ビザの変更は結局出来ないというのです。
それを聞いて、ナニーの仕事に対して、殆どやる気がなくなっていた私の気持ちに拍車がかかりました。
わたし 「すみません。申し訳ないんですが、ビザを変更して
もらえないのなら意味が無いので、この話はお断り
したいと思います。わざわざ連絡してくださって有難
うございました。」
という具合に断ってしまいました。
学生ビザのままナニーをしていても、収入が入ってこないので、いくらこの先長くカナダに居られるとしても、それじゃ意味が無いのです。
ホント、何でもタイミングというものがあるようで、もしこの返事が早ければどうなっていたか分かりませんが、私はきっとこれは、神様がわざと返事を遅らせて、私を間違った方向へ行かせないようにしたのだと思います。