昨夜、久々に小中と同じ学校に通っていた、幼馴染に関する夢を見ました。
その後、今彼女はどうしてるのかなー、などと考えながら、ふと一緒に下校していた時の、忘れたくても忘れられない、二人で体験したチン事件を思い出したのです。
あれは中学2年の時でした(季節は残念ながら覚えていません)。
Aちゃんと私は、何時ものように学校帰り、一緒にお喋りしながら歩いていました。
そして、あと家まで200メートルくらいの住宅地付近に、メガネをかけた男の人が、一人で立っているのが見えました。
腕には何かを抱えているようでした。
私たちはあまりその人を気にする事もなく、通り過ぎようとした時です。
突然彼が、私たちに話しかけてきました。
「僕のべービー可愛い?」
私はそう聞かれたような気がしました。
それで、チラッと彼の方を見た時、「ああ、赤ちゃんを抱っこしてるんだ」と、私は思い込んでしまったのです。
私もAちゃんも、彼が独り言を言ってるんだろうな、ぐらいにしか思わず、それ以上彼には注意を払わずに、その場を素通りしました。
そしたらです
なんとその人、いつの間にか、私とAちゃんの間に割って入ろうとしているじゃありませんか。
何だこの人、と思いながら彼の方をよーく見てみると、彼が抱えていたのはべービーではなくて、ぺ*スだったのです。
べービーとぺ*スじゃ全然物が違いすぎるー。
「キャー」
という悲鳴と共に、まずAちゃんが走り出しました。
彼女が走り出したので、私も怖くなってその場を猛ダッシュ。
彼はあれを出しながら、面白がって私たちを追いかけて来たのです。
私たちは、必死に私の家まで逃げ走り、家の中から様子を伺いました。
さすがにその変質者は、私の家までは追って来ていませんでした。
ホッとした私たちは、お互い顔を見合わせて、怖かったねー、と言ったのでした(だったかなー?)。
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そんな珍な出来事があってから、数年が経ったある日のこと。
大学の休みか何か、或いは就職してからだったか覚えていませんが、とにかく家にいた時だったと思います。
表通りから突然、女性の悲鳴が聞こえて来たのです。
母もその時私と一緒にいて、一体何が起こったのだろうと、窓から外を見てみました。
そしたら、若い女性二人が男の人に追いかけられているではありませんか。
私はすぐ直感で、あの時の変質者と思い、母に告げました。
正義感の強い母は、彼女達を助けるが如く、「こらー」と叫びながら、逆にその変質者を追いかけたのです。
それに気がついた変質者はというと、手で顔を覆い、もと来た道を恥ずかしそうに走って行くのが見えました。
その時の母の姿を見ていた私は、「やっぱり母は強し!」と思った次第です。
因みに後から聞いた話によると、その近所に住んでた変質男は、その後精神病院を出たり入ったりしていたということです。