不思議な事に、昨夜(夜中過ぎ)にこの記事を書いている間、4回もこの記事が消されてしまいました。3回は、きっと私がコンピュータのどこかのボタンに触ったためだと思うのですが、4回目の時は、公開ボタンを押したら画面が固まってしまい、どこを押しても動かなくなってしまったので、結局諦めて寝ることにしました。
そして、気を改めて今この記事を書く事にします。
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時は大学一年の春休み初め頃。
学年最後のテストも終わり、すぐに実家に帰ればよかったものの、なぜか京都は山科の自分の部屋のコタツで昼寝をしていた時でした。
突然、アパートのドアが開き、誰かが土足で私の部屋に入って来たのです。
私は最初、泥棒だと思い、とても怖くて目を開ける事も、動く事も出来ませんでした。...というか、金縛りにかかっていたため、体を動かすにも身動きできない状態だったのです。
そして、ドタドタドタッと私の寝ているコタツの周りをぐるぐる回りだしたのです。
また、その足音とは別に、私の寝ている右横に薄紫がかった首から上だけの武者のような男の人の顔
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が、浮かび上がって来たのです。
目は瞑っていたものの、なぜかそれははっきりと分かりました。
そして、ドタドタと 足音をさせていた者が一言、おどろおどろしい声でこういうのが聞こえました。
「ここじゃなーい」
それを聞いて私は、心の中で思わず叫んでいました。
「ここじゃなかったら、どこなんだヨー」
その後、顔だけの武者と足音だけの者は、探し物が見つからなかったみたいで、また玄関から去って行ったのでした。
しかし、とっても怖くて彼等がいる間、実は殺されるかと思ったくらいです。
その後、「あれは一体なんだったんだろう首を切られた武者が胴体と一緒に、無くしてしまった大事な物を探し回っていたのだろうか
」などと考えているうちに、その日は暮れて行きました。
そして次の日、また同じ時間帯に眠気が差してきて、しなくてもいいのに再び昼寝をしてしまったのです。
まさか、昨日と同じ事が起ころうとも知らずに...。
そしたらです。
また彼等が、玄関からすごい勢いで
入って来たのです。
二日も続けて来るなんて、相当大切な物に相違ありません。
そして、また同じ薄紫色の武者のような顔が、ヌーッと私の寝ている右横に浮かび上がって来たのでした。
しかし今度は、足音の者はドタドタとコタツの周りを歩き(or走り)回るだけで、何も言葉を発しません。
それから、今日も何も見つけられなかったらしく、彼らは私の部屋をそのまま去って行ったのでした。勿論、玄関から...。
あれは絶対に夢の中の出来事などではなかったと、今でも確信しています。