2021年4月23日(金)の今日のことば、です。
ヘンリー・フォードのことば、です。
私は入塾時に必ずする話があります。
『塾に来たからって、成績が上がる訳じゃないで。本来勉強は自分でするもの。
塾はそのサポート。お金がかかるからほんまは来ない方がいい。
あと、簡単に成績があがったり、わかったり、はないよ。
最低でも3カ月、普通は半年はかかると思わなあかん。
それを我慢してできるかどうかでそのあとが決まる。
塾はその期間を短くするサポートはできるけど、最終的には君がどうするかで決まる。
入塾するならその気持ちを持ってきてほしい。そうじゃないなら、来ない方がいいよ。
お金がもったいない。』
塾を経営しながらいうのもおかしな話ですが、このことは必ず保護者の方にも聞いてもらっています。安易に塾に頼ってほしくないからというのと、成績上げるってそんな簡単なことじゃない、サポートはするから頑張ってほしい、というメッセージのつもりです。
塾がこれだけ当たり前になり、受験生になるとほとんどの生徒が塾に行く時代です。だから塾に行けばなんとかなるというのがまかり通っています。塾側もこれだけ競争が激しくなると当然生徒を獲得するために必死になります。時にはオーバーな広告もあるんじゃないでしょうか?
ただ、勉強するのは本人ですし、どんなに素晴らしい環境、授業、教材などが提供できたとしても本人がやらないと何にも残らず、成果はでないのです。
じゃあやる気は今あるからといって、すぐに成果が出るかというとそんなわけありません。それなら誰だって塾に頼るし、塾はもっと儲かるかもしれません(笑)。退塾だって出ないでしょう。
成果を出すのも自分で、それはそんな簡単なことではない、時間もかかるし、ときには辞めたくなったり、この方法でよかったのかと思ったり、もういややーと投げやりになったり、やっているものそのものに飽きてきて違うやり方をしたり、いろんなことがあると思います。
でも、本当に成果を上げられるのは、『初志貫徹』、決めたことをやり遂げることなのです。辛いときもあると思いますし、思ったように成果が出ないときも、信念をもってしっかりと前を見て、希望を抱いて進めれば必ず成果が出てきます。
この経験は勉強だけ、受験だけに活きるものではありません。大人になった時、仕事でもそんなに簡単に成果のでる仕事ばかりではありません。その時でも地道に地に足をつけて、周りからなんと言われようとも自分を信じてやり遂げることができれば、必ず成果が出てくるはずなのです。
子育てでもそうでしょう。周りに流されるのではなく、しっかりと自分の子育ての信念を持てばきっと素晴らしい子育てができるはずです。
教育者の端くれとして、通塾してくれている生徒たちにしてあげられることは、安易に何でもやろうとしないこと、やり始めたことは成果が出るまでやり続けること、その2つだと思っています。その2つのためにしっかりと生徒一人ひとりを見つめ、適切なときにしっかりとかかわりをもつことが重要なんだと思っています。
教育の本質は、主体ではなく、サポーターであり続けることではないかと感じています。
ベストワン宇治校は、生徒一人ひとりが初志貫徹できるような環境と関わりを持ち続けます。