今日のことば #20210422-宇治市にある個別指導塾からのメッセージ- | 京都宇治市の個別指導の教室長のつぶやき-今伝えたいこと-

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小学生 中学生 高校生 個別指導 ベストワン 宇治校 今日のことば ジョセフ・マーフィー

 

2021年4月22日(木)の今日のことば、です。

ジョセフ・マーフィーのことば、です。

 

結局は気持ちの持ち方ということですよね。

 

そしてその気持ち持ち方は自分でしか決められないということなんでしょうね。

 

生徒たちに私はいつも次のように言っています。

 

 

『保護者や先生は応援しかできないよ。マラソンの沿道で頑張れと旗を振っている人にすぎない。無責任に旗を振って頑張れって言っているけど、沿道まで来て、わざわざ旗を振っている。それはその人を応援したいと思っているから。本当に興味がなければわざわざ来ないよ。だからってその人たちが頑張るんじゃない。走っている人が頑張るしかないんだよ。それと同じ。自分が頑張らないとどうにもならないし、がんばれば素晴らしい結果が残せるはず。それを決められるのは自分自身しかいないんだよ。』

 

 

最近生徒と話をしていると、

 

 

『どうせ、無理やし。』

 

 

ということばがよく返ってきます。この時点で終了ですよね、本来なら。ただ、私はそのことばを心の底から本心で言っているとは思っていません。みんなできるようになりたいんです。絶対そうだと信じています。

 

なんどかここに登場している生徒の保護者の方から、

 

 

『小学校の時はプリントはカバンに押し込んであってぐちゃぐちゃ。出しもしませんでした。卒業式や入学式の案内ですら、他のお母さんから見せてもらっていました。それが中学校になったら、きれいにファイルに入れて、テーブルの上に毎日おいてあります。うれしいです。』

 

 

とご連絡がありました。この生徒、小学生にも関わらずすべて3段階の1がついていた生徒です。この生徒は絶対できるようになると私は信じているのですが、本人は『どうせ無理やし』『やっても無駄やねん』といって全然やる気を出しません。いろいろと話をしていると、

 

 

『どうせやっても無駄やし。俺は生きているのがムダやねん。』

『お母さんに心配ばかりかけていて、生きている価値ないねん。』

『でもできるようになりたいとは思うねん。』

 

 

と支離滅裂なのですが、こんなことを言いました。最後のことばが私は彼の本音ではないかと信じています。学校でも、これまで通った塾でもできないのレッテルを貼られて、そのことで『できるようになりたい』という本音を隠してしまったのだろうと思いました。

 

これも教育の問題なのではないかと思います。保護者に聞くと何度か学校の先生から学習障害のテストを受けてみませんか、との打診があったそうです。それまでは全く連絡もしてきていない担任から急にだそうです。私はこの行為を全くダメだというつもりはありません。ただ、急に、はないんじゃないかと。

 

それまでしっかりと保護者と連携して、本人をどうにかしようとしかけれど、専門家の意見を聞くというのであれば問題は感じませんが、急には違和感しか感じません。こういうことって、本人は敏感に感じ取っているはずです。『ああ、また俺はダメだって言われているんだろうな。。。』って思っているに違いないのです。

 

そうやって刷り込まれるのが一番よくないのではないでしょうか?

 

私が甘いのかもしれませんし、学校のようにたくさんの生徒を抱えているからではないからかもしれませんが、もう少し心の奥底にある本音を聞いてあげてほしいな、と感じています。

 

心の底にはこの生徒も持っていたんです。できるようになりたいという気持ちを。そして自分から少しでも変えていきたいとの意思表示がプリントを出していることなんだと思うのです。

 

本当に小さな変化ですが、お母様は非常に喜んでおられました。わが子を信じてきてよかったとおっしゃってました。いつまで続けてくれるかわからないけど、信じますと。

 

この生徒は自分でしっかりと前を向き始めたように感じます。途中紆余曲折が必ずあるでしょう。でも自分ができるようになりたいと思っているので、もう大丈夫だと信じています。

 

自分自身でしっかりと自分を持って、自分ができるようになりたいと心底思うことが一人ひとりの幸せにつながっていると確信しています。

 

ベストワン宇治校は、生徒一人ひとりが自分を信じて、幸せをしっかりと掴めるようにサポートし続けます。