石井道明の海外物販ニュース解説、2026年9月15日号をお届けします。物販に取り組む個人・小規模事業者に大きく関わるニュースが出てきましたので、石井の視点で解説します。

 

■ 何が起きたか

 

令和8年度税制改正大綱により、個人輸入(自己使用目的)にかかる関税・消費税の計算ルールが変わります。現在は海外小売価格の60%を課税価格とみなす「0.6倍特例」があり、課税価格が1万円以下なら免税になるため、実質的な免税ラインは約1万6,666円でした。

 

今回の改正でこの0.6倍特例が廃止され、海外小売価格がそのまま課税価格として扱われるようになります。その結果、実質的な免税ラインは1万円まで引き下げられる見込みです。施行時期は令和8年度内の政令で指定される日以降とされていますが、具体的な日付はまだ確定していません。

 

背景には、令和6年の輸入許可件数が約1億9千万件に達し、コロナ前の約4倍にまで急増したことがあります。その9割以上が少額貨物であり、急増する越境ECに税制を適正化する目的があるとされています(貿易ドットコム、stockcrew各メディアの報道による)。

 

■ 石井の解説:無在庫物販への影響

 

このニュース、地味に見えて無在庫販売・海外仕入れをしている方には見逃せない内容です。特に、海外の在庫拠点から商品を1点ずつお客様の自宅に直送する無在庫スタイルの物販では、それぞれの荷物が「個人輸入」として扱われるケースが多く、この免税ラインの変化がそのまま利益率に直結します。

 

1万6,666円までは免税だった商品が、1万円を超えた時点で関税・消費税の対象になるとなると、これまで免税だった価格帯の商品が急に採算割れする可能性が出てきます。私であれば、まず自分が扱っている商品の平均単価が1万円前後に集中していないか、今のうちに棚卸しします。

 

■ 今すぐできること

 

①主力商品の平均仕入れ価格・販売価格を一覧にして、1万円のラインをまたぐ商品を洗い出す

②該当する商品は、関税・消費税を織り込んでも利益が出る価格設定に見直す、または国内在庫化・まとめ発送への切り替えを検討する

③施行日はまだ未確定なので、財務省・税関からの続報をこまめにチェックする

 

こうした制度変更は、対応が早いほど有利に働きます。無在庫だから、輸入だからと油断せず、今のうちに準備しておきましょう。

 

こうした税制や手数料の変更点は、対応の速さがそのまま利益に直結します。正直に言うと、私も物販歴26年の中で、制度変更への対応が遅れて損をしたことが何度もあります。同じ遠回りをしてほしくないので、輸入物販の仕入れ判断や価格設定で迷ったときは、遠慮なく相談してください。気になる方は、noteのお問い合わせか、この記事のコメントで気軽に声をかけてください。

 

石井道明の物販・輸入ビジネス解説は毎日更新しています。

 

#石井道明 #物販 #輸入ビジネス #無在庫販売 #副業 #越境EC #関税石井道明の海外物販ニュース解説、2026年9月15日号をお届けします。物販に取り組む個人・小規模事業者に大きく関わるニュースが出てきましたので、石井の視点で解説します。


■ 何が起きたか


令和8年度税制改正大綱により、個人輸入(自己使用目的)にかかる関税・消費税の計算ルールが変わります。現在は海外小売価格の60%を課税価格とみなす「0.6倍特例」があり、課税価格が1万円以下なら免税になるため、実質的な免税ラインは約1万6,666円でした。


今回の改正でこの0.6倍特例が廃止され、海外小売価格がそのまま課税価格として扱われるようになります。その結果、実質的な免税ラインは1万円まで引き下げられる見込みです。施行時期は令和8年度内の政令で指定される日以降とされていますが、具体的な日付はまだ確定していません。


背景には、令和6年の輸入許可件数が約1億9千万件に達し、コロナ前の約4倍にまで急増したことがあります。その9割以上が少額貨物であり、急増する越境ECに税制を適正化する目的があるとされています(貿易ドットコム、stockcrew各メディアの報道による)。


■ 石井の解説:無在庫物販への影響


このニュース、地味に見えて無在庫販売・海外仕入れをしている方には見逃せない内容です。特に、海外の在庫拠点から商品を1点ずつお客様の自宅に直送する無在庫スタイルの物販では、それぞれの荷物が「個人輸入」として扱われるケースが多く、この免税ラインの変化がそのまま利益率に直結します。


1万6,666円までは免税だった商品が、1万円を超えた時点で関税・消費税の対象になるとなると、これまで免税だった価格帯の商品が急に採算割れする可能性が出てきます。私であれば、まず自分が扱っている商品の平均単価が1万円前後に集中していないか、今のうちに棚卸しします。


■ 今すぐできること


①主力商品の平均仕入れ価格・販売価格を一覧にして、1万円のラインをまたぐ商品を洗い出す
②該当する商品は、関税・消費税を織り込んでも利益が出る価格設定に見直す、または国内在庫化・まとめ発送への切り替えを検討する
③施行日はまだ未確定なので、財務省・税関からの続報をこまめにチェックする


こうした制度変更は、対応が早いほど有利に働きます。無在庫だから、輸入だからと油断せず、今のうちに準備しておきましょう。


こうした税制や手数料の変更点は、対応の速さがそのまま利益に直結します。正直に言うと、私も物販歴26年の中で、制度変更への対応が遅れて損をしたことが何度もあります。同じ遠回りをしてほしくないので、輸入物販の仕入れ判断や価格設定で迷ったときは、遠慮なく相談してください。気になる方は、noteのお問い合わせか、この記事のコメントで気軽に声をかけてください。


石井道明の物販・輸入ビジネス解説は毎日更新しています。


#石井道明 #物販 #輸入ビジネス #無在庫販売 #副業 #越境EC #関税