夏の魔物2017② | quarters

quarters

いろんなライブの記録。二丁目の魁カミングアウト・きのホ。・ONIGAWARA・ RAG FAIR・ズボンドズボンなど。

(☆はセトリあり・敬称略)

スタダのアイドルちゃんたち
→☆maison book girl
→ゆるめるモ!
→ピエール中野
→BiS
→☆大森靖子
→フィナーレ

◇◇◇

17:20〜@ブルーの魔物
さっき見てた3B juniorの女の子たち、5グループが1曲ずつと3B曲を1曲。さくちゃんヤベェな……ダンスキレッキレでめちゃくちゃかわいいけど、軽率に言えない系だな……12歳……
あとは鈴木萌花さんのダンスがとても好きでした。

◇◇◇

18:00〜@ブルーの魔物

【Maison book girl】
rooms
cloudy irony
karma
faithlessness


下手にいたので、ステージ上がる前、後方にいる4人が見えた。笑いもせず、真っ直ぐ前を見据えてる姿。まだステージ始まってないのにゾクゾクした。明らかに “普通の女の子” と違ったから。

roomsからスタート。やばかった。日が落ちてきて、照明なんだこれどうしたってくらいすごかった。cloudyの和田輪さんのキック死んだ。こんなのまともに喰らったら、もう二度と “和田輪さんを好きでいない人生” は歩めないくらいの代物だった。やっぱりミキちゃん天才じゃない?今日のわたしの中でのMVPは和田輪さんでした。

でもfaithlessnessの矢川葵さんんんん〜でもみんな良かったんだよ〜〜〜


◇◇◇

18:20〜@ブルーの魔物
モ!は2回目。野外でもう完全に夜で、1曲目に『ナイトハイキング』聴けたの嬉しかった。名曲すぎる。
あとはもうガンガンのアゲ曲で、途中あのちゃん客席に消えたと思ったらスタッフさんがお姫様抱っこでステージ下まで戻してて、そっから機材を使ってステージよじ登るあのちゃんめっちゃかっこよかった。何があったのかはよくわからない。


19:05〜@グリーンの魔物
ピ様のDJ。ピ様は色んなところで見てるんだけど、どうもDJとはタイミングが合わなくて、今回やっと見れました。
ズンドコ節から始まり、チョコディス、ヤバTのパーティーピーポー、良いDJ、SHAKE、女々しくて、はっぱ隊、締めはズッコケ男道。たぶん。ズッコケめっちゃアツかったな……3周くらい聴きたかった……


19:25〜@イエローの魔物
BiS。全然詳しくないんですけど、TLにはよく載ってて、今回初めて見たらなんかすごくグッと来てしまった。ねーだってさー夜のリングステージでnerveとかもうさー!!!こんなの平然と見ていられる訳がない。人差し指勝手に伸びる。わたしがBiSに詳しかったらたぶん優勝あげてた。


20:10(40)〜@ピンクの魔物
ベッド・インはいつもサーキットとか時間合わなくてずっと見たかったんですけど!30分押しってな!!なのでサウンドチェックしか見れなかった。ずっと喘ぎ声でマイクチェックしてるのに、バンドの音合わせはめちゃめちゃシビアでとてもかっこよかったです。かっこいいけど、ちゃんまい超かわいかった。わたしもこの路線目指したかった。

かおりさん「本番行為までおマンチしてください♡」
ちゃんまい「一旦ドロンします♡」

好き〜〜!!絶対近いうちに見に行く〜〜♡



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【大森靖子】

ミッドナイト清純異性交友
IDOL SONG
マジックミラー
PINK
TOKYO BLACK HOLE
君と映画
デートはやめよう
絶対少女

呪いは水色
さようなら


公式動画参照


やっぱり知ってるじゃないですか、動画見てるじゃないですか、前の魔物の。あと昨日のブチ切れ案件も。だからどうなるのかなって思ってた。最初殆どステージ見えてなくて、ミッドナイトイントロ流れてなんかステージに若いアイドルちゃんいるな?と思ったらまいぷにちゃんだった。ここら辺の諸々全然知らないけど、なんかとても良かった。周りに喜んでいる人がいる気配がすごく分かったから。
そんで後方からでっかい旗掲げた大森さん歌いながら来た。海の方から人並みを分けて。“超魔物” って白い旗に毛筆ででっかく書いてあって、「ああこの人だ」って思った。超魔物の神様。息するのたぶん忘れてた、少しでも近くに行きたいって勝手に足が動いて手が伸びて、今思えばもうこれ宗教体験だった。前の魔物の動画見て、あれは気高い一人の女の子の特攻だと思ったけど、今夜は海を割る神様だった。救いの。


ステージに上がった大森さんとまいぷにちゃんがディープキスかまして、セルフアップデートすげぇなと思いました。

IDOL SONG楽しかったー!!超アイドル。リングの上はキラキラしてたし、そこを見上げるオタクもキラキラしてた。今日ここに大森さんの前に立ってたアイドルたちの業が渾然一体となって降り注いできてる気すらした。二丁魁さんとか。ねぎねぎー!アガる。


まいぷにちゃん掃けて、マジックミラーから弾き語り。「君が作った美しい日々を、ちゃんと!ちゃんと!歌いたい!!!」って叫んだ。自意識の凝り固まった、惰性でクソみたいな日々を、大森さんはそれでも「美しい」って肯定してくれるから、わたしは生きていける。

大森さんは泣きながらたくさん叫んで、歌って、その声を聴いたら、とても苛立っているのだろうなと思った、世界に。傷付いているのだとも。でもこんな衆人監視のステージ上がって、見ろよ!!!!!って肌の上にあるものも下にあるものも一個も隠さず晒して、そこに立ってることが奇跡そのものだと思った。こんな満身創痍で。



「あの、不甲斐ないこととかやるせないこととかって言わないととっくに売れてるんですよ私は!夏の魔物でヘッドライナーやってる場合じゃないんすよ!!売れたいんですよ!!!
それでも私はこのフェスに来てしまうようなあなたたちの生活を、呪いを、私の生活も呪いも!大切に大切に!一つも余さすことなく歌いたいんだ!!!!

歌うことが、止められない。

ほんとにこんなんでスイマセンけど、売れなくてもいいから全然!売れたいけど!Mステとか出たいけど!売れなくても別にいいから!!!私は私の歌がやりたいんですよ!!!!!」


PINKの最後の「ありがとさようなら、さよならしないで!」って叫んだ。こんなの一生

TBHイントロ弾いて、「そこの夜景を思い浮かべて作った曲なんです。みんなそんな私の顔、めっちゃ汚いですから、夜景を見て聴いてくれてもいいです」

リングからは京浜工業地帯の夜景がきっと綺麗に見えてたんだろうと思う。わたしはTBH初めて聴いた時からずっとこの景色思い浮かべてた。エネルギーを作り出す海の上の工場群の、夜に浮かぶ光。大森さんさんの姿はちらほらとしか見えなかったけど、それでもずっとステージ見てた。大森さんがわたしたちの向こうに見てる光を、今夜も頭に思い浮かべながら。

「人が生きてるってほらちゃんと、ねぇ!綺麗だったよねぇ!」って認めあった。綺麗だった。夢みたいな光景だった。



「あの、このフェスとっても好きです、ほんと好きです。私には良い思い出も悪い思い出もいっぱいあるフェスなんですけど(笑) 久しぶりにヘッドライナーに選んでいただき、そーゆー業があるから選んでいただいたんだと思うんですけど、そーゆー思い出は誰しもにありますし、どー考えても誰しもなにかしらなければ好きにならないだろうってゆーアイドルもバンドさんもそーですけど、そーゆー人しか今日出てません。今日出てるラインナップ全員好きですよ私。今日すーげーいい日だと思って。昨日も今日のようなら良かったのに(笑)

ほんとーに最高だよこっから見る顔はね。ほんっとさいこー!ちゃんと一人一人見えてるよ。私が一番汚いと思うけど、でも汗とかかかなきゃいけない時もみんなあるでしょ?代わりにかいてるから。

言っとくけどねぇ、アイドルのライブとかでも汚い顔見えてるからね。でもそれがいいんだよね!もー最高の人しかいないんだもん今日!

何分までだっけ?25分まで?めっちゃあるじゃん。大丈夫だ喋っても。
あのほんとにね、やるせないこと、ほんと夏がずっとムシャクシャしてたんですよ。みんな気づいてたんですけど触れないように触れないようにしていて、それがどこで爆発するかってのをね、こんなに今日都合のいいリングを用意していただいて(笑)

リングってこーゆーものを誠実に吐き出しても許される場所って解釈が私の中にあって。本当の闘いでしょ?プロレスだって私だって歌手だって音楽だって、みんなの人生だって。だから逃げちゃ駄目だと思うんだよね。スカしてる奴ほんと嫌いなんだよ。スカしてるじゃん売れてる奴ら全員。だからスカしたら売れるんだよね私も〜でもスカせないんだよね〜!

だからみんないっぱい連絡してください。私DM開放してるんで。これからもみんなと同じ位置で一生やっていくんで私は。そのうちマグレで売れればラッキーくらいの感じで」



「まーそれでもやっぱりー好きな人の元カノの家でするセックスは絶対にやっぱりやっぱり気持ちいいと3年経った今でも思う!」からのデートはやめよう。

えーろいことをしようの合唱。「みんなRECボタン押した?これから心のヤリマンを解放するから。ここにいる女子全員が。かつてのね?今もかもしれないけど。あとこれからの」押した。押したのち叫んだ。
マイクが回って絶叫した女の子に「最高!」って大森さん言って、ほんとに最高だったよ。貞淑なんて熨斗を付けて火にくべて、誰にも否定させない。


絶対少女はいつも泣きそうになる。大森さんと一緒に最初から最後まで大きな声で歌いたくて、でもそーゆーの周りに迷惑だなって理性で分かってて、私は大森さんと同い年だけど、大森さんに赦される子どもになりたいっていつも思う。

「誰にしようかな、今日色んな人いるな。最近どーてーって言いづらくなっちゃったからな。……しょーじょ!言えないよね!」処女はちょっと難しいよね……(笑)

「ヤリマン言うのになんで処女は訊いてくれないんですか!?ってすごい怒られたことあって。処女言ったら危ないかなと思って……いろんな気遣いが必要だね生きていくのは。ちょっとだけできるようになった!
3年ずつくらいでこのイベント呼んでいただきたく、3年ずつくらいでちょっとずつ成長していくんで、また3年後にここで会いましょう(笑)」

2020年の夏の約束。絶対にまたここで会いたい。ずっとリングのコーナーで “超魔物” の旗がはためいてたんですよ。とてもかっこよかった。3年後またこの景色が見れますように。


最後。「近くに行きたいな。最近気付いたんだけど、ギターは私を拡張してくれてるんじゃなくて拘束具だって気付いて。ワイヤレスマイクが一番拡張だね」ワイヤレスに持ち替えてステージ降りて、呪いは水色歌いながらお客さんの間を歩く。

殆ど見えなかったけど同じ地面にいるんだと思ったらそれでも全然良かった。ナタリーのおじさんとハグしたのはすぐ近くで見れた。「愛してる」ってずっと年上の酔っぱらいのおじさんを抱きしめる大森さんは聖母だった。

「だめ泣いちゃ。りえが泣いちゃう」ってりえちゃんいたのかな。ひとところに留まると、周りのお客さん自発的にしゃがむ。大森さんの白い衣装が光の中で一際輝いていて、わたしたちの道しるべのように立つ姿はとても気高く見えた。


「もう1曲」っていうみたいに人差し指を立てて、さようなら。360°、一人だって見逃さないように歌ってた。

「川崎から最後の一歩、この海にて泣きのあと一回」
夏の魔物のヘッドライナーの最後の1曲、もうこれしかないってくらいこれしかなかった。

最後突き上げた腕だけ見えた。あたしの神様。


◇◇◇

【フィナーレ】

最後は残ってた出演者がレッドのステージ上がってみんなで『東京妄想フォーエバーヤング』。わたし大森さん終わってから下がって俯きながら呼吸落ち着けてたんですけど、これ流れた瞬間またステージ向かって歌いながら駆け出してた。

ステージ見たら大森さんもベッド・インもいるし、二丁魁も!!きまるさんこの時間なのに超元気だった。めっちゃ動いてた。かわいい。
二丁魁いたら二丁魁ばっか見ちゃうんですけど、後ろで内緒話してたかと思ったら下手で4人で自撮り始めてマジ自由だったwww 大森さんとベッド・インとあれはまおちゃんかな、もなんか連なってズコバコしてたフリーダム。

そのうちハク様がきまるくんバッグハグしはじめて、ぺいちゃんは両手で投げキッスしてバキュンバキュン撃ってくるし、もう疲れて頭回んないから処理が追いつかないんですけど!!!!素晴らしいですね!!!!最後の最後まで、わたし二丁魁見にここまで来たんだなって思った。もちろんミキちゃんも見てるよ、魔物メンバーを見る柔らかいけど甘々じゃない顔とても好きだよ。


そんなこんなで大団円。ハルク・ホーガン体操出席できなかったし、ホタテも食べられなかった。ベッド・インも見逃した。やり残したこといっぱいある。でもそれでも既に最高でした。来て良かった。川崎に来てくれてありがとう。

最終的に優勝は誰だったかな、大森さんはなんかもう夏の魔物そのものだったからな、あのステージ見てた人ならきっと分かってもらえると思うんだけど。となるとやっぱり二丁魁かな、でもみんな良かったな、なんてクソDDの口ぶりですけど、ほんとにほんとに良いイベントだったよ。あとめちゃくちゃ日焼けしたよ。

大森さんは3年後だけど、来年の夏もたくさんの魔物に会えますように。
ありがとうございました、お疲れ様でした!