“Have Fun”リリース記念トークセッション&ミニライブ/シンリズム | quarters

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いろんなライブの記録。二丁目の魁カミングアウト・きのホ。・ONIGAWARA・ RAG FAIR・ズボンドズボンなど。

SET LIST

(トークセッション)
彼女のカメラ
FUN!
心理の森
Music Life


mちゃんが『10組20名様ご招待』を見事引き当ててくれたののご相伴に与りまして、Spotifyさんの主催のトーク&ライブに行ってきました。

会場はSpotifyさんのオフィス。普段普通に従業員の方がお仕事されているところの一角。それにしても羨ましいオフィスだった……青山のいいとこの、ブレインストーミングし放題!みたいなオフィスでね。いいなぁ~


メゾンキツネの黒ポロのリズムくん(いまだに何て呼べばいいのか分からない19歳)登場。まずはSpotifyの方とのトークセッション。
アルバムの中で一番思い入れがあるのは『長く続く道』だそうで、時間が掛かったのはそれと『彼女のカメラ』も。制作自体は2年(だっけ?)くらい掛かったけど、レコーディング前の数ヶ月でだだっと完成させた側面もあったり、ってお話。

20歳になってやりたいのは『お酒を飲むこと』。プロデューサーさんが結構飲むから、一緒に飲んでみたいそうです。


Spotifyのリズムくん作プレイリスト『街を歩くリズム』はとても評判が高いそうで、リズムくんの “お散歩” は夜は近所のコンビニまで、昼間は映画を見に渋谷や新宿界隈を、とのこと。「おさんぽ」って言うのがもうかわいいな、19歳な。

プレイリストは「昔聴いてた曲」って言うけど、19歳の “昔” とは……っておばちゃん遠い目になっちゃう。洋楽中心の、恥ずかしながらわたしにはまったく造形のない選曲。

ザ・スミスやウィーザーでギターの練習をして、スティーリー・ダンの “Peg” でベースを練習して、Vapour Trailsの “Don't worry baby” はお父さんに覚えろって言われて楽器屋で試弾したら30代40代が「おっ!」って言うとか、尽きないプレイリスト裏話でした。

お父さんからはレベル別に曲を出されるようで、「上級だとシュガーベイブとか」ってそれすごい聴きたい。


そんなトークが前半で、後半はライブパート。「最近ハマってる」というループステーションを使って、即興の多重録音みたいな感じで。
3週間ほど前にデシネショップで拝見した時も使ってた(と思う)ので、どーゆー感じかは想像付いたんですけどね、なんかもう……そんな想像を遥か越えてきた。いきなりボイパから録り始めるし。3週間前はこんなに使いこなしてなかったよね???いやもう「すごい」としか言えない。すげぇよ……マジですげぇんだよ……

ルーパーの駆使もだし、あとギターがひたすら上手い。いや技術的なことは全然分からないんですけど、アコギってこんなエレキっぽい音出んの……マジかよ……ってわたしの中のギターとは的なものがダダ崩れた。

普通に曲が好きってのが入口なんですけど、いろんな衝撃が次々にやって来るから正直整理が追いつかない感ありました。19でこれって、この後どうなっちゃうんだよ…


『心理の森』聴けて嬉しかったな~。アカペラおじさんたちを長年追っ掛けてるから、ルーパーでためらいなくスッとハモ重ねるリズムくんやっぱりすごいなぁ~って思う。そしてルーパーのスイッチング?が完璧すぎて仕組みが全く分からない。


『Music Life』は実験でお客さんの手拍子を録って重ねてループ。
「皆さんのおかげで『Music Life』実験も8割方成功です。詰めてきます(笑)」って最後に言ってくれました。


夏のツアーはバンド編成なので是非~って告知があって最後にお客さんとリズムくんで写真撮影。客席の最前真ん中に座るリズムくん。
写真は個別にTwitterのDMで送ってくださるそうで、なんとも時代だなぁ~と思います。

「ポーズどうします?ピース禁止令出てるんで(笑) ハタチだから」う~~んかわいい。。。
結局まだ19だしオッケってことでピースで撮りました(笑)


撮影含めて50分くらい。とってもありがたいお招きでした。
「天才」って一言でまとめてしまうのは、リズムくんの努力を無下にするようで忍びないのですが、それでも言わずにはいられないくらい、才能がある人だと思う。音楽に愛されてるんだろうなぁ。19歳かぁ~……

『Have Fun』とても良いアルバムだから、もっともっと広まればいいな。今夜のこの1時間弱が、いつかものすごい自慢になると思ってる。

Spotifyさん、リズムくん、mちゃん、貴重なお時間をありがとうございました!