南座公演はまだまだ続きます。

いぶき、

歌舞伎の世界は
世襲重視、
だからといって
世襲の方が全て大成する訳でもない、
しかし門閥外の方には中々チャンスが巡ってこない現状あり、
そして近年若手にも大役が案外回らない現状を私は嘆く一人です。

ですから
私の挑戦でもあります。
市川海老蔵企画公演です。




児太郎君は言わずもがな
成駒屋の御曹司。
将来 中村歌右衛門が待ち構えている
歌舞伎界を支える女形になれる人


廣松は大谷家の次男です。
努力次第では
京屋の看板になり得る可能性を秘めている。

それ以外の人は
全て門閥外からの挑戦です!

九團次は最早
私の公演には必要不可欠な地位を自力で掴むほどの努力家、

市川福太郎は
成田屋の部屋子ですから
将来は努力次第でかなりの出世を望める人、

中村芝のぶさんは
成駒屋の中でもかなり優秀な逸材
そもそも綺麗です。
とても大切なこと、

新蔵は父の弟子にて
地道にコツコツといぶし銀の力をつけて来ています。この人には確固たる自分の居所を作って欲しい、

新十郎も父からの弟子にて
歌舞伎界においてタテシとしては
恐らくこの人の右に出る人は現在いない程、
そして荒事系のお役は大名跡を継いでも良い力の持ち主です、


市川右若さんは
右團次さんのお弟子さんにて
かなりの実力派です。
そして何事にも熱心なのが素敵です。

升三郎も父からの弟子にて
歌舞伎にかけての情熱や思いを強く持ち
未だに父の事を愛してくれている人物です。

勿論 皆うちの一門は十二代目を愛してますが
彼は一際と言った所です。




兎にも角にも
歌舞伎界の未来、
伝統文化の維持、
若手の育成。
門閥外からの出世。

色々な意味を持つ公演です。
是非
多くの方に見てほしいです。

よろしくお願いします。