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昨日の続きで、「本業と副業のプラスのシナジーをどう生むか」、つまり「この二つで学んだことをそれぞれに良い影響を与えていって、いい結果を出していくか」についてです。
サラリーマンでも35歳で3億円作る!「会社×複業」シナジー仕事術ノート
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島居 里至
東洋経済新報社
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著者は、富士通のサラリーマンをしながら、金融投資、不動産投資、飲食店経営、経営コンサルティング、イベント業、コンサート興業などなど沢山の事業を展開しながら、35歳で3億円の資産を作ってきたビジネスマンです。
以前「サラリーマン3.0」の記事で「形式にこだわるには、人生は短すぎる」(ローレンス・スターン)という言葉を紹介しましたが、島居さんはサラリーマンの形式をぶちやぶちゃっていますね。彼は、富士通にに所属しながらも、既存のサラリーマン像を超えて多数の資産形成、副業を軌道にのせたました。その記録や考察は絶対に読んでためになるものです。改めて新世代のサラリーマン像を考えてみるきっかけになりますよ。
実は私、とある都内のパーティーで島居さんにお会いしたことがあります。第一印象は、快活でとてもさわやかな人でした。何より印象的だったのが、島居さんの声の良さ



さて、この本の内容を簡単に要約しておきます。ご参考になればと思います。この本の土台は、マーケティング理論のシナジー・ファクターの掛け合わせによる相乗効果です。第一の原則として「組み合わせる」、第2の原則「仕組みをつくる」、第3の原則「波に乗る」を解説した後、シナジーネットワークの効果を発揮し、効率の良い人生を歩んでいこうぜというものでした。
シナジーとは、たとえば、2つの事業や企業同士の価値をそれぞれ1にすると、統合することで価値が2以上になる状態・相乗効果を言います。例えば、販売チャネル・販売促進・生産・技術・人材・経営管理などの面があり、企業はこれらの面でのシナジーを考慮して、既存事業と関連性のある新事業へ進出したり、相互補完的な企業と統合したりします。ちょっと難しい

著者は、この理論をサラリーマンとしての本業と週末の副業に当てはめて、効率的で効果的な結果を出すノウハウを教えてくれています。仕事の作業、週末副業の作業を「組み合わせ」て一週間や一ヶ月間の流れを作ります。その流れを、外部委託やコンピューターを利用して、ほぼ自動的に仕事を処理してくれる「仕組みをつくる」。さらに、時代や経済法律など外部のトレンドや背景などを味方につけ(「波に乗る」)、本来のビジネス推進力以上の力を発揮できるようにします。
最後に、要領のよさを極めた著者の印象に残った文章を引用します。まさにサラリーマンの標準化から逸脱した方のご意見だと思います。
「まじめに、真っ正直にやっていたら、そんなに大量の複業がこなせるわけないじゃないですか。サラリーマンの特権をとことん使いながら、会社と複業のシナジーを追求してきたからなんです。自分の1つの行動を2にも3にも、4にも5にもすることができれば、つまり自分が2人、3人、さらに4人も5人もいるような状況を作れば、様々な複業を同時に行うことができるのです。会社をやめた今だから公開できる会社を利用しとことん使いまわす、目からうろこの裏技をご紹介しようとおもいます。」
おもしろい本だと思うので、是非読んでみて下さい

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