ゑびすです
古希を過ぎたら、
居心地の悪い場所に
飛び出そう
日々おもしろいことがないか
あちこち飛び回っている
日常生活を発信しています
高速列車の車窓から、
バルセロナの
風景を眺めつつ、
思いを馳せていた私…。
突然、
視界の片隅に入った
黒い影…。
何やら、
スーッと
近づく気配…。
ギャ〜
ヒェ〜
ダメ〜️
突如、
目と目が…。
「ひと目会ったその日から、
恋の花咲くこともある…。」
一瞬、
いつかどこかで
聞いたことがある言葉が、
脳裏をよぎりました
冗談じゃない
ヒェ〜ッ、
どうするのよぅ
私が、
こんなにびっくり
仰天してるのに…。
気がつかないの
いえいえ、
気がついてても
気にしないの
さ〜すがに、
スペインの肝っ玉
母ちゃんと父ちゃん。
「いや〜きた〜
どうするのよ〜、
何とかして〜」
思わず座席から、
のけ反りましたよ
それでも、
スペインの
肝っ玉母ちゃんと
父ちゃん。
どうしたと思います
ニコッと
涼し〜い顔で、
チョット手を上げ、
手綱をチョンチョン、
ですよ。
まったく
私が、
どんなに驚いて
ビックリ仰天
したことか…。
どこ吹く風で、
ニコニコ
ですからねぇ
こんなこと、
日本だったら
あり得な〜い
「ボクサーですよ、
ボクサーのリキ〜」
いいえ〜、
あの、
ボクシングの
ボクサー
じゃないですよぅ。
Dogのボクサー、
ドギーマンのボクサー
つまり、
犬ですよぅ。
私の顔先を、
舐めそうな勢いで
現れたのは、
大きな犬ですよぅ
犬が、
高速列車に
……
乗ってると思いますぅ
まさかぁ。
日本だったら、
そんなこと、
あり得ませんよねぇ。
それが、
乗ってたんですよ
しかもしかも、
小さな可愛い
小型犬ならいざ知らず。
大型犬の、
こわ〜いお顔の
ボクサーですからねぇ
そりゃあ誰だって
ビックリ仰天
しますよねぇ
どうも、
肝っ玉母ちゃんと
父ちゃんの座席の下に、
寝そべっていたようですね
慌てていた私は、
それに気づかず、
斜め前の座席にヨイショ、
っと
座ってしまった、
と、まぁ
こういう事でしょう。
それにしても、
タイでは
デッカイヤモリに、
ジ〜ッと見つめられるし、
スペインでは、
デッカイ犬に
顔を舐められそうになるし…。
はぁ〜
それがね、
もうひとつ驚いたことが
あるんですよ
私がまだ学生の頃、
家で犬を
飼っていたんですよ。
「リキ」という名前の
ボクサー犬
なんですけどね。
実は、
列車の中で
突然出会った犬が、
ソックリ
だったんですよ
「リキ」にね…。
まぁそんなこんなで、
肝を潰しましたけどね。
でも、
懐かしい「リキ」に、
まさか、
スペインの
高速列車の中で
再会できようとは…。
次の駅で
「リキ」が降りるまで、
車窓の風景はどこへやら、
「リキ」と私の
アイコンタクトが
続きましたよ
「ひと目会ったその日から
恋の花咲くこともある…。」
カモね
さぁ、
もうすぐですよ。
フィゲラス、
到着〜
今行くわ。
待っててね〜。
サルバドル・ダリ〜