70代の1人旅~タイ ホアヒン編21~ | ebisu-tanuki3のブログ

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ゑびすです爆  笑
古希を過ぎたら、

居心地の悪い場所に

飛び出そう!!


日々おもしろいことがないか

あちこち飛び回っている

日常生活を発信していますビックリマーク

 

 

 

 

あ〜ぁ、

ホアヒンひとり旅、

どうやら、

最悪というか最高というか、

表題通りの

「居心地の悪い場所」

に、またもや突入アップ




ビュンビュン

車が行き交う大通りを渡り、

向こう側の

掘っ建て小屋の前まで、

私の手を掴んで走った

運転手のおじさん…。



Ouchえーん(痛いえーん

let go of meえーん

(手を離してえーん)




出川イングリッシュで

叫びました。




でも、

運転手のおじさんは

手を離してくれません。




「離して、離してあせる

 

 

 


今度は手を振りほどきながら、

訴えるように叫びました。




「ホニャララホニャララ!!

 

 

 


運転手のおじさんが、

意味不明なタイ語で

怒鳴り返します。




掴む手に、

更に力が入りました。
作戦は、見事失敗…。

 

 

 


どうやら、

私の意味不明な

出川イングリッシュと

日本語が、

逆におじさんの警戒心を

強めてしまったようです。




ケ〜セラ〜セラ〜

なるように〜なるわ〜




ふと、通りの向こう側に

目が向きました。



「あ〜あのロットゥ、

まだ止まってる…。

 

 

あ、誰か窓を開けた。

手を振ってる…。


そういえば

あのロットゥのお客さんたち、

運転手さんが

いなきゃ帰れないよね。

 

 

どうするのはてなマーク

 


あそこに止まったまんまで…。

 


運転手のおじさんは、

私と一緒に居るし…。

 


いつまで待ってるのはてなマーク

どうなってるのはてなマーク




私の気持ちが、

妙に落ち着いて

くるのがわかりました。



「そうそう、そうよ。

 

 

私をホアヒンに

送り帰すために、

ここで何かしら

車を探してるのよ。

 

 

そうよ!!

絶対にそうよ!!



かれこれ
10分くらいは

経ったでしょうか…。



運転手のおじさんが、

急に私の手を振りほどき、

車がビュンビュン行き交う

大通りに飛び出しました。



両手を大きく広げ、

せわしく振っています。



遠くから、

1台のロットゥが

近づいて来ました。

 

 


運転手のおじさんは、

ますます

大きく手を振りかざし

「ホニャララホニャララ〜!!

って、大声で叫びながら、

必死にロットゥに合図を

送っているじゃありませんか。



キキーッ。



ロットゥが、

ゆっくりと止まりました。



運転手のおじさんは、

また私の手を掴むと、

止まったロットゥを

目がけて走ります。



2人の運転手さんが、

何やら

話し合っているようです。



「この変な日本人が

乗り越ししたらしいから、

ホアヒンの方まで

乗せてってやってくれないかはてなマーク

(きっとそんな感じの

話じゃあないかなはてなマーク

と想像する私です。)



やはりそうでした。

 

 


ホアヒンの方に向かう

ロットゥの運転手さんが、

首をフリフリ、

早く乗るよう

合図を送っています。

 

 


私の手を掴んだ

運転手のおじさんは、

ロットゥの入り口に

私を押し付けて、

乗れ乗れ、

という仕草です。



私が運転手のおじさんに

お礼を言う間も無く、

ホアヒン行きのロットゥは、

let's  goアップアップアップ



きっとここは、

止まる予定の場所では

なかったんでしょうね…。



運転手のおじさん、

そして文句も言わずに

ず〜っと20分近くも

ロットゥの中で

待っててくださった皆さま。



お礼の言葉さえ伝えられず…。



「運転手のおじさん、

ありがとうドキドキドキドキドキドキ

 


ロットゥの皆さま、

永らくお待たせして、

ゴメンナサイ。

 

 

そして、

本当にありがとうおねがい



タイの人々の暖かい真心に、

感謝感激ラブラブラブラブラブラブ



「一生忘れられない、

居心地の悪い場所に

飛び出しちゃった。

 

 

でも、やっぱり

人間っていいいなぁ。

 

 

心の居心地は最高音譜

の気持ちで一杯でした。




「あ〜ダメダメ
今は感傷に浸ってる

場合じゃないのよね。


何しろ、停留所が

ないんだから…。

 


仮にあったとしても、

どこの停留所で

降りればいいのか

わからないんだから…。

 


もう、

右脳の記憶だけが頼りよ。


今は、

眼を皿のようにして、

少しでも見覚えのありそうな

場所を見つけなきゃ。


下手したら、最初の

ペッチャブリーの

停留所に戻っちゃった…。

 


な〜んて、

もう、笑い話にも

ならないような事態に

ならないとも限らない…。

 

 

そんなことになったら、又、

タイの人たちに

大迷惑じゃない…」

 

私は窓の外を一心に

見つめ続けましたよ。