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11月 市ヶ谷教室 茶道稽古

 
市ヶ谷教室も 炉が開きました

 

 
 
 
 
 
季節のお話は「新嘗祭」
日本人にとって忘れてはならない日
勤労感謝の日 の真実を知ってください
 
 
炭手前が
ご馳走になる事季がやって参りました
 
炉を囲んでいただくお茶は
風炉よりもぐっと一体感が高まり
それだけでも温かい気持ちになりますが
 
 
実際に
部屋全体が温まり暖房要らず
釜の湯で加湿もされますし
 
炭の遠赤外線交換で
血行が促進され
凝り改善や美肌効果も
 
嬉しい事だらけの炭火
 
 
茶道で使う炭は
寸法やつぐ順番が決まっています
 
 
これは
炭火が起こりやすく
更に 持ちやすいように
工夫されたものですが
 
 
 「木が生えている姿に」
というのが根本原理で
幹の太い根本から徐々に細く
枝に至るように
 
それを突き詰めていったら
今の炭の寸法と順番になったのでしょう
 
 
その美意識の結果が
機能を上回る場合もあります
 
 
最後の方につぐ「枝炭」は
その名の通り
細く枝別れした木の先端部分の炭で
元々は火が回りやすくする
導火線の役割を担っていましたが
 
 
景色として胡粉で白く
化粧をするようになりました
 
真っ暗で始まる茶室の中で
赤く浮き上がる下火に
つがれる黒い炭と
一番上に添えられる枝炭の
白が映えて確かに美しいです
 
 
黒いままの枝炭を使う流派もありますが
そちらの方が古い形に思えます
 
なぜなら
胡粉は燃えないからです
しかも白い燃え残りが
灰の手入れの手間を増やします
 
 
この用と美のせめぎ合いは
道具など茶道の至る所に顕在するのですが
有名なのは
 
千利休と古田織部の
露地の飛び石のお話
 
 
利休は「渡り六分に景四分」といい
歩き安さを重視しましたが
弟子である
織部は「渡り四分に景六分」を好み
機能よりも美しさを優先しました
 
 
茶道は決まり事でガチガチだと
勘違いをされがちですが
大枠の型の中は
困るほど自由です
 
 
体型によって微妙に変わる
座る場所や道具の配置
お茶を差し上げる相手によって
大きく変わる室礼や湯加減
 
ある先生は
「点前の時には着物の
袖にまで神経を通わせる」
と仰いましたが正にその通りで
 
 
皆さんの美意識を
髪の先から足の先まで
空間全体にまで
行き渡らせてください
 
 
 

 

 

 

 

≪茶花から日本を學ぶ★こちらから≫

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

 

次回の稽古は

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・正月飾り

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・炉平手前、基本の所作

 

 

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次回の稽古は

2023年12月8日(金)

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・長緒、入子点

 

 

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