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10月 笠間教室 茶道稽古

 

 

 今年も豊かな実りを頂きました

この季節になると

一年のまとめの時期に入る気がします

 

 

 来月は炉が開くので

茶人にとっては

新年を迎える気持ちもあります



 

 

 季節のお話は

伊勢物語 第七十三段「月のうちの桂」

 


私たちは月の影に

兎を見ていますが

中国の人は兎の他にも

蟾蜍(ヒキガエル)を発見していました


 

中国 唐代の書物には

月には

蟾蜍と兎が居て

桂の木が生えている

と書かれています

 


それが日本に渡って

平安時代に書かれた書物には

月に桂の木が生えている

という記載がある事から

その頃には日本にも定着していました



伊勢物語 第七十三段では


業平が

絶対不可侵の存在である

伊勢の斎宮に恋をして

手の届く事の無い彼女を想い

歌をよみます


 

目には見て 手にはとられる 月のうちの

  桂の如き 君にぞありける



伊勢の斎宮とのロマンスは

「伊勢物語」と名付けられた

元となっているといわれる


六十九段「狩の使」で詳しく語られます

こちらは来月のお楽しみに


 

 中国では蟾蜍も月に居ると考えられていますが

ウサギとカエルといえば…

「鳥獣戯画」

を思い出すかたも多いでしょう

 

 

 あれは月のお話しなのです

 


その他にも猿と狐が登場します

これは

どうして月に兎が居るのか

という仏教の教えが元になっています



兎と猿と狐が山中で倒れている

みすぼらしい老人を発見します


手分けをして食べ物を採ってきてあげよう

という事になり

それぞれ探しに行きました



猿と狐は食べ物を

持って来る事が出来たのですが

兎は何も見つける事ができませんでした



申し訳なく思った兎は

「私を食べてください」

と炎の中に身を投げます






皆が助けようとしたのは

実は帝釈天が姿を変えた老人でした


慈悲深い行いに感嘆した帝釈天は

兎の利他の心を皆が忘れないように

月に昇げていつでも眺められるようにしました




鳥獣戯画をみると


月では

皆仲良く平和に過ごして欲しい

という優しい想いが伝わってきます



 

 

◆ 常陸総社宮 園遊会茶会 ◆

 

灯火の中 雅楽と共に

一服していただく茶会です

 

 

【事前予約制・有料】

日 時:2023年11月5日(日) ・16時

 

場 所:#常陸総社宮 

@hitachisosya 

 

席 主:

 海老澤 紗衣香/宗香

 

定 員:20名(先着順)

 

参加費:

1名様2000円

※ご祈祷・薄茶・菓子代を含む

 

申込方法:

 

常陸総社宮までお電話ください

TEL:0299-22-2233

 

 

 

お問合せ先 :

 

常陸総社宮

TEL:0299-22-2233

 

 

 

 

 

≪茶花から日本を學ぶ★こちらから≫

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

 

花火「東京 市ヶ谷教室」オープン花火

NEW詳しくはコチラ

✴︎茶室にて炭火でのお稽古です

 

次回の稽古は

2023年11月12日(日)

・新嘗祭

・秋の和歌

・開炉

 

 

「茨城 笠間教室」

NEW詳しくはコチラ

次回の稽古は

2023年11月3日(金)

2023年11月4日(土)

・伊勢物語六十九段「狩の使」

・秋の和歌

・開炉

 

 

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