8月 笠間教室 茶道稽古
稽古は「花月」
海外からお客様もいらっしゃいました
大変な暑さですが
旧暦ではもうすぐ 秋
急な雷雨も多く
いよいよこの物語のような
季節になってきました
今月のお話は
伊勢物語 第六段「芥川」
高貴な身分の女に
叶わぬ恋をした男が
夜の間に女を盗み出すという
伊勢物語の中でも
とてもドラマチックな展開
平安時代の高貴な女性は
ほとんど外の世界を知らないので
彼におぶわれて
夜道を走る中
月明かりに煌めく露を見て
「あれは何?」
と問いかけます
しかし逃げることに必死な男は
答える余裕もないのでした
急な雷雨に襲われ
荒れ果てた蔵の奥深くに女を隠し
戸口で晩をします
雷鳴が轟く音にかき消され
気付かれぬ間に
女は鬼に食べられてしまいました
夜が明けて
蔵の中を確認すると
もぬけの殻
白玉か 何ぞと人の 問ひし時 露と答へて 消えなましものを
あの光るものは真珠なの 何なの とあなたがたづねた時
露だよ と答えて その露のように一緒に消えてしまえばよかった
と大変悔しがりました
この物語の登場人物は
在原業平と藤原高子だといわれています
鬼は大切な娘を取り返しに来た兄たち
後に高子は清和天皇に嫁ぎ
二条の妃と呼ばれる後々までも
この2人の物語は続き
百人一首にも
◆ 常陸総社宮 園遊会茶会 ◆
灯火の中 雅楽と共に
一服していただく茶会です
【事前予約制・有料】
日 時:2023年11月5日(日) ・16時
場 所:#常陸総社宮
@hitachisosya
席 主:
海老澤 紗衣香/宗香
定 員:20名(先着順)
参加費:
1名様2000円
※ご祈祷・薄茶・菓子代を含む
申込方法:
常陸総社宮までお電話ください
TEL:0299-22-2233
お問合せ先 :
常陸総社宮
TEL:0299-22-2233
【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】
✴︎茶室にて炭火でのお稽古です
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