蝦読weekly 20240825~0831 | 50までの抵抗

50までの抵抗

50代半ばのおじさんが主にランニングと読書で加齢に抵抗するブログ

 蝦読weeklyです。
 コロナ罹患療養中ですが、熱もひきカラダは元気なので、通常通り更新します。


曲亭馬琴著 『南総里見八犬伝 九』
 毎月1冊全巻読破チャレンジも9か月目です。犬江親兵衛の京都での様子が描かれます。
 この先も読んでみなければ何とも言えない部分もありますが、八犬士の活躍を読みたいのに肩透かしを食らっている感じ。親兵衛の活躍が描かれるならまだしも、敵役の描写に大きくページを割いていて、メインは敵役か? と思うこともしばしば。馬琴のことなので何かしらの理由があるのでしょうけど、ちょっと冗長な感じを受けなくもありません。抄訳で省かれる傾向にあるのもわかる気がします。
 あと3冊。大団円にむけて楽しみではありますが、しばらくこんな感じなんですかね?
 

水木しげる著 『鬼太郎大百科』
 北海道マラソン前日に札幌芸術の森まで脚を運んで「水木しげる 百鬼夜行展」を見てきました。そこで購入。
 『ゲゲゲの鬼太郎』の世界はよくわからないんですけど、アニメのちょいとキャッチーな絵柄よりも水木しげるのディフォルメ感の方が好みです。子ども向けの本なんでしょうけど、鬼太郎の世界はそこまで詳しくないので楽しく読了しました。目玉おやじの住処とか考え方が自由過ぎて素晴らしい。おそらくは水木しげる本人が挿絵を描かれていると思うのですが、やはり絵が上手いですな。
 

 
ニーチェ著 『ツァラトゥストラ(上)』
 哲学者:ニーチェの代表作の1つです。
 今年の初めにネオ高等遊民さんのYoutubeチャンネルで動画を見て以後、いつか読もうと思っていました。

 こちらがその動画↓

 最初、河出文庫版で買ったんですが、電子書籍でセールをやっており、光文社古典新訳文庫だから読みやすいと判断して購入。そんな経緯から、ついに読み始めたツァラトゥストラ。正直、何を言っているかわからない(笑)。深読みすると沼にハマっていきそうでしたので、ツァラトゥストラの思想独白として読み進めました。哲学は門外漢だし、それでいいんじゃないかなと。わからなければわからないで良いんですよ。それもまた読書です。読みやすさは抜群。下巻も同じスタンスで読みます。