蝦読weeklyです。
カフカ著 『決定版カフカ短編集』
今年はカフカ没後100年なんですね。
不条理な作風ですが、意図的に訳がわからない作品にしているのか。それとも何かしら深いものを秘めているのか。とにかく魅力の多い作家だと思います。本短編集はカフカファンはもちろん、カフカ初心者にも入門書としておススメできる一冊です。この本の作品が気に入ったらカフカの他の作品を気に入ると思います。
個人的には『万里の長城』が好きですが、『流刑地にて』もなかなかカフカっぽくてよいです。
前野ウルド浩太郎著 『バッタを倒しにアフリカへ 』
こちらへの投稿は初だと思いますが再読の本です。
もしかすると人生で読んだ新書の中で最も好きかもしれないくらい、お気に入りの一冊。表紙のインパクトは強烈ですが、バッタ研究に真剣に臨む著者の各方面への奮闘はもちろん、モーリタニアの慣習も面白く読ませてくれます。
続編を読む前に再読しておきたかった! そして再読しても変わらない良書でした!