前回のお話で述べた様に、我が家は農家を営んでおり、家には自分達で栽培した野菜や米がたくさんあります。

また冬場には有り余った時間を利用して膨大な量の漬け物や手作り味噌なんかも発生します。

そういった食材達を私達は田舎暮らしの付き合いとして御近所さんや遠方各地の親戚等に送ったり、ちょっとしたお礼や手土産の品として贈りあっているのですが、ここで1つ弊害があります。

なまじ普段、大量の野菜を見ているせいなのか1度に送る量がハンパじゃないんです。

一時期、私が地元を離れて一人暮らしをしていた頃に母が送ってくれた荷物の一例を書きますと

1、ジャガイモ 10キロ
2、白菜    2個
3、米茄子   6個
4、自家製漬物 1キロ

念の為に言うとコレが1回に送られて来る量です。

冗談ではありません。本当です。

繰り返して書きますが、私はこの時、一人暮らしです。

いくらある程度、貯蔵可能なジャガイモといえども1度に10キロは無理です。

母に“送ってくれるのは有り難いけど量を加減してくれ”とお礼がてらの電話で伝えると母は「足りなくてさびしい思いをするよりは、ちょっと多い位が丁度良い。もし多ければ周りの友達にでもあげればいいじゃないか。」と、全く聞く耳を持ちません。

私も文句を言おうにも、そう言った豪快な母の不器用な愛情が理解出来たので文句を言いつつも有り難く、戦々恐々として季節の折に届く大量の野菜達を迎え入れていたんですが、今にして思えばこの頃から母はフリーザ様の片鱗を見せ初めていたのかもしれません。

更に続きます。

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何を書こうかと悩んだんですがまずはブログタイトルでもあるフリーザ様な母が如何にしてフリーザ様になってしまったのかを書かせて頂きます。

私の実家は農家で両親ともに朝早くから夜遅くまで田んぼや畑やビニールハウスで働いていて母はその中で家事や子育てをこなしてきました。

その頃から祖母とも同居していた為に祖母には要所要所で手助けしてもらったらしいのですが、やはり母のホームである台所には祖母には入って欲しく無かったらしく、勢い母が作る料理は手早く簡単に出来る料理を基本にカレーやシチュー等の「1回作れば後は暖めるだけ」な料理や大皿に盛って「後は好きに取りなさい」的なモノが多くなっていったのです。

続きます。

ちなみに画像は現在の我が家、フリーザ様の冷蔵庫です(笑)

はじめまして。

「大盛り」と申します。

今日から我が家の朝ご飯や昼ご飯、晩ご飯について語って行こうかと思うのですが、まずは家族の紹介を。


☆フリーザ様☆
「大盛り」のママン。
年代から言えば戦後の生まれのハズなのに「冷蔵庫」に対して「ココに入れた食べ物は決して腐らない」と言う神話を疑わないピュアな人。
たまに、その信念の為に家族を恐怖のどん底に突き落とす。

☆オトン☆
フリーザ様の旦那様で「大盛り」のパパ。
常々フリーザ様に「冷蔵庫でモノを腐らせるな」と注意をしているが未だに一方通行。
オトンの言葉がフリーザ様に届く日はいつか?


☆弟夫婦☆
現在同居中。
生活時間が微妙にずれている為にフリーザ様の攻撃を直撃してはいないが所詮は同じ冷蔵庫。
フリーザ様の脅威から逃れる事は出来ない。


☆コールド大帝☆
オトンの母親にしてフリーザ様、最大の敵。
しかしフリーザ様の敵だからと言って我々の味方だった事は1度もなく、まれにフリーザ様以上の仕打ちをなさる暴君。


☆「大盛り」☆
フリーザ様の娘にしてパシリ。
実家に寄生している手前、家事手伝い等もするがフリーザ様の攻撃になす術も無く降伏の毎日を送っている。
独身・三十路・体脂肪の三重苦を背負ったちょっと悲しい人。


この6人家族で日々、ある意味サバイバルな生活を紹介したいと思いますので今後ともよろしくお願いします。