『禅ごよみ365日: 毎日に感謝したくなる』より印象に残った禅語についてです。
読み:むくどく
意味:どんな行いにも功徳はない。自分がしたことに見返り(果報)を求めない。
功徳無しということですが、禅語では「むくどく」と音読みで読むそうです。この言葉は、禅宗の祖の達磨大師が中国の梁の武帝との問答での回答した言葉でした。
因果応報や、善因善果、悪因悪果という言葉がありますが、達磨大師は真の信仰は功徳や果報を求めて行うものではないということでこの言葉を言ったそうです。
何かしたときに、明確な見返りを求めないことの大切さを説いている言葉だと、こういった言葉を心にしっかりと刻んでおきたいと思います。