#611 レビュー『図解でスッと頭に入る紫式部と源氏物語』 | 歴史に遊び!歴史に悩む!えびけんの積読・乱読、そして精読

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大河ドラマ「光る君へ」』をより楽しむために『図解でスッと頭に入る紫式部と源氏物語』を読みました。

平安時代の摂関期の後宮のことや、紫式部の人生、『源氏物語』54帖のそれぞれの内容や地図などが分かる1冊です。

 

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  レビュー

2024年『大河ドラマ「光る君へ」 - NHK』が始まりました。平安時代は私にとって苦手な時代になるので、副読本的に買ったのがこの1冊です。

 

『源氏物語』は2021年に一度とにかく全部読んでみようということ読破しました。正直そのときにこの本があったなら~と思いました。

 

紫式部の生涯だけでなく、平安時代の紫式部などの女房達や、天皇に入内する女たちの後宮がどのような配置で、何人もいる妃でそれぞれの格や天皇との関係性で後宮のどこに入るのかなどの平安の摂関政治期の基礎知識がコンパクトにわかりやすくまとめられており、『大河ドラマ「光る君へ」 - NHK』を観るのに大変役立つと思います。

 

タイトルにある通り、後半は『源氏物語』の光源氏が置かれた状況に合わせた解説が行われます。光源氏の関係図は、父である天皇の后と関係を持ってしまったり、仕える天皇が実が息子がったりなどかなり入り組んだ複雑なものなので仕方がない部分もありましたが、見開き2ページで、関係図と各人物のコメントを書いたりするので、どうしても分かりづらくなるのは仕方がないのですが難しいです。そこを差し引いても『源氏物語』の54帖それぞれの舞台の地図もついているので、読む時にそばに置いておく本当に役立つ1冊だと思います。

 

〈書籍データ〉

『図解でスッと頭に入る紫式部と源氏物語』

監 修:竹内正彦

発 行:昭文社

価 格:1,400円(税別)

 2023(令和5)年 8月1日 1版第1刷発行

 2023(令和5)年10月1日 1版第2刷発行

 
 
 
 

 

 

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