キングダムで激しく戦い合う
戦国時代の七つの大きな国
「キングダム」でお馴染みに国々についてになります。
戦国の七雄
赤い点線丸印の七国が、”戦国の七雄”になります。
春秋の五覇が、5人の覇者という人物を指していますが、この七雄が人物ではなく七つの有力な国ということになります。
戦国時代においても、他にも周をはじめとして、宋、衛、魯、越、中山などの国も存在しています。
こうしてみると、東の斉、南の楚、西の秦に囲まれている韓・魏・趙が外交を間違えると一気にいかれてしまうような状況にあることがよくわかります。
戦国時代の特徴が、下剋上で国が韓・魏・趙の成立や、家臣による斉の乗っ取りが成立したように、実力主義の時代で、戦国の七雄それぞれが有能な人材を登用し、改革を行って強国への道
1.魏 李克(前442~)
独立前から、呉起、西門豹、李克、楽羊らを登用し、政治改革を行う。
2.趙 公仲連(前403~)
独立時の公仲連が改革を行う。
3.楚 呉起(前382~)
政変で魏から亡命した呉起を悼王が宰相に登用し、政治改革を行う。
悼王死後は、呉起も暗殺され旧弊に戻る。
4.斉 趨忌(前357~)
名君の威王、宣王のもとで中央集権を進め、賢人を登用する。
5.秦 商鞅(前357~)
法家の精神に基づき改革が行われる。商鞅自身は刑死するが、歴代君主が改革を続行した。
6.韓 申不害(前355~)
法治主義で中央集権体制を強めるが、彼の死後は改革がとん挫する。
などが主な例になります。
また、この時代は、社会が大きく乱れた時代手もあったことから、それをどう治めるのかという観点などから、様々な思想が花開く”諸子百家”の時代でもありました。
※諸子百家は後日