海老蔵は私が大好きだ。

無論、
私も海老蔵が愛しい。




家で過ごしている時は
必ず傍らに寄り添っていてくれる海老蔵。

守られている気持ちになる。

事実、
彼女にとって
私は心配でならない存在なのかもしれぬ。

いつもいつも一緒なので
前世からの縁で
私達は
結ばれているのであろう。
彼女が
守護者だったに違いない。

海老蔵が
尻尾を踏まれた。

ババに。


ギャー!!

響き渡る
海老蔵の悲鳴を
聞き付けて

二階から新之助が
居間からは虎太郎が
駆けつけた。

二人とも眠っていたのに。

どうしたの?


鼻先を寄せ合い
不幸な出来事を報告しているのだろう。


苦笑いしながらも
必死で謝るババに対して
海老蔵は猛烈に怒っていた。


海老蔵は
小さな猛獣なので
ババの腕に
報復の痕を残し
プリプリ怒っていたが…



三人の関係性が
実に微笑ましかった。
キッチンの換気扇の下で
喫煙中にブログをアップしている。

続き間の箱の中では
虎太郎が眠っている。


くぐもった虎太郎の声。

起きたのか?


そっと様子を見に行ったら虎太郎は眠っていた。


寝言か…。


どんな夢を見ているのだろう。


おやすみ。
虎太郎。