Life's a Little Blue.. -24ページ目

Life's a Little Blue..

Day-to-day life in Ebetsu City, Hokkaido.

 暑い日が続いている。昼間の気温だけみると、北海道も本州以南とちっともかわらない。やはり地球規模の温暖化が、こんな島国の片田舎にまで影響してきているんだろうか。わからない。暑い暑いといって家にこもってばかりもいられないので、となり町の当別町まで妻とドライブに出かけた。この小さな町には札幌郊外の高級住宅地「スウェーデンヒルズ」があって、一度どんなところか見てみたいと思っていた。1979年に民間の宅地開発業者が提案した「スウェーデン村計画」に町が誘致して開発がはじまり、2023年現在の人口は397世帯、841人という。行ってみて、軽く衝撃をうけた。予想していたより街はずっと大きく、すべての住宅がおなじ赤い板壁で三角屋根のスウェーデンハウス製。それだけでかなり異様な風景といっていいが、なぜか通りを人がひとりも歩いていない。人影もなくクルマもほとんど走っていなくて物音ひとつない。商店のたぐいはひとつもない。簡素で美しい公園がいくつかあるが、そこに子どもたちはいない。強い夏の日差しのなか、まるで白昼夢を見ているような、映画のセットのなかにいるような、不思議な気持ちになる。

 

 スウェーデンヒルズの住所地番は「当別町スウェーデンヒルズ○番地」という。当別町にはもうひとつ「ロイズタウン」という巨大なチョコレート工場があって、その住所地番も「当別町ロイズタウン1丁目1番地」だ。ロイズという会社は、実は石屋製菓よりも売り上げが大きく、スウィーツ大国の北海道にあって、もっとも著名なお菓子メーカーといっていい。そういえば、妻の弟が愛知県に住んでいるんだが、旅行で北海道に来るたび、ロイズのチョコレートだけは毎回買って帰るらしい。美味しいからね。当別町のロイズタウンではスウィーツの販売はもちろん、チョコレートの製造工程を見学できるエリアがあって、観光客の客足がたえない。何やら楽しそうなアジア系の観光客に混ざって、妻とチョコレートの濃厚なソフトクリームを食べた。

 

 スウェーデンハウスの赤い板壁を思い出しながら、ストックホルム郊外の自然豊かな住宅街に想いをはせてみる。BGMは先日、図書館で借りてきたケニー・バレルの「イントロデューシング・ケニー・バレル」がいい。ギター、ベース、ピアノ、ドラムのほかにコンガが入る。ジャズギターとエッジのきいたコンガのリズムは相性が良いと、私は思う。ベースはポール・チェンバースか。どうりでよくスウィングしている。そうこうするうち、夏の夜もふけて、また水割りがよくすすむ....