最近はまっているものが、米麹。
そもそもの始まりは三升漬けです。
ある時、スーパーに三升漬けのようなものを見つけて、三升漬けの味を期待して買ったのです。
ところがここ愛媛は甘い味付けが良しとされるところ柄。
食べてびっくり、なんと三升漬けに似た食べ物は甘いんです。
ひっくり返りそうになりました。
まさか、甘いとは、、、。
だったら自分で三升漬けを作ろうと。
調べてみると簡単に作れそうです。
おっと、三升漬けを知らないという方。
あとで造り方を説明するので想像してみてください。
もし、想像できないという人がいるなら、ぜひご自分で作ってみることをオススメします。
実は、三升漬けを作ろうと思ってからが迷走の旅が始まるのです。
三升漬けは、青唐辛子一升、醤油一升、米麹一升を混ぜ合わせて作るところから三升漬けという名前になったとか。
名前の通りに一升ずつ入れるとなると大きな容器が必要になります。
当たり前のように、1対1対1の割合で漬け込めばオッケー。
さて、では材料を仕入れよう。
醤油はうちにあるし、スーパーで米麹も手に入れました。
ところが、驚いたことに青唐辛子がないのです。
四国最大手のスーパーになし、農協の直販所でも扱った記憶がないと。
これは困った。
あちこちの店員さんにその都度どこなら手に入るかを尋ねてみても、そもそも辛い唐辛子はあまり作っていないようです。
唯一、おぼろげながらと言いながら、「久万高原町で作ってる農家さんがいたかも知れない」と、あまりに頼りない情報を得ることができました。
それなら行くしかない、久万高原町に。
片道1時間。
まあ、それもありだな。
まず、久万高原町の道の駅に。
ここらの道の駅は、まるで農家の直販所やスーパーのような機能があって、地元の野菜は道の駅に買いに行くというのが、愛媛生活1年半で身につけた技です。
1時間車を走らせてたどり着いた久万高原町の道の駅。
やけに混んでました。
店内をグルグル見て回るも、青唐辛子はなし。
店員さんを捕まえて聞いてみると、ほとんど扱ってないとか。わずかに扱ったのは夏の初め頃だとか。
生産農家さんを紹介してもらおうかと思っていたところ、店員さんが言うには、今日は林業まつりをやってて農家さんもまつりに出店してるから、ひょっとしたら、あるかもしれない。とのこと。
早速林業まつりの会場に行ってみました。
なかなか祭りは盛況のようです。
でも赤唐辛子が売られていたので、そこの人に青唐辛子はないものかと聞いてみたら、やはり夏の初め頃なら、なくはないとのこと。
やはり、季節的にも青唐辛子を手に入れるのは困難なようだ。
話を聞いてみると、目の前に売られている赤唐辛子は、青唐辛子が熟して赤くなっただけのもので、乾燥させてはいないとのこと。
ひょっとしたら、当たらずとも遠からずで、この赤唐辛子で夢の三升漬けを作ることが出来るかもしれないと、ポジティブな気持ちになってきた。
よし、これで作ろう。
さて、やっと三升漬け作りです。
買ってきた唐辛子、見事に赤いです。
なんでヘタの所だけ緑なんだろうか?
まあ余計なことは考えずにいきましょう。
これを細かく刻んでいきます。普通にまな板と包丁で刻むのは大変そうなので、調理ハサミで刻んでいきます。
この時、素手で唐辛子を触るのは御法度です。
手に辛味成分が着いて、手が痛くなるそうです。
話は逸れますが、乾燥バジルを作るとき、キッチンペーパーかなんかに葉っぱを並べてレンジでチンすると、見事に乾燥バジルが出来上がります。
同じ理屈で乾燥唐辛子が出来ると思って実行してはいけません。
そんなことをしたらどんなことになるか。興味のある人は試してみてください。全て自己責任で。
自分がやった時は、家族全員が一旦うちの中から外に避難しました。
さて、話は戻り、以下が細かく刻んだ唐辛子です。
同量の米麹と混ぜ合わせます。
さらに同量の醤油を入れて混ぜ合わせます。
こんな感じになりました。
1〜2日おきに混ぜて、2週間程度で食べられるようになるとか。
今から楽しみです。