今日は日の出前から鴨猟に出陣しました。
前に双眼鏡を持って行ったら、ゴッソリと鴨がいた池を目指しました。
でも、1羽もいない。
しょうがないので次へ、次へ、次へ、、、。
どこにも、1羽もいない。
そこで思い切り別の場所へ。
久し振りの場所。前に来た時はまだ雪がない頃でした。
きっといるに違いない。
車を停めてそ～っと近づいたつもりが、バタバタバタ。6羽ほどが飛び立って行ってしまいました。
ちょうど昼時。一旦うちに帰って昼飯を食おう。
眠くもなってきた。ことと次第によっては、このまま寝ちゃうというのもあり。
移動の車の中で、またダメだったことを猟友に話すと次々とアドバイス。
アプローチの大切さなどを指摘してもらいました。
昼飯後、一か所だけ行ってなかった鴨ポイントがあったことを思い出しました。小さな小さな池ですが、湧き水なので冬でも凍りません。
これまでも鴨がついてるのを何度も見てます。
行くしかない。
で行ったのが下の写真のポイント。
写真では分かりづらいですが、ちょうど中心のところに5メートル四方ほどの池があるんです。
ご覧の通り、周りには木だらけ。飛ばせてしまうと木の間を飛んで行くので、撃ちづらくなります。
毎度それで失敗してます。
そこで猟友のアドバイスに従い、アプローチに最大の注意を払いました。
右手に見える三角の土の山。
10メートルもあるやなしやですが、そこまで10分かけました。しゃがみ歩きをしながら、三歩歩いてしばらく様子をみます。
もともと健脚ではないので、ゆっくりと行く分にはなんとかなります。
三角山を越えたのが下の写真です。
写真には写っていませんが、やはり真ん中あたりに池があります。
ここからも、しゃがみ歩きで近づきます。
実は、この池に鴨が入ってるのは既に確認済みでした。
道路から車に乗ったまま、チラッとだけ見えるんです。
少なくても1羽はいる。
飛んでないから、まだいる、必ずいる。
近づいて、我慢できなくてちょっと覗いてみました。
見えたのは、青首、マガモのオスが2羽。
いつもは6羽前後が溜まってるので、他にもいるかもしれませんが、とりあえず青首2羽がいることは間違いない。
ノドがカラカラです。緊張感が高まります。
どれだけ退屈してるのか、遠くから吠えている犬の鳴き声もやむ気配がない。
さらに近づいて、池までは10メートルもない。
いきなり立ち上がって、飛び立つところを撃つか、それともそ～っと立ち上がり水面にいるうちに撃つか。
覗いてみると、青首2羽が付かず離れずの状態で水面にいる。
青首だ。2羽とも欲しい。
散弾で撃つんだから、2羽が重なった時に撃てば、2羽とも獲れるんじゃないか。
決まりました。
小さな池なのでワンチャンスです。だから弾は3発しか用意してません。
2羽が重なった時に当たれば1発で勝負は決する。
向こうはこっちに気付いてない。猟友のアドバイスのおかげだ。
そ～っと覗き発泡チャンスを待ちます。
左右からマガモが滑るように泳いできて、すれ違う時、パン❗️
1羽は水面でバタバタしてますが、もう1羽は飛び立ちました。
いずれも半矢。
飛び立った方に二の矢。
ストンと落ちてくれたが、まだ動いている。
最後の3発目をどちらに入れるか。水面から飛び立てずにいる鴨か、土手でバタバタしてる方か。
結局、土手でバタバタしている方に。
水面から飛び立てないんだから、結構なダメージを与えているに違いない。ほっといても獲れると判断。
その結果が、こちら。
運良く、2羽とも手に入れることができました。
飛び立てなかった鴨は、気付けば静かに浮いていました。
三の矢を撃った鴨は、まだバタバタしてます。
結局、3発撃ったにもかかわらずダメだったようです。
まだ遠くで犬の鳴き声が聞こえます。
当然発砲音も近くの、と言っても300メートルほどありますが、家にも届いているはず。
早々に立ち去ることにしました。
本当は羽むしりを済ませたいところではありましたが、誰かに寄って来られて文句を言われても面倒なので。
羽むしりは、帰ってきてバルコニーでやりました。結構な時間がかかりました。
解体を済ませるとこんな感じです。
どうにも下手くそですが取れる肉はかなりの量です。
で、食べてみました。
初めてなので、塩コショウで焼いてみました。
あれ？
全く美味しくない。レバーのようなモソモソ感。
血抜きを失敗したか。
そう言えば猟友が火を通しすぎないほうが美味しいと言ってた。鴨は鴨鍋にして食べたいのです。
美味しく食べるには、それなりの知識が必要なようです。