皆さん、こんにちは。
今日のテーマは
「適正な利益とは何か? vol.4」
です。
前回、適正な利益を考えるために、
「リスク費」という要素を忘れないようにする
という話しをしました。
このリスク費について、もう少し考えてみたいと思います。
無在庫販売をおこなっているeBayセラーにとって、
いちばんショックが大きいのが「商品仕入後のキャンセル」だと思います。
つまり、バイヤーに購入しもらって支払いを受け取り、
商品を仕入先へ発注し、入荷を待つばかりとなっているときに、
突然やってくる「バイヤーからのキャンセル依頼」です。
こんなとき、セラーとしては
“もっと早く言ってよ!”
とか、
“いまさら、キャンセルなんかできない!”
なんて思うかもしれません。
しかし、セラーは、
バイヤーからのキャンセル依頼を、快く受け入れなければなりません。
なぜなら、
「買うと言って、キャンセルした経験」は、
あなたにだって、あるはずだからです。
これは、店頭販売でも同じだと思いますが、
実際は通信販売の方が「気軽なキャンセル」が多いのも事実です。
だからといって、
通信販売は「キャンセルをしづらくする」ということは間違っています。
なぜなら、
この「気軽さ」というメリットを享受(きょうじゅ)しているのは、
セラーも同じだからです。
しかし、日本の旅行業界では、
この気軽なキャンセルを「しづらくする」動きが検討されています。
海外旅行において「キャンセル料」が発生する期間を
「旅行30日前から、最大で90日程度前まで拡大する」
というのです。
理由は、
ネットによる申し込みが増えたことで「キャンセルの発生数」も増えたからです。
確かに、旅行会社としては、
「31日前」にキャンセルされたものを、他の人へ売ることは難しいかもしれません。
だからといって、日数を前倒ししても、大きな改善は期待できないように思いますので、
私なら、
「キャンセルによる損失を、利益に上乗せする」
ことで対処するでしょう。
実際、eBayでの販売において、私は、
キャンセルによる損失を「リスク費」として利益へ盛り込んでいます。
ですから、私は、
バイヤーからのキャンセル依頼を、快く受け入れることができます。
ということで、あなたも、
キャンセルによる損失を「リスク費」として利益へ盛り込むことを検討してみてください。
タケ