皆さん、こんにちは。
今日のテーマは
「見込客からの質問への対応 Vol.7」
です。
前回、見込客からの「値引き要求」に関連して、
「値ごろ感」についてお話ししていました。
そして、値ごろ感の意味は、
「品物の価値相応の値段である感じ。また、買い得であるという感じ。」
でした。
そこで、今回は「適正な価格とは何か?」について考えてみたいと思います。
そもそも、価格の決定方法には2つの方法があります。
1.足し算方式
2.引き算方式
※この表現は、私が個人的に使っているものです。
足し算方式とは、
「原価+経費+利益=商品価格」
というように、商品価格を積み上げて決める方法です。
反対に、引き算方式とは
「(商品価格-利益)-原価-経費=0」
というように、最初に商品価格と利益を決定し、
それに収まるような原価や経費を実現する方法です。
ところで、多くのセラーは、見込客から値引き要求があった場合、
「自分の利益を削る」ことで値引きを実現していることが多いと思います。
これは、商品価格を足し算方式で決めている証拠です。
もちろん、
大量購入を前提とした「大量仕入」による仕入コストのダウンがあるかもしれませんが、
これは稀(まれ)なことだと思います。
そして、この足し算方式で商品価格を決めていることが原因で起こるのが、
「ヤフオク商品の代理入札において、価格が折り合わない」
ことです。
折り合わないのは、
セラーは価格を足し算方式で決めているのに対し、
バイヤーは引き算方式で決めているのが原因でしょう。
ということで、
お客様の満足を引き出す「適正価格(値ごろ感)」を導き出すことは
セラーにとって永遠の課題かもしれません。
タケ