皆さん、こんにちは。
今日のテーマは
「見込客からの質問への対応 Vol.6」
です。
eBayセラーが「見込客から受ける質問」について、つづきをお話しします。
質問内容としては、
Q1.値引きできるか?
Q2.組み合わせ送付できるか?
Q3.商品の詳細(写真の追加要求など)について?
Q4.ほしい物(×××)を見つけてくれるか?
などがあります。
前回、
eBayでセラー活動をしていると、
“ヤフオクに出品されているアイテムがほしい”
“○○というサイトの商品がほしい”
という質問が見込客から届くという話しをしました。
今日は、そのつづきです。
最近、「ヤフオクの商品を手に入れたい」という人は、
レアな物であっても、金額にはとてもシビアです。
しかしながら、金額のことを言わない人もいることは確かです。
では、金額にシビアな人と、そうでない人の違いは何でしょうか?
「マニアか、そうでないか?」
「お金持ちだから?」
どちらも違うと思います。
なぜなら、誰でも、良いものを安く手に入れたいと思っているはずだからです。
そう考えると、答えはこれではないかと思います。
「セラーへの気遣いと感謝」
つまり、
“今後も、お願いするかもしれないから”
“自分のわがままを聞いてくれたことへの感謝”
という事だと思います。
まさに、こういった人が顧客になってくれたら、
セラーにとっては嬉しい限りです。
ただ、最近、私はある疑問を感じています。
きっかけは、以前に購入してくれたバイヤーさんから
“○○というサイトの商品がほしい”
という要望をもらったときのことでした。
もちろん、このバイヤーさんは、
私が提示した価格について何も文句を言いませんでした。
しかし、取り引きがすべて終わった後、私はふと思ったわけです。
“バイヤーさんは、この価格を手頃だと思っているのか?”という疑問です。
本当は、もうちょっと安いほうが良いと思っていても、
「セラーへの気遣い」から我慢しているかもしれないと思ったわけです。
とは言うものの、バイヤーさんへ
“この価格は高いですか?”
と聞くわけにもいきません。
なぜなら、
・“値引きできる”と言ったように誤解される
・“安くしてほしい”と言われても、私は、簡単に値下げできない
という理由があるからです。
そもそも、
価格は「セラーが自由に決めている」わけですから、
裁量の余地があることは誰でも分かっています。
すると、
お客様としては「この価格は高いですか?」と聞かれれば、
セラーが「値引きできるよ」と暗示しているように受け止めると思います。
セラーとしては、
その人の「値ごろ感」を知りたいと思って質問したわけですが、
実際には、このような誤解を生む可能性のある発言は避けた方がよいです。
ちなみに、この「値ごろ感」について、少し考えてみたいと思います。
辞書で、値ごろ感の意味を引いてみると、
「品物の価値相応の値段である感じ。また、買い得であるという感じ。」
と説明されています。
つまり、
値ごろ感は「価値観」と密接に関係していることになり、
「人それぞれである」と言えると思います。
例えば、TV番組で頻繁に取り上げられる「ラーメン」ですが、
1杯が900円と言った価格が当たり前のように付けられています。
私はラーメン好きではありませんので、
“たった、どんぶり1杯で900円なのか?”
と思ってしまいます。
もちろん、その価格にしなければならない理由は理解できますが
“でも、もう少し手頃な値段にできないのか?”
と思ってしまうのも事実です。
だた、無類のラーメン好きにとっては「安いもの」かもしれません。
これが価値観の違いであり、値ごろ感の違いだと思います。
ということで、
商品の価格については奥が深いので、
つづきは次回にしたいと思います。
タケ