皆さん、こんにちは。
今日のテーマは
「見込客からの質問への対応 Vol.4」
です。
eBayセラーが「見込客から受ける質問」について、つづきをお話しします。
質問内容としては、
Q1.値引きできるか?
Q2.組み合わせ送付できるか?
Q3.商品の詳細(写真の追加要求など)について?
Q4.ほしい物(×××)を見つけてくれるか?
などがあります。
今回は
「商品の詳細(写真の追加要求など)について?」
について考えてみます。
eBayでの販売方法が「無在庫販売」である場合、
商品の写真は、仕入先が提供しているものを使っていると思います。
すると、見込客からこのような質問が届きます。
“実際の商品写真を見せてほしい”
“裏側の写真はないのか”
“商品の中を見せてほしい”
しかしながら、どの質問にも応えることが出来ません。
なぜなら、商品が手元に無いからです。
ですので、私は正直に、このように回答しています。
“ページに掲載した画像以外を持っていません。ご理解ください。”
ただ、この回答には「真面目に対応したくない」という感情も含まれています。
というのも、このような要望をする見込客は「購入することがない」からです。
冷静に考えれば分かることですが、
「新品であり、メーカーも、型番も分かっている商品」において、
実際の写真を見る意味は、ほとんど無いと思いますし、
メーカーのサイトへ行けば、その商品の写真はいくらであります。
また、2番目の「商品の裏側」というのは、
「パッケージの裏側」という場合が多いのです。
であるなら、これを見たらかといって、
商品選びに影響するとは考えられません。
そして、3番目の「商品の中を見せてほしい」というのは、
パッケージを開封する必要があるので、ちょっと出来ない相談です。
ただ、書籍などは中を見せることが可能ですが、
「著作権の問題」で写真にして見せることはできません。
では、商品選びに関係のない「写真の追加要求」は、何が目的なのでしょうか?
私が考えるには「転売する相手から質問された」のが理由ではないかと思います。
転売している本人はその商品に詳しくない。
となれば、買いたいという人(転売先)から質問を受ければ、
仕入先へ質問するしかないわけです。
そして、このような場合の典型的な質問がこれです。
“この商品は Made in Japan ですか?”
現在、製品の大半がどこで生産されているかを知っていれば、
このような質問はしないはずですし、
たとえ「Made in Japan」ではなくても、生産技術は日本が提供し、
生産管理にも日本人が関わっていることを知っていれば、
「Made in Japan」であることの価値はあまりないはずです。
このような見込客から学べることは何でしょうか?
それは、セラーとしての行動規範だと思います。
つまり、私も含め、無在庫販売をおこなっているセラーは、
自分が販売している商品について「詳しいことを知らない」ことが多いと思います。
(販売しているうちに、だんだん詳しくなるかも...)
ですので、お客様から商品について質問されたら、
それを調べなければなりません。
しかし、安易に「仕入先へ聞く」ことは避けるべきだと思います。
これは「楽をするな!」という意味ではなく、
・相手への配慮
・手に入れた情報の正しさ
という2つが理由です。
とくに、2番目の理由が大切だと思います。
なぜなら、仕入先がその商品について「本当に詳しい」とは限りらないからです。
(見込客から質問を受けている自分がそうですから...)
もしかすると、その情報は間違っているかもしれないわけです。
しかし、間違った情報を自分の見込客へ伝えたら、
それ以後、情報の責任者は「自分」になります。
ということで、商品を販売するのは簡単です。
しかし、セラーには
「自分が販売している商品への責任」があることを忘れてはならないと思います。
タケ