なにげにテレビを見ていたら映画が始まった。
たまたま、題名をみていなかったため、どんな映画かわからないのだが、何故だか「観たい」と直感で思った。前情報なしに映画を観ることは私にとってかなり珍しい。だいたいどんな内容か・・・せめて題名くらいは把握をしてから映画を観ることを選ぶ質だからだ。
だが、こう強く思う時はきっと観る必要があるのだろう。。。内容はさておき自分のこの感覚を信頼することにする。
それでもさすがに、どんな題名の映画か気になりテレビの情報欄を見てみる。それによると「ミート ザ ペアレント」という題名と、ロバート・デ・ニーロ、ベン・スティラー共演の爆笑コメディということがわかった。
爆笑コメディ???・・・う~ん、私にもっと笑えということだろうか・・・?
頭を総動員させて、いったい何を観る必要があるのだろう??と思っていた。ロバート・デ・ニーロ、ベン・スティラー共演の映画ということは、それなりの映画なのだろう。ハリウッド映画らしく、ノリよく大笑いさせてくれることを期待して観始めた。
【映画のあらすじ】
彼女との結婚を認めてもらうため、元CIAの頑固者の父親に気に入られようと奮闘する姿を描いたシチュエーション・コメディ。シカゴで看護士をしているグレッグは恋人のパムと今すぐにでも結婚したくてしょうがない。そんな折、パムの妹が結婚することになり、式に出席するためにパムとともにニューヨークの実家へと向かった。それは結婚を切り出す絶好のチャンスになるはずだった。しかし、彼を待っていたのはあまりにも手強すぎる相手だった……。
ロバート・デ・ニーロ演ずる元CIAが彼女の父親という設定だけあって、その存在感といや増す緊張感にぐいぐい惹きつけられていく。彼女の彼氏という設定のベン・スティラーの演技も大ハマリ。お話の中で失敗の連続の彼と父親との攻防戦が、手に汗握る感覚で物語はすすんでいく。
価値観の違う他人が理解しあうのは大変なことなのは世のどおり。それにしたって、この父親相手では大変すぎる。頑固者の父親らしく、大事な娘に誰がいい寄って来たって許しはしない勢いだし、そもそも自分の価値観を家族全員に押し付ける性格の彼が、他人を家族に迎え入れるなんてありえないという状況なのだ。しかも、父親は「人間ウソ発見器」と異名をもつほど凄腕の元スパイ。職業柄、人を疑うことにかけては超一流の人なのだ。そこにきて、娘の彼氏がとんでもない失敗を繰り広げる。
観ていて、この父親に「人を信頼する」という気持ちは全くないのか・・・と、悲しくなってきたほど。「ホント大変だよねぇ・・・」と彼氏に同情もしたりしていた。
・・・大笑いしながらだが(^^;
ところがである。この映画、思いのほか深かった。
彼氏による数々の失態が原因で、大事な結婚パーティーを滅茶苦茶にされた彼女一家。責められ、泣く泣く彼女の家を後にする彼。幸せだったはずの恋人同士、この後どうやって物語がすすんでいくのだろう・・・という一抹の不安がよぎる。
でも、物語は急展開を迎える。ここからが、この映画の本当の見せ場だった。爆笑コメディであるのに、まさかの号泣。
そこに描かれていたのは、人と人の信頼関係そのものだった。「心を開いて信頼する」ということだった。これが私に対するメッセージだったんだと気がついた。
映画の最中から、「信頼」という言葉がちらついていたが、本当のメッセージはここにあったんだと思った。
どんなに頑なな人であれ、いつか心を開いてくれる。
それを信頼することが大事なんだなぁと思った。
今の私とツインソウルの彼の関係のようだなと思った。ツインソウルの彼は、私に対してだけでなく、どんな人とのつきあいでもどこかで心を閉ざしている。だが現在の彼では、それは致し方のないことであり、どうしようもないこと。
でも、溶けない雪がないようにいつか閉ざした心も開くときがくる。それを信じて待てばいいんだなと思った。
信頼してもらえない悲しさから、彼に対して色々な事を言ったりやったりしてきたけれど、そんな事、もうどうでもいいと思った。
彼には彼のやり方があるし、それが彼の人生なのだ。信頼して彼に任せればいい。そんな彼を、どんな彼でも信頼していく。私に必要なのは、ただそれだけなのだろうと思う。
映画のように、お互いの心と心が開きあい通じ合ったときの絆は固い。そうなる日が、刻一刻と近づいているような気がする。
映画では、婚約指輪を模して「信頼のサークル」と言っていた。
そう、この信頼はサークルなのだ。
私達の信頼が確実のものになったとき、私たちの周りの信頼の輪も自然と整っていくのかな・・・そんな気がしてならない今日この頃の私なのである。