私がアンダラクリスタルを購入することになった店は、一種独特の雰囲気がある。
かなりエネルギーが強い石を扱っているからなのか、気軽に足を踏み入れる事ができない敷居の高さを感じていた。エネルギーに比例してお値段もするので、これは自然な事なのかもしれない。
そこのスタッフさん達はエネルギーが強い石をいくつも身に着けているのだが、私にはそれが異様に見えていた。
自分自身を守るという意味で石の力を借りるのは有りだと私は思っている。だから、石を身に着ける事にどうこう言うつもりはない。邪気が入らないようにする目的もあるのだろうから、これはある意味なるほどとは思うわけだ。
ただ、なのである。
それにしても【つけすぎ】という感覚が私にはあった。オシャレとかそういう感じではなく、武装に近い。強い石で自分自身をガードしているのだろう。それが会うたびに増えていっているのが益々もって異様さを醸し出していた。
私が求めているものは中庸である。
中庸とは【何事においても過不足ない】という状態であって、シンプルそのもの。
中庸・ニュートラル・シンプル・・・自分軸を追い求めていった結果、そこに行きついた。
スタッフが石を【つけすぎ】ているということに異様さを感じるという事は、この店そのものが私の求めている方向性と違う証だろう。この店に行く事を躊躇していたのは、そう言った意味があったからなのだろうと思った。
「とにかく(言われた事を素直に)受け取らなくてはここではやっていけないのです」
「浄化のために絶対に石が必要」と言われるが、見せられた石は欲しいとは思えないものばかり。「頭で考えずに魂で考えて」と言われるが、欲しくないものは欲しくない。高い上に、そもそも欲しくないので財布の紐が固くなるのは必然。
すると【豊さ】についてのレクチャーが始まり、セミナーに参加して勉強を・・・という流れになるのも嫌だった。
私自身、【豊さ】についてのブロックがあるのは感じている。
ただ、それを石の力だけで何とかするつもりは毛頭ない。
本来の自分自身を取り戻すことにより【豊かさ】のブロックは自然と外れていくはずだからだ。私はそこを目指しているのであって、パワーストーンそのもので豊かになろうと思っている訳ではないという事である。
これを説明しても、ここのスタッフには伝わらないのがもどかしい。
本質的でとても大切な事だと思うが、この店には必要のない考え方なのだろう。なぜならば、ここはあくまでパワーストーンを売る店なのであり、石を買ってもらう必要性があるからだ。この店自体に石を売らなければ、石を持たなければ【豊かさ】は入ってこないという思い込みがあるような気もするが、それは私とは関係ない事である。
一番大切なのは、自分が進みたい方向に進むということ。
魂の導きはそれぞれ違う訳で、進む方向もまたそれぞれなのである。
方向性が違う以上、この店に訪れ続ける必要性はないなと思った。
あくまで、アンダラクリスタルと出会うために導かれた縁だったのだろう。
念のために伝えておくが、これはあくまでも私自身の方向性の問題であって、このお店の良し悪しとは関係ない。
このお店で扱っている石が必要な人は他にたくさんいるだろう。
必要な石は必ず縁があってその人の下にいくはずだ。
そういう方達に縁をつなぐお店であり続けてほしいなと思う。
それぞれに良きご縁があるよう祈る次第である。