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一歩、世界に近づくブログ

どんな国へも、まずは興味から!

言葉や食べ物やその他の文化など、
自分が直接触れた「面白い!」と思った
”外国に関わること”を、力を抜いて書いていきます。

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ここでは、6年前に行った世界一周の日記をご紹介しています。

いま現在とは異なる箇所もありますが、ご興味のある方は読んで頂けると嬉しいです。

* * * * *


2009年12月20


今日はモロッコから朝7時にバスに乗り、ワルザザートやザゴラへ。


これらの街のことを知りたいのだが、

いかんせんガイドブックなどを


最小限にしか持ってきておらず(しかも図書館の本のコピー)、

詳しくは分からない。


分からないが、マラケシュを離れた郊外も

また素朴な味わいがあってなんだか楽しい。


バスが到着したところにズラリと並んで座っていたのがラクダ。

10匹くらいはいて、かなりの迫力だ。



ラクダ使いに調教されておとなしくしてはいるが、こんなに間近で

ラクダに触れた事って今まで無いかも。

よく見ると、『ネバーエンディングストーリー』って映画に出てくる

「ファルコン」みたいでカッコよくすら見える。


それから、そのラクダに乗って砂漠へ向かう。




このミニツアーに参加したのは、

あとスコットランド人とイラン人の夫婦と、

韓国人のおじさん2人組と、日本人の学生3人組。


ラクダは馬や象などとはまた乗り心地が違う。

歩き方にもクセがある上、

こちらは重いバックパックも背負いながら乗っているので、

慣れるまでは彼らの背の鞍から落ちるんじゃないかとヒヤヒヤした。


カメラに砂が入ったようで、シャッターの調子がおかしい。

ちゃんと開かなかったりする。

(今日の写真の上下に黒いもやみたいになってるのがそれです)


まだまだ旅は続くんですけど・・・

大丈夫かな・・・



モロッコの砂漠をラクダで進む、というのは、実はこれまた僕の

夢の一つだった。


そんなもん、アラビアンナイトのような絵本の中の話じゃあるまいしと、

学生の頃には想像すらしたことが無かったが、

ロバート・ハリス氏の本を読んでからだろうか、

それは全くの絵空事などではなく、やりたきゃやれる、

というイメージに変わったのだった。

そして数年越しに、ほら今こうしてイメージ通りのことをしている。


そんな幸運を噛み締めながら、砂ばかりの大地を進むうちに、

次第にあたりは薄暗くなり、砂の中に設営された、

大きなテントのような場所に着いた。

今夜の寝床だ。





この、大きなテントのような所の中で、

皆でタジンなどを食べて話をした。


韓国人のおじさんたちは、

昨日マラケシュに着いたばかりで、時差ボケがひどいと言っていた。

しかも昨日もタジンを食べたのだがどうやら口に合わなかったらしく、

今夜も提供されたタジンには確か手をつけず、あの有名な「辛ラーメン」を食べていた。

モロッコの砂漠に来てまで辛ラーメン。好きだね~。


日本人の学生君たちはイギリスのシェフィールドでホームステイをしているらしいが、

「僕たち3人で、5か月で6カ国を周る予定ッス」と言っていた。

ホームステイなのに、ずいぶん家を空けちゃうんだね。



食後、めいめいがくつろいでいる頃、外でザワザワと人声が聞こえた。

もう外は暗く、砂漠は照明など当然ないので、何人かの人がいるのは

気配で分かるが、顔や服装などは分からない。


近づいてみると、別の砂漠ツアーのグループなのか、20~30人が集まって、

キャンプファイヤーをしている。

火の周りをぐるっと囲むように皆で砂の上に腰を下ろし、火のそばでは

モロッコ人が民族楽器のようなもので音楽を奏でていた。


けっこう自由な雰囲気だったので、僕もその輪の中に入れてもらった。


騒ぐ者はだれ一人おらず、皆、音を紡ぎだすモロッコ人とその楽器を

じっと見つめ、聴き入っているのが分かる。

遠くの顔は見えないが、僕の近くにいる人たちは白人さんが多いようだった。

おだやかに微笑んでいる人もいた。


砂漠と、火と、音楽。


たったそれだけ。

食べ物も、お酒も、会話も、ケータイも、テレビも無い。

でも、その場は充分にこと足りていた。

これでパーフェクトだった。


世界一周にこの国を組み込んで、本当に良かったと、

心から思った。



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2009年12月19


ここマラケシュのジャマ・エル・フナ広場に行くのを

僕が非常に楽しみにしていたのは、

”世界で最も面白い広場”、などと言われているから。





実はもともとはこの広場、なんと公開処刑場だったらしく、こちらの言葉で

「死者たちの広場」という意味とのことだが、今ではそれが

「芸術家たちの広場」とも言われるらしい。


処刑場がアート空間のように変貌するのはなんだかすごい

転身というか躍進のように感じるが、実はあの東京の

池袋も、もともとは監獄とかがあった場所なのに今や

サンシャインだの大型家電屋がひしめいてるだのの

大都会になっているので、どちらもなかなか興味深い。


で、なぜこの場所が芸術家たちの広場なんて言われているかというと、

芸術家のような、大道芸人のような人たちが集まって、

いろんな事をする広場だから、なのです。


しかも夜から深夜まで!

しかも毎日!!



今日カタツムリを食べたこの広場に戻ってきたのが

夕方~夜くらいで、そこから目にしたものといえば・・・


<エンターテインメント>


・ヘビ使い


・猿まわし


・歌手


・ベルベルダンス



・素人がどんどん参加する賭けボクシング

 ※かなり人だかりが出来ていた。日本ではまず見ない光景。

   男たちの異常な熱気。


・タロット占い屋


・演奏屋


・入れ歯売り

 ※使用済みっぽい様々な入れ歯を販売するおじいさん。

   誰が買うのか?写真を撮ろうとしたらメチャクチャ怒られた。



・ジュース釣り

 ※長い棒に長い紐、その先端に小さな輪っかが付いていて、 

   その輪っかにペットボトルの先端を引っかけて釣り上げるという

   シンプルながら実際にみるとかなり面白そうなゲーム屋。

   なかなか難しいらしく、こちらも大盛況だった。



・音を鳴らして歩く芸

 ※頭の上に見たことのない楽器のようなものを乗せ、頭をグルグル

  振り回すことによって音を鳴らす巨大な男。なぜか恍惚とした表情が

  オソロシサを増していた。


<屋台>

・かたつむり

 ※子供にも女性にも大人気、日本でいうタコヤキのような存在なのかも。


・ジンジャーティー

 ※イスラム教の国なのでお酒ではなく皆お茶を飲んで盛り上がります



・タジン鍋屋

 ※本場のタジン鍋。かなりいい匂い。


・クスクス屋


・甘~いお菓子屋



・焼き鳥などの串焼き屋


・謎の煮込み屋




・謎のペースト屋



などなど。


タイのカオサンロードも深夜まで人がごった返し

毎日お祭り騒ぎを繰り広げているが、

ここはその独特の「怪しさ」が大きな魅力となっているように感じる。

夜はここに来て商売をしている彼らが、

昼間はどんな生活を送っているか、まったく想像できない。

実は正体が人間ではなくコウモリで、「昼間は暗い洞窟にいます」、と

言われた方がしっくりきそうな。



飲んで食べて驚いて喧騒に紛れて気が付いたらクタクタに

疲れていた。

この広場に溢れるパワーはすごい。

これを客観的に観てみたくて、広場に面したビルの上の方に行ってみた。



これが毎日毎日繰り返されてるのか・・・。

呆れるような、敬服するような、そんな感じだ。

そして、妙に後ろ髪を引っ張られるような、そんな

立ち去りにくさがある。


とにかく、こんなすごい広場を持つマラケシュに乾杯!!


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2009年12月19


朝9時に起きてシャワーを浴びていると、急に水になった。


カサブランカのホテルは常に水だったが、ここマラケシュの安宿は

チェックインするときにホットシャワーが出るかを確認したのに。


シャワーはたまに湯が冷たくなるときがある。

これもたまたまだろう、そう思って20分くらい辛抱していたが、

全然温かいのが出ない。


他の部屋の掃除をしに来ていた清掃のおばさんになんとか

ホットシャワーが出ないと伝えたがどうにもならず、

その後、宿のオーナーが来てくれたがそれでもダメ。


しょうがないので、階下のシャワーを使おうとタオルを腰巻で

階段を降りているとコケて、あげく階下のシャワーもまた水。


さすがに腹が立って、もう宿を換える!と他の宿に行ってみてから

戻ってみると、ガスの業者が修理をしに来ていた。


オーナーの奥さんいわく、「ごめんなさい。ウチにプロブレムがあったの」とのこと。

他の部屋に行くか、系列の宿に行くか、提案をしてくれたので

系列店に行くことに決めて移動し、そこでアイト・ベン・ハドゥという

砂漠の方のツアーに申し込んだ。


ひとまず今夜の宿も取れたし、このマラケシュを散策しようと

念の為に軍資金をATMで下ろそうとしたとき、さらなるプロブレムがあった。

(僕の日本の銀行のキャッシュカードは海外のATMからでも下ろせるものなのです)


ATMにカードを入れても、なぜか読み込んでくれず、お金を

下ろせなくなったのだ。

ちょっと待ってくれ。へんぴな田舎ではなく、ここは街ナカの、

しかもモロッコでも指折りの大きな街の中のATMだぞ。

そのATMで、このカードが使えない??


手持ちはまだ少し余裕があるが、このままでは不安でしょうがない。

これまでの国でも普通に下ろしてきたのに、何故急に?

カードが無効になった?誰かにスキミングのような感じで悪用された?


僕はカード会社や銀行に国際電話を掛け、日本にいる

担当者に相談したが、理由は分からないと。

もしかしたら、カードとそちらのATMの相性が良くないからかもしれない、

とのこと。


うーん、そんなことがあるのかよく分からないけど、

また別の場所で試してみよう。



気分を換えて、ジャマ・エル・フナ広場で

「ムスタファ」と看板に書かれたカタツムリを食べた。





↑どんだけのカタツムリ蒸してるんすか・・・!

それからスーク(市場)を見て、駅まで調べ物をしに行ってから、

もう一度広場に戻った。


実はこのジャマ・エル・フナ広場、

世界的にも有名なエキサイティングな広場で、

僕はこの広場のためにマラケシュに来たと言っても過言でないくらい、

楽しみにしていたのだ。


何がどう面白いのかと言うと・・・


(明日のブログに続く!)



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↑老若男女のおやつなんですね~~



↑エスカルゴなんてオシャレな感じじゃない。これはかたつむりだ。



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2009年12月17日


マラケシュは、ベルベル語で「神の国」を意味する。
この街がその名に恥じぬほどの素晴らしいところかどうかはまだ分からないが、なんだかワクワクする雰囲気に満ちている、そんな感じだ。

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さて、この街に着いてすぐに出会った日本人カップルも、こちらと同じように今夜の宿を探していた。

僕は「オテル アデイ」(オテルはフランス語でホテルのこと)という安宿へチェックインし、カップルは別の宿を探しに行ったが、せっかく遠い国で出会った日本人なので、晩御飯は一緒に食べることにした。

ちなみにこの「オテルアデイ」もカサブランカのホテル同様、時計が狂っていた。
こちらの安宿は、宿泊客の部屋の時計がおかしくても気にならないのだろうか。

安食堂の夜風の当たるテラス席で、僕らはタジン(モロッコ風の鍋)やクスクス(モロッコのショートパスタ)、モロッコ風サラダを食べた。

カップルの彼氏の方はツトムさん、彼女の方はアケミさんといった。7ヶ月かけて200万円の予算で旅をしているらしい。2人とも親切だったし、年齢も僕と近く、久々の賑やかな晩餐となった。

ツトムさんから、英語を話せるようになる秘訣を教わった。

1、まず字幕無しで映画(DVD)を観る。
2、次に英字幕で同じ映画を観る。
3、最後に日本語で同じ映画を観る。

つまり、計6時間ほどかけて同じ映画を観る。これを100回くらい繰り返すと、耳が慣れ、彼は英語を話せるようになったという。

また、それをもとに、世界の人と話す秘訣というのも教わった。

1、サッカーの話ができること。
2、ワインの話ができること。
3、そして最後に、英語を話せること。

これで世界中の人と話せるよ、と言っていた。シンプルだし、なんだか説得力もある。

そして、世界のあちこちで旅人たちが交わすこういう話が、僕は大好きだ。

夜風に吹かれながらそんな話をするうち、夜の色はどんどん濃さを増していった。
楽しい夜だ。

(つづく)

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2009年12月17日


今日はカサブランカからマラケシュへの移動の日だ。

朝から順番に書いて行こう。


カサブランカで宿泊している部屋は、
床が水浸しという致命的な欠点だけでは終わらなかった。

確かに、疲れて倒れ込むように入ったホテルではあったけれども、
そもそも宿泊費は高かったし、
もう12月だというのに部屋には暖房が無いし、
部屋の窓が開かないし、
薄暗いし、
ネットは出来ないし、
ホットシャワーも出なかった。

宿でホットシャワーが出ないこと自体は
珍しいことではない。

そりゃあ、これまで僕の旅が節約旅行で
バックパッカーだったからで、
安宿にばかり泊まっていたからなのだが、東南アジアのような
シャワーから出てもすぐ汗が噴き出る国なら水シャワーでもいいものの、
ここは砂漠の国だ。
うすら寒い部屋で砂まみれの身体を水で流すのは
気分のいいものではない。

さて、とにかくシャワーをし、この、
立地だけは最高のホテルで簡単な朝食を食べ、
メディナ(旧市街)を散策に出た。


道では、通行人たちに「ジャポネ!チャイナ!」とよく声を掛けられる。
彼らからしてみれば日本人も中国人も見分けがつかないから、
僕のことを両方で呼びかけてくるわけだが、
面白いのはジャポネはフランス語でチャイナは英語だということだ。
なんで混ぜて使ってるんだ笑

そうこうしているうちに市場へ着いた。
知らない国へ行くと市場が面白い。
この街にもそれはあり、
見たこともない果実や野菜、魚、肉などが、
非常に大雑把にざっくりと売られている。



特に驚いたのはカメ。
中型の、甲羅が堅そうなカメが
生きたまま販売されている。




昔読んだ『無人島に生きる16人』という本で、
実際にあった日本人たちの物語に
ウミガメを食べる話があったが、
それ以来、カメを食べる、ということについて
考えたことが無かった。
しかしここでは販売されている。
まさかペット用じゃないだろう。



エクセルシオールホテル1階のオープンカフェで
黒魔導師のようなおじさんたちと一緒に
コーヒーを飲み、タクシーで駅へ。

14:50、カサヴォワジャー駅から列車に乗ってマラケシュへ。
宿泊した宿の部屋の時計と、
その1階のカフェと、
持ち歩いている小型時計と、
自分の腕時計が、
なぜかすべて時間がズレており、
ギリギリの乗車となった。あせった。

マラケシュに着き、夜が訪れるころ、
日本人のカップルに出会った。

(つづく)

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2009年12月17日


「床が水浸しの部屋」で昼過ぎに目覚め、

少しカサブランカの町を散策することにした。

それにしても、

カサブランカ…この名の響きはなぜか自分にとって長い間、

“非常に遠い国にある、非常に遠い街”を想像させるものだった。

まるで映画や本の中でしか

存在しないような気さえしていた街で、

まさか今本当にその街に自分が立っているなんて、

変な感じがした。


確かに、日本からは本当に遠いのだが、

先日までいたドイツから見ればそうでもない訳で、

今の僕のこの「遠くまで来てしまったなぁ感」は

ヨーロッパの人にはもしかしたら

理解し難いかもしれない。





さて、そんなカサブランカの街にせっかく来ているので、

僕はバザールなどへ行き、

この街の生の音をICレコーダーに録音し、

路地に入って写真を撮り、

大衆食堂に入って魚のフライなどを注文してみた。
(たいがいのお客がそれを食べているのだ)


魚のフライだけではなんなので一緒にコーラも注文したが、

コカ・コーラのロゴがアラビア語だ。でも面白い。

このロゴ、世界共通じゃなかったのか。





ちなみにこの魚のフライは強烈だった。

何が強烈って、皿の上に山のように盛り付けてあるのだ。





大きな魚のフライ×1匹

中くらいの魚のフライ×5匹

小エビフライ×7匹

エイヒレフライ×2枚


こんな感じだ。


この量は、さすがに1人で食えない。

ほら見ろ、周りのお客は家族でこれを囲んで

パンと一緒に食べている。(よく飽きないな)


しかし僕は完食した。半ばヤケになって。

「出されたものは食べろ」と

小さい頃から教育されているのだ。

おかげで手は油でベタベタだが。


外を見ると、もう暗くなりかけてきていた。


そう言えば、古い白黒の映画にこの街の名を付けた

『カサブランカ』という作品があるが、

有名なのにまだ観たことはなかった。

たしかロケは実際にこの地でしていないとかで、

もし観ていたらヘンな先入観があったかもしれない。


だが、ヘンな先入観など無くて良かった。

僕にとってのカサブランカは、

一生忘れない魚のフライの街なのだから。


ところで今泊っているホテルの、

なぜか床が水浸しの部屋、ほかにも

問題が多々ありまして・・・。


(つづく)


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2009年12月17日



昨日の深夜、ドイツからモロッコのモハメド5世空港に着いた。


なんだかあらゆるものがシステマチックのに見えた国から

急に飛行機で来たからか、文化のギャップのようなものを

強烈に感じる。


この空港から鉄道に乗り、最初の町カサブランカまで行きたいのだが…

どうだろう、このドイツとの違いは。


かたや世界でも指折りの産業先進国と、

かたやヨーロッパに近いとは言え

アフリカ大陸の一角の砂漠の国。


どうみても旧型の鉄道に、

どうみても砂やホコリが降り積もっている。


空港から市街地への鉄道というものは、

多くの観光客が乗ると予想されることから

言わばその国を代表する交通路線であると

僕は勝手に思っていたのだが・・・

・・・果たしてこれがそうなのだろうか?


しかし、ショックを受けてばかりもいられない。



朝6:00、列車に乗り、列車を降りてからタクシーに乗り、

よく分からないまま市場で降ろされ、そこから大通りへ。


ヤシの木が生えている。

・・・異国だ。


いや、ヤシの木=異国というわけではないし、

これまで通ってきた国が異国じゃないというわけでもない。

ただ、なんだろう、北米でも南米でも欧州でもない

また違った文化の国、大陸、そういうものを感じる。


ヤシの木沿いの大通りを進むと、広場や城壁が見える。

噴煙をあげて車が走る。

だぶだぶのフードをかぶった男たちがそこらじゅうで

話しながらお茶している。


男たちがかぶっている、このフードは何なんだ?

白魔導師か?それとも黒魔導師か?

とにかく魔法を使えそうだ。

日本で見かけたら苦笑もののこの姿、この街では

絵になり過ぎてカッコよくさえ見える。





突然ゲームの世界に入ったようで、頭が情報を整理できない。

早く宿屋に飛び込まねば!

ということで入ったホテル『エクセルシオールホテル』。


アンティークな玄関、紳士然としたフロントのおじいさん。

いつからあるのか知らないが、古さが半端でなく、

これまたカッコイイ。


しかし、部屋に入って驚いた。

空調がなんだかおかしい。

そして何故か床が水浸し。
いま入ったばかりの部屋の床が水浸し。


文句をつけるべきだと思ったが、正直

そんな気力は無い。

少し寝よう。


そして昼ごろ起きてから、外に出てみると・・・

(つづく)




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2009年12月16日



今夜22時、このフランクフルトから次の国への飛行機に乗る。


昨日はクリスマスマーケットのことを書いたが、

ここに着いた14日のことを少し。




その日、空港バスの中で会った、ドイツ滞在のためにやってきたという

イラン人のおばさんにこう言われた。

「とても寒いでしょ?とにかく、あったかいものを飲みなさい。

それで、身体の中からあっためるのよ」

とのアドバイス。


確かに異常な寒さの上に、睡眠不足で、

ホテルへのチェックイン後、泥のように眠ったはいいものの、

起きたら今度はその時間が何時か分からない。

(ヘンな時間に眠り、ひたすら寝て、起きた時って大概こうなる)


宿の部屋の時計はどこにあるか分からず、

自分の腕時計を見たら、まだ南米ペルー時間のままだった。

時計の意味ないじゃん!



何か食べるために外に出ると、店はたくさんあるものの、

なぜかドイツ料理を食べられそうな店が無い。

中華料理屋、韓国料理屋、ケバブ屋、ファーストフード、

日本料理屋、そして小さな店みたいなのはあるのに。

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↑何だかよく分かんない像もありました。

せっかく短いドイツ滞在だから何か食べたかったのだが、

まぁいいか、旅の疲れも少々出てきたかもしれないので、

胃を休めるという意味で久々に和食にしよう。


店の入り口には「スシのビュッフェ」と書いてあると思われる。

(ドイツ語なので自信がない)


18ユーロだから決して今の経済状況では安くはないが、

ビュッフェだからこんなものなのかもしれない。


席につき、久々にあったかいお茶(ウーロン茶だったが)を

飲んですぐにスシを取りに行ったら、なんとスシ以外にも

中華料理や味噌汁もあった!


味噌汁、これ純粋に嬉しい。

よく、「海外では味噌汁が恋しくなる」と聞くけど、これは本当だと思う。

お腹がペッコペコのはずなのに、まずはこの世界で一番のスープに

口を付けたくなる。ノーリーズンだ。


具はワカメ、豆腐、ねぎ、が入っていた。これまた日本人泣かせの

具材を揃えてくれている。さっそく椀によそい、席に戻り、なぜか

慌てるようにして口に含んだ。


ああああぁあ~~~~!!

うめええ~~!!

どうしてこんなに旨いのか。

なぜにここまで落ち着くのか。


いやぁ、しみじみ。

その後、ひととおり食べ物を胃に入れたあと、デザート代わりに

また最後の一杯飲んでしまったくらい、味噌汁が美味しかった。


日本の味噌汁の偉大さに感動を覚える一方で、

ここ遠く離れた国でこの味を再現してくれたドイツという国に感謝。


そして、朝アドバイスをくれたイラン人のおばちゃんにも

心の中で感謝をし、味噌汁のぬくもりが消えないうちに

宿に帰りました。




これから、ドイツを出てモロッコへ行きます。


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2009年12月15日


(前号のつづき)


光の見える方に近づいて行くと、そこは賑やかな通りになっていた。

もとから賑やかな通りのようだが、今日は輪をかけて賑やかなようだった。


なぜなら、その通りから繋がる広場の方まで、

クリスマスマーケットが開催されていたからだ。

かなりの人が集まっている。

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日本の縁日のようにいろんな露店が出て、

人々は大概が手にグリューワインと呼ばれる、甘くて

あったかいワインを持っている。

これで半端ない寒さにかじかむ手を温めながら、

何時間も(!)外で語り合っているようだ。


このクリスマスマーケットでのグリューワインにしろ、

浴びるようにビールを飲むあのオクトーバーフェストにしろ、

ドイツ人は酒を片手に外で何時間も語り合うのが好きなのだろうか。

なんとなく議論とかが好きそうなイメージもあるし。

とにかく、わくわくうずうずして仕方がないので、僕も

2ユーロ払ってグリューワインを手にした。

あったまる!!

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ひとごこちがついたので、露店を散策。


多種多様なチョコレートを売っている店、

日本に持ってきたら絶対人気が出そうな

オシャレな手造り風ライトを売っている店、

木で作った彫刻のようなカトラリーなどを売っている店、

絵本やカードを売っている店など、ひやかすだけで

十分に楽しい。


チョコレートの店では定番の

イチゴチョコやバナナチョコのとなりに、

普通そうなカオをしてとうがらしチョコ(唐辛子をチョコでコーティングしただけのもの)

なんかも並んでいて、辛くしたいのか甘くしたいのか、もうよく分からない。

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やたら香ばしくいい匂いがするのでそちらに向かうと、

なんとそこでは、『ドラゴンボール』の天下一武道会で

使われるドラのように巨大な鉄板で、何種類ものソーセージを

焼いているではないか!!!

{3A863BD7-9F96-41B2-B1BB-E1D6B09BA9B5:01}

おおおおおおおお!

なんだこれは!すごいスケールだ!

この湯気の向こうに、一体いくつのソーセージがあるんだ!

どんな味なんだ!!


ください。

はい、2.8ユーロ。

鉄板からひとつ掴み、パンに挟んで手渡してくれた。

{840219F5-1105-4539-B8EB-D9EB1474D312:01}

うん、うまい!さすがドイツ、本場のソーセージはやっぱりうまいな~~


・・・って、ソーセージは昼間に食べたばかりだろ!

という気もしますが、あの光景を見て食べないのは、俺じゃない。

先ほどのとはまた異なる趣きで、ヘンに味付けなんて何もしなくても

十分に伝統の味を噛み締められる逸品でした。

もちろんその流れでドイツビールも堪能。


広場で盛り上がる人々を見守るように、

大きな教会が建っていたのでそこにも入ってみた。


静寂に包まれながら、キリストを抱くマリア像の前で

キャンドルが揺れていた。


フランクフルトに来て良かったと、心から思った。


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2009年12月15日


ペルーからアメリカのニューアーク(ニューヨークじゃないよ)へ飛び、

そこで乗り換え、12月14日の朝5時、

ついに世界一周の旅はドイツ、ヨーロッパへ!


昨日は上記のように、とんでもない時間に

フランクフルトの空港に着いたので宿で疲れを癒し、

今日は昼過ぎまで宿でウロウロ。


ようやく外に出たものの、昼間なのに「極寒」だったので、

すぐさま街で見かけたZARAみたいな店に駆け込んで

手袋を買った。


とにかく、手袋を買わないといられないくらいに外が寒い。

内側もあったかくボアボアに加工してある寒冷地仕様のやつだ。


実はこんなこともあろうかと、

日本からも持ってきた手袋があるのだが

この国の寒さにはその手袋はほとんど効果が無く、

手袋の上にまた手袋をはめたくなるくらいに寒いのだ。


しっかりと防寒対策をしていないと、

寒過ぎてテンションが下がってしまう。


手袋を買ったついでに、なぜか目についたボクサーパンツも購入。


新品の下着はなんとなく嬉しいもので、

こちらはテンションが上がってしまう。


下がったり上がったり、今日はテンションもいそがしい。



腹が減ったのでオシャレなカフェに入った。

ふむ、どうやらこの店の看板メニューは

「カリーブルスト」というやつらしい。

つまり、カレー風味のソーセージだ。これにしよう。


運ばれてきたのを見てみたら、

巨大なソーセージにポテトフライがどっさり。

なんだかここ数日、ポテトフライばかり食べている気がする。


ジューシーなソーセージはさすが本場という味わいで、やはりうまい。

添えてあるマヨネーズは薄口に作ってあり、甘味酸味ともに控えめ。

ただしソーセージ全体にかかっているケチャップのような

ソースはけっこう甘味の強いものだった。


驚いたのは、別に頼んだラップサンドという料理が

かなり巨大だったこと。


ペルーもアメリカも量が多かったが、

やはりヨーロッパも量が多いのが普通のようだ。

なぜかゲームの『ファイナルファンタジー』に出てくる怪物、

ベヒーモスが頭に浮かんだ。


ズバッと切られたラップサンドのその断面は、

まるで旧約聖書の話、「ノアの箱舟」に乗せられた

多くのつがいの動物たちのように、

多様な食材がその顔をのぞかせていた。

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なんとか怪物べヒーモスを倒し(食べ終わり)、

また外に出て歩いていると、

おや、向こうで何かが光っているぞ??


つづく。


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