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ここのの二次元とらべる

本格的にコスプレ始めたよー\(^o^)/
ということで、コスプレ関連をちらほらと。
あとは、相棒の桜瀬初花との共同執筆小説も上げていきます。小話メインで本編は鋭意執筆中ー!
ソロの小説もネタのメモ書き代わりに書くかも(OvO)
いずれはサイトも作りますよー!(=゚ω゚)ノ

20.

  マオに呼ばれて嫌そうにやってきたイヴァンは、ミィファの顔を見ると驚いたように目を瞠り、それからケイを見ると、何やら納得したように頷いてから、かなり貴重な心のからの笑顔を浮かべた。
「良かったですね」
  そんな謎の一言と共に。



  それからが大変だった。
  このインフェルノで、下手な医者よりも治癒術に長けたイヴァンにミィファを診せるつもりだったのだが、そのミィファがそれを全力で拒否したのだ。
  答えは簡単。
  体を見せたくないからだ。

  頭からすっぽりとブランケットに包まり、いやいやと首を横に振るばかりで、指先すら外に出そうとしない。

  こうなったらまた言霊で従わせるしかないかと、ケイが最終手段のため渋々口を開こうとしたその時、唐突にマオがミィファに後ろから抱き付いた。
   驚いたのはケイ達だけではなくミィファも同じで、ピタリと動きが止まる。
  そんなミィファに、マオは心底不思議そうに声を掛けた。
「何で嫌なの?怪我いっぱいしてるから?汚いと思ってるの?でも、ケイはさっきそんな事ないって言ったよ。花みたいに可愛いって言ってたよ。ケイがそう言うんだから、ミィは可愛いんだよ。なのに、何で隠れるの?」
  まるで純真無垢な子供のようにー実際マオの精神年齢はその位だー矢継ぎ早に尋ねられ、その上ずるりと頭に被っていたブランケットをずり降ろされたミィファは、涙をいっぱいに溜めていた瞳を見開き、真正面に居たケイを見つめた。そんなミィファの頭を、マオはいつもケイがしてくれるように、よしよしと撫でてやった。
「俺も、ミィファは可愛いと思う。さっきまではいっぱい汚れてたけど、今は良い匂いがするし、綺麗だよ。パンケーキ一生懸命食べてるのも可愛かったし。なのに、まだ汚いって思うの?それって、ケイの言葉を信じてないってこと?ケイが可愛い綺麗って言うなら、その通りなんだよ?」
  ペットは飼い主に似ると言うが、この場合、ペットの方が少々過激だ。
  「マオが口説いてるー」と騒ぐアンも、そんなアンを「うるさい騒ぐな!」と嗜めるメイもほんのり顔が赤いし、成り行きを見守っていたハルカも「あらまあ」と頬に手を当てている。イヴァンにいたっては、砂でも吐きそうな有様だ。
  ケイも流石にそこまでストレートに言える程ではないので、「マオ、離してやれ」と言う顔は少し困り気味で、マシロだけがいつもと変わらず平然と立っていた。


to be...
19.

  ケイが途中唸りながら焼いたパンケーキも綺麗さっぱり無くなり、後片付けはやりますと席を立ったハルカのディスポーザブル達を見送ったケイは、満腹になって眠気を催したのか、こくりこくりと舟を漕ぎ出したミィファを見て、思い出したように「あ」と呟いた。
「すっかり忘れていた。…マオ。悪いが、イヴァンを呼んできてくれ」
「イヴァン、様?」
  ミィファと同じく眠そうなマオだったが、ごしごしと目を擦ると、「行ってくる」と言ってパタパタと部屋を出て行った。

  それを見送り、優雅に紅茶を飲んでいたハルカは、「診せるの?」と端的に尋ねる。それに「ああ」とやはり短く答えたケイは、ほんの僅かな午睡をこの小さな子猫に許してやる事にした。


to be...
18.

  それから少しして。

「ミィファ」

  唐突にケイが言った。

「ミィファ?」
  少女の隣でもぐもぐとパンケーキを食べていたマオが、ごっくんと飲み込んでから首を傾げた。
  少女も同じく首を傾げる。あまり聞かない響きだったからだろうか。
  ハルカも「母国語好きね」と察しはしたらしいがさすがに意味までは分からないだろう。「名前は特別な物だからな」と応えてから、少女と目を合わせた。

「俺の生まれた国の言葉で、蜜の花と書いてミィファと読む。蜂蜜の蜜だな」

  先程パンケーキを食べていた際、蜂蜜が一際お気に入りだったのを見ていたせいだろうか。そんな風に言ったケイが微かに笑って、「気に入らないか?」と首を傾げるので、少女は慌てて首を横に振った。
  その上、
「お前は自分の事を汚いだとか思っていそうだが、そんな事はない。美しい蝶も愛らしい小動物も放ってはおかない、甘い蜜を含んだ花のように可憐だ。だから、蜜花<ミィファ>だ」
  そんな事を至極真面目な顔をしてケイが言うものだから、少女、もといミィファは真っ赤に頬を染めて俯いた。

「天然って怖いわ…」
「まったくです」

  ハルカが呟いて、その傍らで給仕をしていたマシロが頷く。そんな2人に「何がだ」と馬鹿にされたと思ったのか、少しムッとしたように言ったケイは、不意に指先をごく弱い力で握られて、そちらに顔を向けた。

  ミィファ。

  そう、自分の名前を、唇だけで確かめるように紡ぐ。それに頷いてやると、くしゃくしゃと頭を撫でてやり、「気に入ったのなら良かった」と言って、ケイは笑った。


to be...