受付嬢って綺麗な人が多いですよね?
いつも営業に行く先の受付嬢は、容姿端麗でしかも気が利く子だから是非うちの社に欲しいとか思ってしまう。
でも、受付嬢の人間関係はキツイって聞くから、オジサンちょっと心配しています。
受付嬢の内情を聞きたいと思っていたら、とある美術館の受付嬢がインタビューに答えてくれるので話を聞いてみた。
いじわるな先輩がいない美術館の受付嬢は和気あいあい
こんにちわ、兵庫県にあるとある美術館で受付嬢やっているホナミです。
この仕事は新聞に入ってたアイデムで見つけたんですが、正直、地元では超が付くほど有名な美術館でまさか自分が内定できるなんて思ってもみません。
面接当日は50人近くが訪れたそうで、倍率は50倍以上!
簡単な面接と、何故当館を選んだのか?って質問に対しての論文を原稿用紙で800字ほど提出。
私は素直に「美術鑑賞が趣味でミーハーながら応募した旨」を熱く語っただけ。
でも、それが功を奏したようでみごと契約社員として合格!!
正社員じゃないんや~でも憧れの美術館だし、まっ、いいやって思ってると、なんとその後産休の正社員さんが辞めることになり、新人だった私が正社員に繰り上がるミラクルですよ。
正直、受付嬢と聞くと、人間関係がドロドロしていて、新人いじめがあるイメージじゃないですか?
私が以前働いていた商社では、先輩は後輩に意地悪して何も教えない慣習です。
教えられていないのに間違えると、「このノロマ!」とか簡単に馬鹿扱い。
でも、やっぱり由緒正しき施設は違うな~って思ったんです。
とにかく周りのスタッフさんが気さくで、みんな親切。
「分からないことがあったら何でも聞いてよね」~ってスタイルですから、こちらも自然と「迷惑かけちゃだめだ!!」って思っちゃうのが不思議なんですよね。
笑顔が作れなかった私でも美術館の受付嬢で成長できた
入館した当初は、時給制で900円ぐらいだった私ですが、正社員になることができてから一気に340万円ぐらい貰えるようになりました。
私に与えられた仕事と言えば、受付で来館者に案内をするだけです。
来られる方は紳士淑女の皆様ばかりで、ややこしい人はほとんどいません。
9時に開館して17時には閉館です。
残念ながら土日祝日は出勤ですが、超規則正しい生活ができるんです。
お休みはシフト制で、土日祝日は希望を出しづらかったですが、平日を利用して韓国やグアムには行けていました。
ここに来るまでは、以前働いていた職場で嫌な思いをして笑顔が作れなくなっていた私。
気が付くと、仏ちょう面になっているんです。
最初の頃は、優しい先輩たちが「ホナミちゃん笑顔笑顔!」ってサポートしてくれたんですが、いつのまにか営業スマイルができるようになったみたいで、家族からも「今度は楽しい職場でよかったね」って言われるぐらいに成長出来ました。
そんな笑顔が苦手だった私でも、数年経てば後輩に指導できるぐらいになっていました。
難しいウンチクを披露するお客様にも、100%の笑顔で対応できるようになっていましたし、勉強が大嫌いだった私でも、美術に関するイロハみたいなものは少しだけ語れるようになっていました。
催しごとに勉強は必要でしたが、その後私が結婚して子供が生まれるまで、この仕事に就くことができました。