(私のfx観 その伍 のつづき)


 私のfx観とかエトセトラ 最終回

 第六回にして最終回、ようやく、&etc.までたどり着いた。fxに関連する私の思いつくエトセトラ。。。

 4月から妄想回にはいるので、小理屈癖も一区切り。最後に小理屈を書いて書いて書きまくってやる。


 うんとツキ

 俺は運がいいな。今日はついてるぞ。。。そんなふうに思うことがある。その逆のこともある。fxは上下博打であるから、トウシロウの私にとってはファンダメやテクニカルよりもうんとツキの方が重要なのではないかと思ったりもする。

 ツキに関して、阿佐田哲也さんの本に書かれている以上のことをおそらく私は思いつかない。一番記憶に残っているのは、各々が持っているツキの量は同じで、ツキというものは各人を回っているらしい。ツキが回って来るまで耐え忍び、それが自分に回ってきた時にそれを爆発させて勝利するというもの。言うに容易いが、これは修羅場を切り抜けてきた阿佐田さんだからできる芸当であって、道を極めないことにおいては天下一品、中身のないてんぷら男を自負する私にはそれができない。その瞬間の勝負にこだわってしまう。ツキがない時に延々と勝負し続け、ツキが回ってきた時にはすでに疲れ果ててそれを爆発させることができない。仮にツイている時があっても、今日はこれくらいでいいだろうとあっさりやめて、そそくさと酒の肴を買い出しに行ったりする。今月はfx一色で没頭したが、振り返れば紛れもなくこのてんぷらパターン。

 知っていることと全く逆の行動をしていることに愕然とするが、ま、これはこれでいいのサ。前漢の高祖劉邦は、項羽と戦って99回負けたが最後の1勝で天下をとったのだ、と思い出してすぐに立ち直る。この世に生を受けたこと、これ自体、奇跡的なことであり、原始時代のように突如恐竜に襲われることもなく雨風をしのぐ屋根と壁のある場所で大いびきをかいて睡眠できる。おぉなんというラッキーさ。ツキがないとか行動のパターンがどうとか、そんなチンケなことを嘆いてどうする。アホらしい。旗色が悪くなればルールやスケールを変更する近代国家の手口よろしく、そう、宇宙からは何も引かれないし、宇宙には何もたされないのだ。中島らもさんが言ったように、所詮は暇つぶしなのだ。。。

 こういう思考回路こそが、中身のない表面的なてんぷら男、そして道を極めないことにおいては天下一品である私の最大の武器である。唯一守るべきは、マイナにしないこと、それが重要、なのだ。

 一方で、ゲンが良いと知れば家を出るときには必ず左足から靴を履き、赤口に契約するのは縁起が悪いと言われればそれを避け、玄関先に金色の置物が良いと聞けば風水を取り入れる。コロナの時のステイホーム、ひっくり返したらホームステイじゃあないかと笑っていたが、自分も耳触りの良さについつい惹かれてしまう。。。四の五ご託を並べても結局はうんとツキたいだけ。。。



 勘と感情

 運やツキの他に勘とか感情といった得体のしれないものがある。勘や感情も運やツキと同じく、最近は肩身の狭い立場に追いやられている気がする。勘に頼るな、感情に惑わされるな。

 ある日、刑事が家にやってきて、あなたを殺人罪で逮捕すると言う。何故かと尋ねると、いや~、刑事の勘でね。。。勘で捕まえられたらたまったもんじゃない。逆上した俺は玄関先にあった花瓶でその刑事を殴打し本物の殺人者となってしまう。こんなことがあっていいはずがない。勘に頼って捕まえるのも、感情が逆上して花瓶で殴打するのも駄目だ。

 しかし、本当に勘に頼ってはならないんだろうか。感情に惑わされてはいけないんだろうか。

 生死に関わるような想定外の事態に陥った時、右に行くか左に行くか、前に進むか引き返すか、知識や経験による根拠めいたものがあったとしても、私は自分の勘を優先するんじゃないかと思う。その時にならないとわかりようがないがそういう気がする。勘と予感の意味の違いがよく分からないのだが、自分の予感や胸騒ぎを軽視しないほうがいいように思うし、勘は日頃から鍛えておくほうがよいと強く思う。ただ、勘や予感で仕事をされたら、こりゃかなわん。勘を頼りにfxをしているプロのトレーダーはどこを探してもいないだろうし、刑事の勘でね、と言って逮捕に来る刑事はもはやドラマからさえいなくなった。。。

 では、感情はどうだろう。私は、これは断言できる。人間は感情の生き物である。私は、法律のためでも金のためでも幸せのためでもなく、感情で生きている。喜怒哀楽。感情に惑わされないでどうする。感情に振り回されるからこその恋愛であり家族であり絵画であり音楽である。感情を行動に移せば違う問題となるのであって、感情を行動に移す必要はない。自分の感情を相手に知ってもらう必要はない。感情は自分のものである。だから、自分で自分の感情を押し殺すようなことは無理にしないほうが良い。そして、感情は誰にも消すことができない。また、運やツキ、勘はあるのかないのか不明だが、感情があるかどうかを疑う人はいない。


 今年は円高に振れるという思いから、基本ドル売りでインしている。3ヶ月間もそれを続けていると不思議なことにある感情が芽生えた。自分の子でもなく親戚でもないのにいつの間にか売方を応援しているのだ。買方優勢、売方劣勢の今の状況がそう思わせるのか、なんとか買方陣営の牙城を崩せないかとついつい思ってしまう。実際には敵でも味方でもない自分の感情が生み出した架空の二つの陣営。自分も買方に回ればこんな苦労をすることもないとわかっていながら、ポジションチェンジができなくなってしまっている。ポジションチェンジが売方陣営への裏切りであるかのように思えてしまう。変である。これは、明らかにおかしい。損するじゃないか。極めて妙だ。。。

 やはり、fxにおいては感情に惑わされてはいけないのだろうか。。。


 外貨の国内流通

 34才の時、私は初めて海外旅行をした。友達の一人がレンタカーでロッキー山脈づたいにカナダからアメリカへ旅したビデオを見せてもらった。それに感化された。この友達はその数年後、ロングバケーションに出てきますと言って、2年くらいかけて世界を一周、帰国して今はニッチなアンティークショップを営んでいる。この店が大変素晴らしい。店自体がアートで...(中略)...。

 私が初めて海外へ行った先はタイのピーピー島。飛行機のとなりに座った大柄のドイツ人女性に、僕はこれから2週間ほど島での生活をおくるんだ、と自慢げに言うと、私は2ヶ月で、どこそことどこそこと...を回っている途中よ、とつまらなそうに返答してくれた。バンコクの空港でタイバーツに両替した。これが人生初の両替である。1バーツ3.5円か5円だったと思う。両替カウンターの女性はラリってるんじゃないかと思うほど目が虚ろで不機嫌だった。

 ピーピー島に滞在して1週間過ぎた頃、宿のオーナーが、わざわざ両替にいかなくてもドルでも円でも島で使えるよと教えてくれた。日本で外貨が使われる光景を34になるまで見たことがなく、えーそうなんだ、両替する必要なかったじゃんと驚いてしまった。

 その後、北京に駐在した時もドルも円も普通に使えた。今のタイや中国でどうか分からないが、当時は、自国の通貨が不安定、一方、外貨は上がるので外貨で払うと言えば喜ばれたのだ。日本でも今では外貨でもビットコインでも使えるが、日本ではとりたてて喜ばれるようなことはないのではないかと思う。外貨が上がることを期待しているからでなく、インバウンド向けにやむにやまれず外貨でもオーケー、という感じじゃなかろうか。外貨流通の目的が違うのだ。

日本でも戦後の混乱期には自国通貨への不信から外貨が流通していたと想像する。


 経済産業省や財務省の官僚は相当優秀だとつくづく思う。官僚を揶揄する人が多くいるが、私は全くそう思わない。リーマンショックの数年前からその兆候を示唆しているし、日本の為替変動は諸国に比べて圧倒的に緩やかである。不倫や旅費着服が良いとは言わないが、一部の者が行ったことをとらえて官僚全体を揶揄するのは常軌を逸している。国民が経営者だとするなら、あの優秀な能力を使わない手はない。官僚をこき下ろす風潮は、単なる嫉妬心からか、もっと訝しむなら国家転覆を目論む集団が糸を引いているとさえ思ってしまう。。。

 親方日の丸と仕手筋

 3/27に、11:50-12:05、19:50-20:05の2回、急変動があった。下グラフのひとつ目の赤インクの大陽線は、直前の動きが変だったので売りを外していた。ラッキーと思って見ていたらぐんぐん線が上に伸びていく。仕手筋だなと思った。本当のところは、分からない。
 2本目の大陽線で151.8を超えた辺りで152は間違いなく到達するとふんで、買いでin。ところが152手前で失速、上下動し始めた。続く次の青インクの陰線で急落。結局、152目当てが-20k、下りの上下動で細かく取って+10k、都合マイナ10kとなってしまった。12:00の大陰線は親方日の丸の出動と見たが、本当のところは分からない。
 仕手筋か親方日の丸かは分からないが、仕手筋に便乗して失敗。親方日の丸から裏切り者への制裁を受けたのかもしれない。いずれにしても、こんな時には虫の観察でもして間をおくのが得策と取引をやめていた。おりおりチェックだけはしていたが17:00を過ぎても一進一退の様子なので、今日はもう親方日の丸の出動はないとみた。
 20:00、晩飯を食い終わって、チャートを見て腰が抜けそうになる。12:00の時よりも強い陰線が2本出ているではないか。まだ残り火があるようなので、今度は、親方日の丸に便乗する。おぉ、着実に下がって行く。何回か利確しつつ取引を継続しているうちに上げ始めた。急騰はせず、0.1kずつ茹で蛙を茹でるように上げるが、そのうち親方日の丸が出動して151までは落ちてくるとたかをくくっていた。結局、151.25まで茹でられてギブアップ。マイナ20kとなってしまった。
 もし、晩飯を食い終わる時間が20:00ではなくその15分前の19:45であれば、全く違う結果になっていた。あぁ、70kは取れていたハズ。。。まったくついてない、と思う一方で阿佐田さんのツキの話が身につまされる。ついてない時には、耐え忍ばなきゃなぁ。。。
 上げていたのが仕手筋なのか、下げていたのが親方日の丸なのか、私には分からないが、大物同士の抗争であることは間違いないと思う。それにしても、これだけ下げた後は、普通は下がると大抵の教科書にも載っていることなんだが、右肩上がりの流れは変わっていない。どうなってるんだ。。。それと、親方日の丸の出動時間は20:00までなのか、はたまた、親方のノルマは目標額ではなくてタイムボックス制なのか。あるいは、151.5越えで自動発動か。。。とか。。。

 チキン、パイタン、ナンピン、逆張り

 fx取引の手法を4つ並べてみた。前二つは私がそう呼んでいるだけだが、後ろの二つは、株の取引でも使われている一般用語だ。
 まず、チキンは鶏肉のことではない。ビビリまくる、すぐに腰が引ける、信念のような確固たるものがない、そういう人物をさして人はこう罵る。このチキンヤローが!。。。このチキンのことである。売りでインして下がればすぐに利食いする。買いでインすればその逆。とにかく待たない。こういう取引のスタイルを私はチキン取引と呼んでいる。ボックスと呼ばれる一定の範囲を上下する局面があるが、そういう時にこのチキン取引は威力を発揮する。うまい人は、売り買い上下両方で獲っていたりするんだろうが、私はまだこの域に達していない。しかし、今年の1月から2月で143から150まで上げた中を、基本売りで取引してプラスで切り抜けることができたのは、このチキン取引のおかげにほかならない。
 続く3月4日の週、150から147への急落、3日でマイナ3円という売方陣営にとってのゴールデンアワーが訪れた。10betで3日で300k、しかしチキン取引をしていた私のその週の利鞘+70k足らず。その開き230k、あまりにも大きいその開きに動揺し感情に振り回された私は、NY戦に繰り出すが敗戦。結果、週の利鞘+10kに減少。
 3日300k、この数字に支配された私は、その翌週、おのずとチキンからパイタンに取引スタイルを変更してしまう。パイタンは中華料理の白湯スープのことで、鶏ガラを長い時間をかけて煮込む。チキン取引は待たない取引であるのに対して、じっくりと待つ取引を私はパイタン取引と呼んでいる。流れが一方向に進んでいる時に威力を発揮する。前週の急落は下げのサインとみて、売りのパイタンを選択。
 しかし、結果は、備中大返しを決められ3日天下が現実のものとなり、売りのパイタンが大いに裏目に出て、今シーズンワーストの週マイナ120k。おまけに週の途中では禁じ手にしているナンピンをして、一決済ワーストのマイナ67kを記録するという始末。。。
 ナンピンというのは、ロスが発生している取引を決済せずその上に取引を重ねることを言う。何でこういうことをするかというと、100円のロスの上に取引を重ねてもその時点でのロスは100円のまま。ナンピンが成功してナンピンした取引で50円の利鞘が獲れれば、-50+50=0、100円獲れれば、0+100=100というふうになる。逆にナンピンした取引でマイ50のロスが出ると、-150-50=-200、マイ-100のロスが出れば、-200-100=-300とロスが膨らむ。ロスは保証金に直結するので、下手をすると自動ロスカットが発動してロスが確定、取引を継続できないという事態になる。どの教科書にもナンピンは、よろしくないと書かれている。確かにナンピンはよろしくない。一決済ワーストマイ67kは、bet1から始めてbet13までナンピン、最大評価損マイ80kまでに至った。確かによろしくないが、パイタンモードを100kまで覚悟して貫きマイ67で止めるところは、自分で言うのも変だが何かしらのセンスを感じる。センスでは飯は食えないんだが、前週の下げをサインとふんだ私には、ここを逃す訳にはいかなかったのである。
 fxは、下で買い上で売る、ただそれだけのゲームである。逆張りというのは、向かっている逆方向に取引を行うものである。上げていれば売り、下げていれば買う、これが逆張りである。下で買い上で売るというfxゲームの理にかなっているように見える。逆張りの反対の取引を順張りという。向かっている方向に取引を行う。上げていれば買い、下げていれば売る。順張りはゲームの理に反しているように聞こえる。ところが、勝率は圧倒的に順張りの方が高く、fxの正攻法は順張りである。下絵の週足チャートをみると2023/1/16から2024/3/25までずっと上げている。この間、順張りで買いを入れれば、たとえ高値を掴んだとしても、その後には掴んだ高値を越えて上昇した=利鞘が膨らんだということである。もっと儲けようとするのなら、逆張りの買いが最強だ。その反対に逆張りでたとえ高値で売りを入れたとしても待てば待つだけロスが膨らんだということである。
 ということで順張りが正攻法であるわけだ。が、しかし。。。
 上絵のチャートをみると誰がどう見ても上げ基調である。しかし、152に過去3回チャレンジしているがいずれも越えていない。直近のトライが3/25の151.972。まさに寸止め海峡。
 
 152をもう一回チャレンジするのか、はたまた親方日の丸が再出動するのか、乞うご期待なわけだが、私の腹は決まっている。もちろん、逆張りのチキン売りだ。

 資産運用とfx

 パフィーのアジアの純真という唄がパチンコ屋でかかって手を止めた。ペキン、ベルリン、ダブリン、リベリア…。
資産運用という見出しを思いついて、まず思い浮かべたのが、パチンコだった。すると、頭の中でアジアの純真が流れて懐かしく、チキン、パイタン、ナンピン、逆張りという小見出しが決まって、書き始めたら中々終わらず、すでに私は疲れ果ててしまっていたが、先に3月の結果をサマってみて更に落胆したところである。
 アジアの純真の頃、パチンコは絶好調でかなり儲けた気がする。毎週土曜日だけだったが、開店から閉店までやってるんだから努力家といえば努力家である。しかし、学生の頃は負けていたから、生涯成績はトントンか。。。

 タンス預金が何十兆もあると聞くと本当に驚く。私の場合、キャッシュがあるといつの間にかなくなってしまう。
 去年はポイ活をしていた。クレジットカードを作ると何千円かもらえたり、ゲームをしても何千円かくれたりする。変な仕組みだと思っていた。毎日スマホを見ているとカメラとかバックとかの広告が何度か表示されるようになる。すると、元々は気にはなっていたものなので、どうしても欲しくなってくる。今日は、何ポイント増量という表示をみて、よし買うか、とボタンを押す。ポイ活でもらったポイント以上に家のガラクタが増量している。そういう仕組みなんだなとわかった時にはフリーマーケットの準備をすることになる。昔の人はよく言っていた、ただほど高いものはない。でも最近は聞かないな。。。
 タンス預金できる人は別にして、散財型の人や浪費癖のある人や若い人は、株かfxにお金を置いた方が、株やfxの保証金が多少目減りしたとしても、キャッシュで持つより圧倒的にお金は減りにくい。パチンコ、レース系、カジノは株やfxより相当難しい。やるんだったら、株かfxがいいと思う。。。

[2024/1~3サマリ]

1月15試合10勝5負0分      390k$ +   4.3k

2月19試合15勝3負1分 18,750k$ + 38.8k

3月22試合14勝8敗0分 55,330k$ - 122.7k


事業としたら倒産の危機。遊興費としても月2.7万はちょっと高い。釣りに行ったほうが良いか。。。

 fx日記妄想化構想

 ふた周り違う叔母とLINE交換している。このところ落ちこんでいるようだ。年齢制限で保険不可、旅行ツアー不可。。。しかし、彼女の落ち込む本当の理由はこんなことではない。私には想像できない想像するだけで恐ろしい悲運に見舞われたからだ。そしてそれは今も形を変えて彼女の身に降り掛かっている。そのことをLINEに書かれると私は何も返すことができなくなる。言うと軽々しい気がして。ごめんね。とだけ。。。
 昨日は、朝から雨が降った。そこで、今日の清掃ボランティアは雨で中止、残念。。。と叔母の気を紛らわしてあげようとLINEした。ところがボランティア自体は主催者から決行の旨のメールがあり、慌てて雨ガッパを用意して参加した。寒かった。。。
 それにしても旅行ツアーに、年齢制限があるとは正直驚いた。私は彼女に対して際どい言い方かもしれないとふと思ったが、そのまま次のような返信をした。
 風光明媚な場所へ行かなくても、家の前の空が壮大だと思えるように今のうちから鍛えています。。。

 妄想の勧め

 目が筋力が腰が関節が...衰えることを十二分に嘆き悲しんだ後で、復活の狼煙とともに映し出されるサプリや健康器具。地上波放送でもたまに見かけるが、BSチャンネルとかになると大量に流れ、深夜早朝の時間帯ともなれば、それはもはやサブミナルどころではなくまる出しの洗脳、見続ければ、買おうかなと思ってしまう。最後に、お待ち下さい! 今だけ特別価格と聞いて、とうとう買ってしまう。
 確かに、製品自体に効果はある。先日、かみさんが私の頭をさして穴があいてると言った。もちろん頭の損傷ではなく、髪の間の頭皮が見えてしまっていることをオブラートに包んで指摘してくれたのである。私は、その昔買ったハゲ薬を取り出してぬると、数日後かみさんは、指摘しなくなった。このハゲ薬は私の場合、間違いなく効果があった。
 健康維持と春からの自転車旅のために、太陽礼拝というヨガのポーズとヒンズースクワットを日に3セット行なっている。毎日続けていると、タバコの量が減り、太陽礼拝も当初はポーズが安定しなかったが、今は体がフラフラしなくなった。日々の運動も、こんな軽いものでさえ、効き目があることを実体験済である。
 しかし、それは、維持する、ということにすぎない。誰でもいつかは体が動かなくなる。すでに亡くなってしまった祖父母や両親を見てきて私はそう断言する。そして、私はそれが哀しいとも、サプリを飲んで運動して健康維持してもなんの意味もないとも思わない。体が動かなくなっても最後に残るものがある。すでに亡くなってしまった身近な人たちを見てきてまず間違いないと確信している。それは何か。それは思考である。だから、家の前にある壮大な空を見ても見なくても感動できるように今のうちから鍛えておこうと思うのだ。

 こんな話を聞いたことがある。大怪我をして半年以上病院のベッドで過ごした患者がいた。怪我が完治しリハビリを始めた。するとその患者は、通常の数倍の速度で回復した。半年もの間横たわったままでいると、通常は筋力が衰えて歩くどころか立つことも困難なのだそうだ。ところが、この患者はリハビリの初日から普通に歩いてみせたのである。これに驚いた医師がこの患者をあちこち検査したが原因はわからなかった。ただ、この患者は医者からのヒアリングで次のような話をした。
 僕はなんというかトレーニングオタクなんです。入院中も、毎日欠かさずいつものトレーニングを頭の中でしてまして。。。
 トレーニングをイメージするだけで誰もが筋力をつけることができるとは私も思わない。しかし、少なくとも秦の始皇帝でさえ見つけることができなかった不死の薬よりも、この話の方が私には魅力的に聞こえる。
 私が老人としての心構えをもし人に勧める機会があるとすれば、健康維持と妄想力強化と云うだろう。感動力や思考力でもいいのだが、あえて妄想という言葉を使う。妄想という言葉の響きが私にはしっくりくるしクールに思えるからだ。
 ただ、鍛える妄想は楽しげなものに限る。哀しい、苦しい、腹立たしいという妄想は、体が動かなくなってしまった私を見ている人に申し訳ないと思う。無表情でたまにニタニタ笑って、キッもー、バカなんじゃないのこの人、ぐらいがいいんじゃないかと思う。

 fx日記と妄想と '24

 上の作文を見ても、小理屈こね回すスタイル。これだと延々書き続けることができるが、さすがに進歩がない。大いなる欠陥。。。また始まるぞ小理屈。。。やめようとしてもやめられない。。。

 そこで以前書いた脳内会社をヒントに、小理屈を妄想化することを思いついた。妄想力強化もできて一挙両得だぁ。ワクワクする。作家を気取ってプロットっと。。。


 fx日記の目的、大谷翔平がメモを残し成長したのを真似てミセス・ワタナベの如くに、fx界隈のミスターオオタニと呼ばれる存在となる、これは外せない。となるとタイトルは自ずと、fx日記と妄想と '24となる。

 登場人物や団体は、瓜方剛、貝屋真、円谷、ドイル、狽伝、寅さん、日岡グループ、米岡グループ、中岡グループ他。

 走れメロスをパロって、走れ瓜方! とか。。。米岡グループ系カジノに捕まっている岸本と植本を瓜方が救いに走るがスナイパー貝屋が行く手を阻む。その過程で彼らの信念と信念がぶつかり合い、信頼と疑惑が錯綜する。。。マルケス系もやりたいが、登場人物の名前を工夫しないとな。。。 

 おぉ、ワクワクする。。。よし、第2四半期が始まる4月スタートとしよう。



 水を差すようで悪いけど、タイトルも「有田哲平と週刊プロレスと」のパクリじゃん。。。有田さんのこと、好きだったなんて残念だわ。。。そう言うと彼女はぷっつり何処かへ行ってしまった。。。え、どうして。。。いつかまた巡り逢えるのだろうか。。。心が折れそうになる。。。


 来週は、第一四半期の最終週。頑張ろうー。今日のフリーマーケットは雨で中止、英気を養おうー。4月第一週は桃源郷行きと花見の案内が届いているので太陽礼拝とヒンズースクワットは必ずやろー。

(私のfx観 その四 のつづき)


 仮想通貨

 そろそろ、国家に支配されない市民通貨があっていいんじゃないかと思う。



 暗号資産(crypto assets)とも言われていたが、いつしか仮想通貨(virtual currency)という呼び方が定着した。この呼び方に私は悪意を感じる。円でもドルでも紙か金属なだけで本質は仮想じゃないか。。。

そして、私は、ビットコインが今の世界を変える市民通貨になるかもしれないと思ったのだが。。。


 現在の基軸通貨はドルである。国際取引のほとんどはドル建てであり各国を比較する場合もドルで換算される。アメリカの金融政策が世界に影響するのはこのためなんだろう。常に1ドルは1ドル。ドルが有利に見える。我が国のGDPが何位になったとか言ってるが為替の影響は考慮されてるのかしらん。


 ここから先は都市伝説的な話に私の妄想を加えたもので。。。


 サトシナカモトが開発したというビットコインは、彼が属する技術者達のグループ内で、メンバーが開発したプログラムの部品をメンバー同士で取引する時に使った。メンバー全員、天才であるだけでなく大金持ちだったから、金が有り余る彼らにとって、自分の成果を図るものさしはサトシのコインで必要十分だった。そして、サトシのコインを換金するという発想は彼らにはまったくなかった。「1杯1ビットコインの酒が、世界中どこに行っても1杯1ビットコインで飲める、そんな世界がサトシのコインで実現できればいいね」、それが、彼らの合言葉だった。

 政府のエグゼクティブ税務調査官があるセレブパーティでビットコインの噂を聞きつけた。脱税摘発の手柄を立てようと調査させたところ、時価に換算すれば年間数十億ドルは軽く超える取引が行われているとわかった。しかし、国家通貨による売買ではなくビットコインなるものを介して取引したに過ぎず、対象があくまで部品であることから脱税摘発を断念する。ある日、この税務調査官が、財政合同会議でたまたまとなりに座った同格の金融政策担当官にこのことを話した。金融政策担当官は、政財界に多大な影響力を持つこのグループのことをすでに知っていたが、ビットコインのことは初耳だった。彼が、上官であるシニアエグゼクティブ金融政策官にこのことを報告すると、緊急事案として金融政策会議にかけることになった。いかなる処置を講ずるか議論の末、次の対応を図るに至った。1.このビットコインコインなるものが世界に波及すれば、基軸通貨であるドルの地位が危うくなる可能性がある。2.彼らの影響力は強大で世界への波及は大いにあり得る。3.グループごと破綻させてビットコインを抹消することも可能だが、このグループの影響力がいかなる結果をもたらすかは未知数でありグループを破綻させることは賢明な策とは言えない。4.よって、ビットコインを現金融システムに組み入れることで我々のコントロール下に置く。。。こうしてビットコインは、商品として市場に並ぶことになり、国家通貨との交換が承認された。


 私が、仮想通貨という呼び方に悪意を感じるのは、現在の通貨システムを揺るがしかねないビットコインを、仮想という言葉を使い、ビットコインがさも不確かなものであるかのように人々を扇動しているように思うからである。あくまで私の妄想の上に成り立つ悪意ではあるのだが。。。


 ここで、私は、国家に支配されない通貨を市民通貨と呼ぶことにする。私の市民通貨への期待は、サトシの天才グループの合言葉と同じ「どの国に行こうが、一杯1市民コインの酒は1市民コインで交換できるといいね。」だ。近いうちに、世界を一変するこんな市民通貨がうまれる予感がする。

 ビットコインはそうなる可能性があった。ところが、国家通貨との交換が行えるようになった瞬間、この期待は潰えてしまった。これだけ国家通貨に対して流動するコインを使う人はもう闇社会にしか存在しないんじゃなかろうか。ビックカメラさんでは今もビットコインで家電を買えるんだろうか。。。1ビットコインは1ビットコインのままなのに。。。

 ビットコインの登場は早すぎたのかもしれない。あるいは社会がビットコインに追いついていないだけなのかもしれない。。。


 ところが、かくいう私も、理想だけでは前に進むことはできないという詭弁を弄して、ビットコインを購入したことを告白する。


 ビットコインとはじめて聞いた時、まず名前に惹かれた。新しいもの好きなんだよ、僕は。。。海外へ行って、ビットコインで支払うぜ、と言う自分を想像してなんてシャレオツなんだろう、絶対やってやろうと思ったんだ。。。

 その時いくらか調べたら、三百円だった。私が記憶する価格推移は以下の感じ。


3百→3万→30万→100万→60万→30万→120万→100万→200万→100万→300万→600万→200万→700万→1000万。


何だ、これ??? ビットコインが高騰した? 円が暴落した??? 

そのどちらでもないと私は思う。


 私は、60万のタイミングで1コイン乗って、120万のところで半分の0.5コインを降ろした。。。今、残るは0.01コイン。1千万まで持ち続けるのは到底不可能。もし、3百円から1千万円まで、持ち続けた人がいるとしたら、それは買ったのを忘れていた人だろう。



 明日はゴミ清掃ボランティア、あさってはフリーマーケットと大忙し。フリーマーケット準備のために今日はfx休業。。。

 昨日は、朝方+70kと好調だったが、昼から上げ一本になって結局+32k。ん~、ドル戻すのかぁ。
 保証金マイナ解消まであと15に迫ったとは言うものの。。。出だし好調その後失速、こういうパターンが最近、多い気がする。思いつくだけでNYのマイナ50、今週の生地獄感覚のマイナ64。昨日のをあわせて、これだけでマイナ152あるぞ。ん、何でだ。。。


(私のfx観 最終回 につづく)