本日、久々に「長編」でございます。
お付き合いくださる皆様、お覚悟くださいますように!!
先週の週末、仕事のため、東京と横浜に出張していた僕。
当初、母の命日と重なる日程だったため、一日早く墓前に参った記事をあげさせていただきました。
その記事に僕が、敬愛してやまない「魅惑の令夫人」そのみ様 からコメントを頂戴しました。
そのみ様からは、これまで何度も「東京においでの際は」とお声をかけていただきながら、なかなかご一緒することが実現できませんでした。
そのみ様 &宮田様 ご夫妻様には、遡る事、今月の初め、かの鈴鹿の地で、分刻みのスケジュールをこなすご多忙にもかかわらずオフ会を企画していただき、また、その翌日には、お疲れの中をわざわざ大きく南に逸れて我が田舎家にお越しいただいて息子や家内も大変お世話になっており、そのお礼もかねて、「もしお時間がいただけるようならば」と食事のお誘いをさせていただいたのでありました。
取り急ぎ、今回のスケジュールをメールにてお知らせしたところ、そのみ様より「土曜日のランチでは」というご連絡を頂戴しました。
こちらは、お時間をいただけただけでも光栄の極みであります。依存などあろうはずもございません。
しかも、それに、続いてこれまた嬉しいご案内が。
僕が、この田舎駄ブログを始めて間もない頃からのご縁であり、先日、鈴鹿の地でやっと念願叶ってお会いできたchoku1028様 をお誘いしてくださったのであります。
しかも、「choku1028様の旦那様もご一緒に如何ですかとお誘いしました」とのこと。
choku1028様の旦那様とも鈴鹿でお会いさせていただいており、僕は、その好青年ぶりに、大変な親近感を持たせて頂いているのであります。
旦那様との再会もこれまた嬉しい限りです。(今思えば、「美人にからきし弱い」とう家系に育った僕が、美女二人を前に緊張しないようにとのそのみ様のご配慮だったに違いありません。このお気遣いにあらためて、感謝する僕なのであります)
しかも、choku1028様といえば、僕が「東京ランチタイムの伝道師」と尊敬しているお方です。
そのみ様に「土曜日のセッティングは、choku1028様にお任せしちゃいましょう」という何とも勝手なメールをお返ししたのでありました。
そして、choku1028様そしてそのみ様から、「皆んなのご縁を結んでくれた「F1」にちなんでお店をチョイスしました」というご連絡のメールを頂戴したのでありました。
お忙しい中、一生懸命お調べいただいて、選んでくださったお店の名前は、「Ristorante Alessandoro Nannini(レストランテ アレッサンドロ・ナニーニ) 」
1980年代後半、ミナルディやベネトン・フォードなどで活躍したF1パイロットがオーナーのお店だとの事。
なんとベストなチョイスでしょうか。
しかも、場所は、「汐留」という今、東京でも最先端のスポットです。
さて、午前中、横浜での仕事を終えて、東京まで移動。
13:00に八重洲口で待ち合わせし、そのみ様の車にchoku1028様ご夫妻様と共に乗せていただいて汐留まで移動しました。
パーキングに車を入れ、ホテルの建設など、再開発真っ最中の中をワン・ブロックほど歩きました。
この1画は「イタリア」をコンセプトにした町並みとなるようで、建設中のホテルの外装もそれらしい雰囲気の色使いの壁になっておりました。
途中、ローマンスタイルのコリント様式の柱を外装に取り入れた荘厳な10階建てくらいのビルがありました。
とはいえ、その格調高い雰囲気の建物に出入りする人の格好がかなりラフなもので、どうも建物の雰囲気にそぐわない・・・・。
「何だろう」と思い、よくよく見てみましたら、なんとそこには、「JRA WINS」の文字が・・・・・。
そう、そのビルは、中央競馬会の「場外馬券売り場」だったんです。
なんとも、はや、周囲の景観にあわせてその立派なことといったら・・・・。
正直、「無駄に立派」というのが僕の感想。
「僕達から吸い上げた血と涙がこの柱の一部なんだなぁ」と思わずつぶやいた「しょうもない独り言」をしっかりそのみ様&choku1028様に聞かれた僕なのでありました。(まだ、ランチも始まっていないのに、こんなところでボロ出してて、大丈夫か!? おい!)
そうこうして、お店に辿り着き、エスコートされたスペースは、なんと「個室」。
これには、一同、大感激であります。
こういう、「特別扱い」って嬉しい限りです。
まずは、2週間ぶりの再会を喜び乾杯。
レディのお二人は、オレンジジュース、僕と旦那様は、ビールと白ワインです。
さて、メニューを決める段になって、お店の方から、「何かお出し出来ないものとかございますか」とのご配慮をいただきました。
そこでも、僕、しっかりとやらかしました。
「すいません、チーズとか乳製品抜きで・・・・・」
お店側としては、当然「アレルギー」などにお気遣い頂いた訳で「好き嫌い」を聞いたわけではありません。
しかも「チーズ&乳製品抜き」って・・・・・。
これには、お店の方の表情にも困惑の色が、ありありと浮かんでおります。
そりゃそうですよね。イタリアンレストランにきて、「チーズ使うな」だなんて。
お店に「けんか売っている」と取られても仕方がない所業であります。
でも、やはり、そこは、さすが、お店の方は、大人でした。
「出来る限り、使わないように工夫させていただきます。が、素材に練りこんだりしてある物もございますが、そちらはご容赦願えますでしょうか?」とおっしゃってくださるではありませんか。
この応対に感服し感謝の僕でありました。あらためて、この場をお借りして感謝申し上げます。
でも、そのアンサートークが「努力します」じゃなんの答えにもなってませんよね。まったく
と、まあ、ここまでだけでもすでに「失態晒しまくり」の中で、始まったサービスでしたが、どれも素晴らしいお味でした。
詳細については、食べ物ブログの名ブロガーお二人に敵う訳もありませんので、こちら とこちら をご覧くださいませ。
楽しいひと時もあっという間に過ぎ、最後にお茶とお菓子がサービスされました。
頂いた紅茶を美味しく頂いておりましたところ、隣に座ったchoku旦那様から「マズっ!」といううめき声に似た一声が。
供されたお菓子のひとつが「栗にローズマリー」を練りこんだお菓子だそうで、それを口にされた旦那様から発せられた一言でした。
実はそのみ様は、以前食べたことがあるそうで、そのお味のほどは、よくご存知。
お菓子を手にしたchoku旦那様に「それ、美味しくないですよ」っておっしゃったのですが、時すでに遅し。その時、すでに旦那様の顔は、しかめ面に変わっておりました。
しかも、そのみ様、続けて、「バイアリーさんも記念にいっとかなきゃ」とおっしゃる。
「記念に」って・・・・・・。
という訳で、いやーな予感がしつつも、ひとつ手に取り、僕も口の中へ。
はい。まずかったですっ!!
かつて、台湾で食べた漢方薬入りのお菓子の味を思い出した僕なのでありました。
こうして、和気あいあいと料理とおしゃべりを楽しみ、お店を後にすることになりました。
今回、こちらからお誘いしたにもかかわらず、そのみ様から、「だめです。ワリカンです」ときっぱりといわれてしまいました。
それでは、ここまでの失態を挽回することも出来ません。せめて、パーキング代ぐらいは持たせてくださいとお願いし、なんとか、ちょっとだけ面目を保ったかなと思いきや、車に乗り組んだ僕達に、そのみ様から「その紙袋をchoku1028さんとバイアリーさんで持って帰ってくださいね」と。
なんと、お土産までご用意くださっていたのです。
黒糖を使った、美味しい「どら焼き」。
しかも、「お母様のご霊前にお供えしてあげてください」との一言。
もう、恐縮するしかございません。
あまりに嬉しくて、その場で泣きそうになるのをぐっとこらえた僕なのでした。
しかも、その前、すでに、食事中に、「社長(←息子のことです)と奥様へ」と素敵なお土産を頂いていたんですよ。
いつもながら、わが、「魅惑の令夫人」は、本当にお気遣いの人であります。
本当に感謝・感謝です。
choku1028様ご夫妻とともに東京駅まで送っていただき、そのみ様とまたの再会をお約束してお別れをし、僕は、東京に出た折には出来る限り立ち寄りたい「神田古本屋街」に向かうため、東京駅のコンコースを丸の内側まで、choku1028様ご夫妻様とご一緒させていただきました。
ここ数年、東京駅は、改修工事に次ぐ改修工事で、構内の通路がいたるところで封鎖されております。
毎回、東京駅の構内で迷子になる田舎者の僕なのであります。
特に丸の内側は、平成の大改修工事が始まった関係からか、構内では、いたるところコンクリートが剥がされ、鉄筋がむき出しのままとなっておりました。
そんな中、地下鉄の改札でご夫妻様とは、お別れをさせていただいたのでありました。
名古屋に向かう新幹線の中。
こうして、ネット社会で恵まれましたご縁が、大きな広がりを見せ、実社会でのお付き合いへと育んでいくことが叶ったこと。
そして、今回の楽しいひと時の実現にも、ブログあるいはメール・携帯電話といったディジタルテクノロジーが、大きな力となり、僕達を支えてくれたこと。
「人を幸せにするテクノロジー」をしみじみ実感し、そして、人様とのご縁のありがたさに心から感謝し幸せな思いを胸に抱きながら、窓の外の夕闇を眺めていた僕なのでした。
**** そのみ様&choku1028様ご夫妻様へ *****
そのみ様へ
先日は、お付き合いいただいて本当にありがとうございました。
お蔭様で、本当に楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
改めて、感謝申し上げます。
東京では、とかく、一人での食事となることが多い中、こうして楽しいひと時が迎えられることは、何より嬉しくありがたいことであります。
頂戴しました、ありがたいお気遣い、早速母の霊前に供えさせて頂きました。
仏壇の遺影が、「良きご縁に恵まれてよかったね」と微笑んでくれたような気がします。
そして、ピン・バッヂは、息子の宝箱に、回数券は、家内の手に大切に納められました。
重ね重ねお礼申し上げます。
宮田様が、ブラジルでの激務を終えられて、長旅からお帰りになられるのも、あと少しです。
お帰りになりましたら、こちらからもお疲れ様でしたとお伝えください。
そして、いつでも、海を見たくなったらお越しください。
「ふぐ」はお約束ですよ。と宮田様にもよろしくお願いいたします。
あらためて、お礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします。
choku1028様へ
楽しいひと時を本当にありがとうございました。
急なお誘いににもかかわらず、しかも全てお任せしてしまい、恐縮しきりでございます。
やはり、choku1028様は、東京ランチタイムの伝道師でございました。
東京での食事は、とかく一人でということが多い中で、今回のひと時を通じて、やはりその店のお味をより引き立たせる最高のスパイスは、「楽しいお仲間との語らいなのだ」と改めて実感するのであります。
あらためてお店選びとご手配を頂きましたことを心より感謝いたします。
今度は、是非、名古屋でご一緒できればと存じます。
ご帰省の際には、ご一報ください。
お待ち申し上げております。
最後に、旦那様にも、ありがとうございましたとお伝えください。
旦那様とは、気が合うのではと勝手に思っているのであります。
是非、今度「男同士の語らい」にお付き合い願えれば嬉しく存じます。
最後に、あらためて、本当にありがとうございました。
そして、これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。
ネット社会の一期一会に心から感謝して
2006.10.24. バイアリー・ターク