6万人がトラウマになったヤバ過ぎるジャカルタ国際スタジアム | 知りたがりな日本人のブログ@インドネシア

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日本語では検索できないインドネシア国内の話題を、雑談に使えるレベルで解説。

 

 

 

ジャカルタ中心部、タンジュンプリオック港の反対側に出来たばかりのジャカルタ国際スタジアム。収容人数8万2千人で、東京ドーム(収容人数5万5千人)より大きいらしい。開閉式の屋根、3階建ての客席、そして環境性能に配慮して設計された、鳴り物入りの最新式のスタジアムだ。
 

ところが、2022年7月のオープニングから、手すりが崩落するなど、まさかのトラブルが発生。ついでに、サッカーの国際試合のためのスタジアムとして建設された筈なのに、国際サッカー連盟の基準を満たしていないということもバレて、拡散されてしまう。

スタジアム近辺の道路が狭いとか、観客席数に釣り合わない駐車場容量は改善していくというような話だったが、使用料が高すぎとかで、地元サッカーチームすらも使いたがらない。

そんな中、このスタジアムでの初めてのコンサートがあった。有名なバンドの記念ステージということで、観客は6万人以上、とそこまではよかったが、その後ソーシャルメディアで苦情を訴える人が相次いだ。

一番同情してしまったのは、音がはっきり聞こえなかったという苦情だ。動揺してるに違いない表情、確かに音がビンビン響いていてよく聞こえないのがわかる。これで4時間も聞いてたなんて。

 

 

そしてまた帰り路が大変な混雑になった。殆どが臨時駐車場からシャトルバスを利用してやっとこさ到着していたが、帰りはJISの駐車場から出る車がスタジアム前の道を塞ぎ渋滞で、シャトルバスは動かず、オンラインタクシーだって拾える筈がない。23時にコンサートが終わって、待たされ迷った挙句、結局駐車場まで1時間近く歩き、朝方帰宅したという。

これだけ大きな建物作っておいて、道はそのまま、桟敷まで音がちゃんと聞こえるかチェックしないでやっちゃう行き当たりばったりさが凄すぎる。
といっても、これは規模が大きくて新しいから話題になってるだけで、こういうイベントでの不手際はよくあるらしい。
きっと日本人には知られたくない残念すぎるジャカルタ国際スタジアムについてのお話でした。