いまや「常識以前」になった感のある「専守防衛」
なんだか,わが国の「動かせない基本方針」であるかのような錯覚を与え続けてもう久しい。
いかにも小賢しいダニ役人が思いつきそうなゴマカシと言い逃れで,これを考えついた者も,したり顔で礼讃する者達も,自分だけは日本のために武器を取る気が皆無なのは間違いない。
このあたり,元将官もどきで嬉々としてテレビに出てきては,局側の意向をじゅうぶんに「忖度」して,軍事常識による重大な指摘を怠り,小遣い稼ぎに余念のない者達もまた,その性根において全く同様だ。
現代戦において,わが国は攻撃されるまでは反撃しないと公表し,その前提で防衛を試みるということは,無用な犠牲を隊員や国民に強いるということだ。
領土に敵を上げてから戦うのなら全土でかつての沖縄戦を実施することになるが,それと,基地や駐屯地の上空に不審なドローンが侵入した場合に110番するしかない現状とどう整合するのだろう?
海岸線にズラリと並べた原発群に,歩く殺しの機械であるプロフェッショナルの特殊部隊が潜入攻撃をかけた場合,その際は当然ながら当該地域のライフラインの結節点も,スリーパーチームを含む部隊による同時かく乱攻撃が実施されるが,
死体の山を築いてから「どれどれ」と重い腰を上げて,屋上にドローンが乗っかっても一か月も誰も気づかない間抜けの標本の指揮中枢である「首相官邸」へ,
セクシーヨガだか性風俗だかの「公金使っての視察先」から,バカ面さらけてノコノコと優秀な?要路の者達が集まるつもりだろうか?
二言目には「他国に脅威を与えない国防力整備」を口にし,「必要最小限度の武力行使」という無責任な寝言を吐き散らして恥じる様子もない。
脅威を与えなければ国防の用を足すわけがない。
必要最小限度と言うが,想定外の事態が連続して不断に激しく流動する戦争という事態の中で,何を基準に誰がいつ判定するのか?
こんな,気の利いた中学生でも「?」と感じるバカげた言葉遊びを,長年続けているのはまことにアホらしく,こんなレベルが防衛大臣だ副大臣だと何人もコロコロと変わりながら,
国防部会などと名乗る場で何やら「検討するフリ」をして,霞が関ダニクラブならぬ記者クラブのコバンザメ同盟の記者諸氏は,簡単な軍事常識に立脚する初歩的な疑問を呈する質問すらしない。
平穏無事な天下りと自己一身の栄達しか眼中にない軍人もどきや政治屋達は,専守防衛なる呪文で真っ先に死ななければならない者達に代わってぜひとも弾除けの土嚢となってくれ。
古来,拙劣な指揮で死地に部下を飛び込ませて,自分だけは最前線に出ようとしない無能な指揮官から無駄死にを強要される部下達が,指揮官を背後から撃つことを「後ろ弾を食わせる」と言うが,
自衛隊OBの組織である隊友会等の事務所に,自衛隊出身の政治屋のポスターがベタベタと貼ってあるのを街角で見るにつけ,三島事件の檄文の一節が胸にこだまする。
「政治家のうれしがらせに乗り、より深い自己欺瞞と自己冒涜の道を歩もうとする自衛隊は魂が腐ったのか。武士の魂はどこへ行ったのだ。魂の死んだ巨大な武器庫になって、どこかへ行こうとするのか。」
トランプの命令にはスグに膨大な血税を「アメリカを守るための盾となるために」差し出す。もちろん「指揮官先頭の精神」などは微塵も見せぬままに。
それでいて,専守防衛などというできもしない戯言を吐き散らし,結局は自分だけセーフティラインの内側にいて,第一線の者達を人身御供に差し出そうとしている。
かつて2.26事件で階級章をむしり取られた青年将校達がいたが,自衛隊底辺の定員充足率が4割と低迷し,あまつさえ隊員の採用年齢が無思慮にも引き上げられ,戦闘力が落ちる一方の現状を見て見ぬふりをし,
「専守防衛」なる非常識な国策に異を唱えることもせず,宗主国然とふるまうアメリカに不快感も示さず,装備調達方法の膨大な不備と無知を正そうともせず,
身の安泰と保身を図るばかりの「軍人もどき達」こそが,自ら階級章をむしり取って捨てるべきだ。
制服OBの政治屋達もまた同罪である。
票目当てに「隊員の処遇改善に力を尽くします」などと宣伝する前に,事実上のアメリカの植民地であるわが国が独立するための第一歩である自前の軍隊実現に尽力すべきではないか。
いきなりアメリカと絶縁などできはしないが,自主防衛を基本として,まずはイタリアやドイツのように,駐留米軍を自国の国家主権下に服させるための政治的な努力を政府に行わせるために働くことが第一だ。
海外視察をしてきただの「体験」をしただのと吹聴し,それを取り巻きがもてはやすが,いったい何を観てきたんだか,その目は欲に濁った節穴か?と疑問が湧く。
「保守票が集まる」慰霊祭も紀元節も講演会も,呼ぶ主催者も主催者だが,こんな偽善者のエセ武人達がいる場所になど行きたくもない。
その偽善と保身根性において,部下を死に追いやった財務の佐川などのダニ官僚とどこが違うというのか。竹中のペテン師野郎と何が異なるのだろう?
よって,そんな奴らに清き一票など絶対に入れてやる気はない。
かといって,この期に及んでまだ,9条の精神だの平和主義だのと世迷言を撒き散らして,その実は拉致被害者を見殺しにし,奪われた領土の奪還を邪魔だてするオールボンクラ野党にも入れられない。
毎回毎回,なんと空虚な選挙であることだろうか。
無念至極な植民地の風景ではある。
第一線で塹壕を掘り,陣地を構築する者達の死体が山をなしてから「必要最小限度の武力行使をする」のか?
無責任にそう言い募る者達こそが真っ先に殺されて弾除けになれ!


