Northern NJで不妊治療

Northern NJで不妊治療

Northern NJ (ニュージャージー州北部) で不妊治療を行っています。 NYの情報はたくさんあるけど、NJの情報は少ないっ! もしこれから不妊治療を初めようとしている方のために少しでも何かを伝えられればと思い、このブログを始めました。

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不妊治療は高額です。 日本よりも高額です。

保険が利くか利かないかその場では分からないし、治療内容にもよりけりで、病院を訪れた際に保険適応後の額を払うのではなく、後日病院から自宅に請求書が送られてきます。

なので、病院へ行ってから、請求が来るのに半年ぐらい掛かったりすることもあります。 保険会社と病院とのやり取り次第では1年以上掛かる場合もあります。 その場合、病院が保険会社と決着する前に請求書を送ってくる場合もあります。

あまり病院へ行く機会がない場合はいつの分の請求か直ぐ分かるのですが、不妊治療のように病院へ行くことが多くなると、病院から請求書が送られてきても、本当にその請求書が保険対応後のものなのか分かりません。

なので、病院へ行った日や治療内容 (血液検査、超音波~等)をメモしておき、保険会社から送られてくる明細に記載されている「保険会社が計算した個人負担額」と病院の請求書が合っていることを確認できたら時点で支払いをすればOKグッド!です。



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ここでは不妊治療に掛かった費用を公開しようと思います。 保険会社にもよるし、同じ保険会社だとしても入っている保険の種類によって、自己負担額は変わってきます。 これから不妊治療を始めようと考えていらっしゃる方は、やっぱり費用面についての情報が知りたいと思われる方がほとんどだと思います。 とりあえず保険適応前の値段と保険適応後の値段を大雑把に書いておきます。

初回のコンサルテーション、血液検査 (夫・私の2人分)、超音波検査は、保険適応前で計約7,000ドル、自己負担額が計約1,500ドル

HSGや2回目の超音波検査、ホルモンチェックなどの検査は、保険適応前で計約2,000ドル、自己負担額は約100ドル

男性不妊治療は、保険適応前で計約19,000ドル、自己負担額は計約6,000ドル。 これはTESEの手術代の自己負担額が高かったため、高額になってしまった。 また、不妊治療以降の男性ホルモン治療に関しての費用も含まれています。

内服薬代・注射代に関する費用はレシートを漁らないといけないので、気が向いたらアップデート予定。 IUI用の注射代も保険待ち。

IUIに関する費用は保険会社が未だ計算中とのことで、着次第アップデート予定。

うわさで聞いたところによると、保険がなく全額を現金で支払う場合、少しディスカウントしてくれるらしい。 本当なんだろうか・・・?
RMA NJは確か少し前まで、ヘッドクォーターがMorristownだったはず。 それがBasking Ridgeに移転したみたい。

私が普段行っているRMA NJの支店は結構手狭だと思う。 月曜日から金曜日はモニタリングのため、待合室がいっぱいになって、座れない人もいたりする。

モニタリングパソコンは基本朝6時から7時半の間に行われる血液検査と超音波検査で、血液検査はみんなするけど、超音波検査は受ける人と受けない人がいる。 超音波検査は時間が掛かるため、超音波検査がある場合は時間に余裕を持って行くほうがいい。

モニタリングパソコンに訪れる人は日によってマチマチで、朝6時に行って血液検査と超音波検査の2つの検査を終えるまでに、6時半には終わったり、7時半になったり・・・ 逆に7時半ギリギリに行っても、2つの検査が8時までに終わったり・・・ 働いていて、検査を7時半までに終えないといけないっていう場合には5時45分ぐらいには着いていたほうがいいように思う汗

モニタリングパソコンに通う頻度は、週に1回だけだったり、ひどいときは週に4回もある。 なので、通うクリニックは家に近い場所を選ぶといい音譜


ヘッドクォーターのBasking Ridgeは新しいうえに、ビル自体がRMA NJのみみたいなので、広いっ。 待合室も広いし、血液検査をする場所も、超音波検査をする場所も、すっごく広いし、数が多い!! まぁ、週末に全支店の患者を受け入れないといけないから、週末はかなり埋まっちゃうんだけどあせる でも、Basking Ridgeの場合は午前中10時までに行けばいいから、1時間掛かるけど、2度寝できる安心感はある ニコニコ


モニタリングパソコンで超音波検査を担当しているドクターは男性の医師もいれば、女性の医師もいる。 必ずしも自分を担当してくれているドクターが診てくれるわけではないしょぼん 持ち回り目らしく、たまに自分を担当してくれているドクターにあたる チョキ

なので、最初に女医おとめ座がいいと希望しても、男性の医師にあたることがある。 絶対女医がいいっていう場合は、事前にモニタリング当日の女医のいる支店を聞いたほうがいいかもあせる

医師の性別は気にする人もいれば、気にしない人もいるが、気にしたところで、医師は機械的に超音波検査を繰り返しているだけし、アシスタントのナースは絶対女性だから、絶対性的問題は起こらないべーっだ!

モニタリングパソコンをしてすぐ今後の薬の指示などをしてくれるのではなくて、血液検査の結果を待って、ドクターが2つの検査結果を調べて、そしてナースから連絡が来る。
遺伝子専門家とのコンサルテーションは実は2回目。 前回は旦那が染色体異常と言われた時。 その時は、旦那と私の家系図を調べて、その健康状態や亡くなっていれば亡くなった時の年齢を見てもらった。 専門家曰く、旦那の家系も私の家系も、不妊につながる問題も見られず、遺伝的な病気も家系図からは特に見受けられなかったらしい。

結局、不妊は染色体異常だけが原因なのかなはてなマーク

2回目のコンサルテーションでは、スパーム・ドナーに関してのコンサルテーションが主だった。 ドナーが埋めた質問表などに書かれたドナー自身のメディカル・ヒストリー、ドナーの両親、ドナーの兄弟姉妹、ドナーの祖父母、ドナーの伯父・叔父・伯母・叔母のメディカル・ヒストリーを確認していた。 もし半分で持ちのつながった異母兄弟がいる場合は、その異母兄弟についても知っている限りのことが書かれていた。 分かりやすくいえば、2親等内の親族に関しての質問表のメディカル・ヒストリーを調べていた。

2親等ないの親族に関しての質問表には、学歴、性格、現在の職業、特記すべきメディカル・ヒストリー、子供の有無、その性別などが書かれている。 私たちの選んだドナーは親族が多かったので、読むのに苦労したし、ドナーの両親の兄弟が多く、読んでてこんがらがってきたえっ だから、家系図を書き出しちゃったよ・・・あせる

結果は、問題なしビックリマーク


ソーシャル・ワーカーとのコンサルテーションでは、まずドナーを選ぶ基準について説明してもらい、私たちがドナーを選ぶために何に重きを置いたか・・・等を説明した。 日本では結構血液で性格を大雑把にわける傾向があり、夫の希望でAB型はちょっと・・・ということだったので、血液型を第一に選んだと伝えたら、びっくりされた。 アメリカでは輸血が必要なときにだけ血液型を重視するが、普段の生活では一切使われないので、血液型を重視するっていうのは、ソーシャル・ワーカーにとっては不思議だったんだろうなぁ。

その後、ソーシャル・ワーカーに、子供への告知に関して説明してもらった。 私たちは子供には本当のことを伝えようと思っているので、いつ伝えればいいのか、どう伝えればいいのか等を説明してもらった。 今はドナーを使って子供を授かる人は多いので、そのための本も数多く出版されていて、子供用にも絵本がある。


また後日アップデート予定。
RMA NJがよく使っているスパーム・バンクは2箇所

挙げていいのか憚られるので、その2箇所は記載はしないけど、精子バンクとしてはメジャーなものらしい。

ドナーを探すこととなったが、ここでまず問題になったのが祖先。 旦那と同じ祖先を持つドナーでないと嫌という旦那。 アジア系だけど、アジアの国ならどこでもいいって訳でもない。 近いからと言って、見た目が似ている隣接している国でも駄目。

だけど、ここはアメリカ。 混血が多いビックリマーク RMA NJが進める精子バンク以外の精子バンク約10箇所も探したけど、結局該当するドナーは10人にも満たない。 でも、チョイスがゼロよりは良しとしようガーン


次に問題になったのが、血液型。 旦那曰く、とある血液型は絶対に嫌らしい。 なぜかは不明だけどあせる

私の血液型との掛け合わせを考えると、該当するドナーは1人になってしまった ショック!

これでこのドナーを最終的に選んだわけではなく、このドナーの学歴や人間性、健康状態を含めた詳しい情報を調べ、このドナーの家族の情報も調べた。 なぜかドナーや家族の学歴などが旦那の家系に似ててびっくり。 人間性はラフなことしか書いてないが、旦那とは性格は違うらしい。 が、旦那はなぜかそこら辺はあまり気にしないらしい!? 何を基準にしているのか、まぁ、旦那曰く、このドナーでも良いらしい 目

日本だと無料の精子バンクもあるらしいけど、さすがアメリカ。 ビジネスですよ、ビジネス。 1回分が約500ドル。 簡単に計算 ($1=100円) したとしても、5万円。 RMA NJでは1サイクルで2日連続IUIを行うので、1サイクルで2回分が必要となる。 となると、1サイクルで約1,000ドルかかる。 精子バンクからクリニックまでの送料(1回の送料125ドル)もかかる。

それにしても費用面を考えると、日本に帰りたくなる。 日本でスパーム・ドナーを選べば私と同じ日本人だし、問題ない気がする・・・音譜 と思い、旦那に相談すると、「別々に暮らすのは嫌むかっ 夫婦の意味がないっしょぼん」らしい。 まぁ、実家には男性不妊のことは打ち明けていないので、精子バンクを利用するためだけには帰り辛かったから、ある意味そう言ってもらえてよかったかな。


RMA NJではスパーム・ドナーを使うにあたり、遺伝子専門家とソーシャルワーカーとの面談を受けなくてはならない。 それは買った後でも大丈夫だが、できれば購入前にやったほうがいい。 この事は後ほど書くこととする。

面談の結果、結局、RMA NJでの精子の保管料は多少割高らしく、精子バンクでの保管を薦められたので、5個買えば1年保管料が無料になるということで、3回のIUIを行える分(6瓶)を購入した。 IUIを3回行わなくていいと願いながら・・・星
手術当日は夫の付き添いである私が手術を行う施設とAndrology ラボのあるRMA NJのヘッドクォーターのあるBasking Ridgeと行ったり来たりするため、私が大変になるらしい。

まず、手術が始まる前に、Basking RidgeにあるRMA NJへ立ち寄り、Mediaと呼ばれるクーラーボックスのようなものを受け取って、旦那が手術する施設まで持っていく。

ドクターが組織を採取したら直ぐMediaに入れられ、アシスタントが私の元へMediaを持ってくるので、それを私はBasking RidgeのRMA NJへ運ぶ。 RMA NJでは、担当者が私の到着を待っていてくれたので、私が受付に着くと直ぐにラボから出てきてくれて、Mediaを受け取り、組織を調べにラボへ・・・グッド! 鮮度が命なのかしら・・・はてなマーク

Mediaを渡してホッとしたけど、私の仕事はまだ終わっていないビックリマーク 手術を行った施設から旦那を連れて帰らなければならないしょぼん また30分近く運転して戻ってみたら、「手術自体はうまくいった。 何か問題があったら連絡頂戴。 じゃぁ、2週間後に~。 またね~~」っていうメモを残し、ドクターは帰ったらしい。 肝心の夫は、術後の経過が芳しくないみたいで、うまく歩けないらしいガーン しかも施設の室内温度が元気な私でもちょっと寒いと感じるぐらい低くしてあって、夫は寒さで鳥肌立ちまくり。

手術した部位が部位なだけに、施設を出るまでにおしっこを一度でもしないと、痛くて痛くて歩くのも苦痛なのに、歩いて15歩ぐらい離れたトイレに頑張って行ってた。 が、2度トライしたけど出ないあせる

結局、「翌日までにおしっこが出なかったら連絡して~」とその施設のナースに言われ、痛くてうまく歩けない上におしっこが出ないまま帰らされることに・・・ なんでそんなことになったのか覚えていないけど、確かそのオペをやるところが24時間営業じゃなかったっていうのが理由だった気がする。


で、TESEの結果耳

精 子、見つからずしょぼんしょぼんしょぼん 見つからなかったしょぼん かなりの出費だったのに、見つからなかっただなんて しょぼん

このTESEはほぼ実費!! ドクターが所属する病院へ4,000ドル、手術を行う施設へ$1,750を手術を行うまでに全額支払わなければならなかったしょぼん 高すぎっパンチ! 唯一保険が利いたのがRMA NJでのAndrology ラボの費用。 co-payのみだったのでホッとした・・・かお それにしても、日本だと20万円しないのに、アメリカだと3倍かかるって、さすが医療費が高額なアメリカだな。

まぁ、「染色体異常なんだから見つかる可能性低そうだよね。 だから、TESEやってもどうせ見つからないよ」って決めて掛かってこの手術を行わないで最初からドナーを探すよりは、60万円近く掛けて少しでも夫の実子の可能性に掛けてみてよかったかな。

スパーム・ドナーを探すこととなった。