もう、すっかり春〜の様な
お天気の良い日が続いているのもあって
歩きに行こう!という
「前向きな」気分になれる今日この頃〜
植物園、京都御苑など
春の進み具合をチェックしがてら
歩いてまいりました。
スタートダッシュの今週、
なかなか良い感じ。
昨夜の満月も綺麗でしたね
力強い光が煌々と眩しすぎて
私には
ちょっとキツいぐらいでしたが
歩くのは、健康の為、でもありますが
春を覗きたい気分で
ラッキーなら、梅も桃も両方、
早ければ、
もしかして糸桜も見られるかも?と。
植物園も御苑も
巨樹が大好きな私には
歩くには絶好の場所なのです
ある意味、
花よりも長く、樹を見ていたいのかも。
歩きながら、
どうでもいいこと、考えねばならないこと
考えたいこと
たぶん、頭の中で
いろんな情報や感情、
気持ちの整理をしてるんだろう、って気もします。
歩き始めると
当初はいろんなことが頭をよぎりますが
深追いせずに
湧いてくるのに任せて流しているうちに
空、雲、樹、枝、葉、花、足元…
鳥の声、風の音、話し声
道路からの車の音、喧騒…
あの樹はもっとあっちだったっけ?
と、いくつかあるお気に入りの樹を見ようと
その樹に向かって
黙々と歩く事を繰り返し、繰り返ししてると
あまり、何も考えることもなくなってきて
風や陽射しや、
聞こえてくる鳥の声を聞きながら
ただ、歩くだけ。
その樹にたどり着くと
見上げたり、幹や根っこを眺めたり
ボーッと
ただただ、凄いな〜の思いが溢れて来て
どれだけのあいだ、ここで立っていたんだろう
何を見てきた?
人の営みとか
時代が創られる瞬間とか
積み重ねられて、歴史と呼ばれるその流れを
ずっと、ここで眺めてきたんだよね〜
嵐の日も雪の日も日照りの日も
麗かな春の日も、沁みいる様な秋の日も
ただただ、ここで見ていたんだよね〜
そんなこんな感情が湧いてきて
人間の短い一生、なんだか小さいことで悩んだり
怒ったり、落ち込んだり、言い訳したり、
理由を探したり
なんとなく納得させようと押し込めてみたり
そういうどうでもいいようなことに
いつまでも時間を浪費してる場合じゃないよな
と、思えてくるんですよね〜
小さいわぁ、わたしって、と。
何年、人間やってんだかね?って。
時間の使い方、
いつまで経っても上手くなれねーな、っと。
梅は終盤、
桃は樹によって咲き始めから五部咲きぐらいまで
桜は蕾が膨らんで来てるぐらい
皆さん、それぞれに
それぞれの春爛漫に向けて
お支度中でした
こういう時間が持てる幸せを
時間に追われている時は心から望んでいた気がする
いつ春になったのかも知らずにやり過ごし
足元ばかりを見て歩いていたサラリーマン時代
時間セレブになった今、その贅沢さを忘れがち。
引き換えたもの、代償に手放したもの
選んだものの有り難さ
そこに在ることの有り難さを
思い出す春の風です
それぞれの春を愉しみましょ〜