高校2年の秋にユーイング肉腫を発症
<スタッフ>
脚本/山崎淳也
プロデューサー/山崎恆成
演出/吉田 健
出演:大竹しのぶ、二宮和也
駒場東邦高校・卓球部のエース、北原和憲は高校2年の秋にユーイング肉腫を発症した。
凄まじい闘病生活送りながらも熱心に受験勉強し、志望どおり東京大学に合格する。
だが、その後1日だけ東大に通い、2001年7月29日亡くなった。
周りの友達、学校の先生、家族に支えられ「目標があれば頑張れる!」と、人との交流の中で闘病生活を送ったのだ。
ユーイング肉腫とは、がんと同類の悪性腫瘍である。
骨や肉にでき、血流に乗って移転し、十歳以下から十代の若年者に多く発生するという。
北原和憲は、駒場東邦高校2年生で、卓球部のエースとして活躍していたのだ。
ところが1999年、悪性の肉腫「ユーイング肉腫」と診断される。
やがて、抗がん剤治療が始まり、和憲の体には大きな負担がかかっていく。
それでも彼は決して弱音を吐かず、周囲の人間に痛いほど気を遣っていたという。
月日が経ち高校3年になった夏、東大受験を決意する。
--そして。。
映画は、息子をがんで亡くした母親の視点で描かれている。
それはうっとおしいくらい母親の愛情表現が満載だ。
二宮和也の演技は、これまでの二宮作品の中でも抜きんでて素晴らしい。
だからこそ、やや偏狂な作りになってしまったことが悔やまれる。
素直にノンフィクションとして評価したい。
見逃した人には激しくおススメ。