アルファロメオ GT 2.0 セレスピード。信号などで停止しようと減速していると、トランスミッション警告灯が点灯するとのことでの入庫。
お客様の話を詳しく聞いてみると、減速中に自動でシフトダウンしている時に、4→3→2→N、というように1速に入らずN(ニュートラル)になってしまうと言う。1速だけ入らないのならトランスミッション内部の故障かと思ったのだが、止まったあとは何事もなく1速に入るという。また、走行中のギアチェンジも問題ないとの事。警告灯が点灯するとの事だったのでテスタを接続すると、P1773 油圧低下のフォルトが入っていた。
フリーズフレームによると2速で走行時に、20bar まで油圧が低下している。通常このタイプの油圧は 40~50bar の間で制御されている。油圧ポンプの作動不良か?と思っていると、ポンプが作動した。ただし、作動時間は 1秒もないくらい短かった。テスタでポンプ油圧をモニタすると、30秒に1回くらいの間隔でポンプが作動する。
油圧データをモニタしている時、キーON 状態でエンジンはかかっていない。つまり、クラッチは作動していないので、油圧を消費する要因がないのに、30秒ほどで油圧が下がってしまう。また、ポンプが作動すると一気に 60bar 近くまで油圧が上がる。アキュームレータがパンクしているようである。
気体部分がないので蓄圧されず、短い時間で油圧が下がっていき、油圧ポンプが作動すると圧力が吸収されないまま急上昇、という事をくり返しているようである。シフトダウン時の不具合は走行の仕方にもよるが、5→4→3 は割とゆっくりとした間隔でシフト操作するが、3→2→1 は短い時間なので油圧ポンプの動作が間に合わないために起こったようである。アキュームレータを交換。
症状が出ないことを確認して、修理完了です。
交換後の油圧データ。キーON 状態ではなかなか低下しないので、ギアを作動させて油圧を落として確認。40~50bar 近辺で制御されている。
















