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フィアット500 1.2。業者さんからの依頼で、エアバッグ警告灯とスタート&ストップ(アイドルストップ)警告灯が点灯し、オドメータが点滅している、との事での入庫。

 

テスタで診断してみると、エアバッグECU(ORC) と通信していない。

 

フォルトコードをみると、エンジン、ボディコンピュータ、メータクラスターにフォルトが入っており、内容はエアバッグECU との通信不良がらみのものである。

 

フィアット系の車はCANネットワークに障害があると、オドメータが点滅する。また、事故時等に作動するイナーシャスイッチの役割もエアバッグECU が兼ねているため、これを認識できないエンジンECU とボディコンピュータにフォルトが入り、スタート&ストップの警告灯を点灯させている。全ての原因はエアバッグECU との通信不良のようだ。

 

この車の診断ラインはCAN 信号なので、テスタ通信できないのはECU が作動していないか、CAN ラインに問題があると考えられる。サーキットテスタでECU のコネクタ部で電源、アースを測定するが、問題なし。

 

CAN 信号をオシロスコープで点検。ハイ、ローとも、ECU まで信号はきている。

 

ECU 不良と判断して、エアバッグECU を交換。

 

プロクシアライメントを実施。

 

症状がすべて解消された事を確認して、修理完了です。

マセラティ 3200GT。スタータモータが回らず、エンジンがかからないということで入庫。

 

この車のスタータモータは、Vバンクの間にあり、インテークサージタンクを取外さなければ点検できない。バッテリもトランクルームなので、その間の電圧降下も考えられる。エンジンベイにある+ケーブル中継点で電圧を測定すると、スタータONの時でも10Vは出ていた。スタータモータ不良が濃厚なので、インテークサージタンクを取外す。

 

その下に、ウォータマニホールドがある。ここのウォータホースの弾力がなくなってくるとLLC漏れをおこすので念入りに点検。ウォータマニホールドを取外すと、スタータモータが見えるようになる。ちなみにスタータモータの下にノックセンサがある。このノックセンサはよく故障して、エンジンチェックランプが点灯するので、こういった機会に交換するようにしている。

 

スタータモータを単体でテストする。やはりスタータモータの不良であった。

 

スタータモータを交換。すべてを組付け、修理完了です。

 

スタータモータをばらしてみる。このヴァレオ製のスタータモータは、フィールドコイルの変わりに永久磁石を使用していて、コンパクトに作ってあるのだが、永久磁石をボディに接着で固定しているため、接着がはがれると作動不良をおこす。アーマチュアコイルのまわりに永久磁石がみえる。

 

コイルを外してみると、4枚すべての永久磁石が、はがれていた。

 

フィアット 500 ツインエア。12ヶ月点検での入庫。

 

下廻りを点検すると、エンジンオイルパンがオイルで濡れている。

 

ウォータポンプのガスケットからの漏れかと思い、点検したがそこらの漏れではなかった。もっとエンジン上部で、エンジンマウント取付部より漏れている。

 

このボルトを外してみると、オイルが垂れてきた。ボルトもオイルで濡れている。

 

ツインエアのウィークポイントでもある、フロントカバーからのオイル漏れで間違いないので、フロントカバーを取外す。シリンダヘッドとブロックの合わせ目のシーリングが不良で、ここをつたってオイルが漏れてくる。

 

各部を清掃して、シーリングをやり直す。フロントカバー部。

 

オイルパン部。

 

カムカバー部。

 

フロントカバーとオイルパン。取外した部分のガスケット類、クランクオイルシール等を交換。

 

全てを組付け。テスタでクランクセンサのキャリブレーションを行い、修理完了です。